第41話 巨人の侵攻

 

5体のサイボーグ戦士達が、機械生命体との戦いを開始したころ、地球に新たな宇宙船が接近していた。宇宙船の大きさは直径200メートルほどの球型で、3人の宇宙人が地球への到着を、今か今かと、狭い船内で窮屈そうに待っていた。宇宙船の発進地は7000光年離れた、惑星タイタン、搭乗しているのはネオガイア星人の亜種である『タイタンの巨人』と呼ばれる宇宙人達である。もともと、グレイの家畜であったネオガイア星人の先祖の中から、特に品質の優れたものを、グレイがより多くの食肉を生産するために遺伝子工学を使って品種改良したものが彼らの起源である。大人の平均身長は約20メートル、遺伝子操作の副作用で闘争本能が極端に増幅されている。全人口は5000万人と少ないが恐るべき戦闘民族として、銀河系中にその名が鳴り響いている。200年前、家畜であったネオガイア星人がグレイより独立した時、ドサクサにまぎれて、彼らも独立し、現在では惑星タイタンにノーマルサイズのネオガイア星人とは別の宇宙国家を樹立している。今回、地球発見の情報を入手し、地球人相手に充分、破壊と闘争の本能が満たせるかどうか、小手調べにやってきたのだ。

「それにしても、宇宙船の中は狭いのう。まだ、地球には到着せんのか。」

3人の中のリーダー格であるオケアノスが窮屈そうに、手足の筋肉をほぐしながらぼやいた。弟分であるヒューぺリオンがなだめるように答えた。

「もう少しです、兄貴。着陸したら、思う存分暴れられますぜ。地球人の町を滅茶苦茶にしてやりましょう」

もう一人の巨人であるコイオスは、ただ、目をつぶって瞑想している。どうしようもなく湧き上がってくる破壊衝動を必死に抑えているのだ。彼らにとって、狭い宇宙船の中で長時間じっとしていることが何より苦痛なのだった。やがて、球型の宇宙船は地球の大気圏に突入し、半重力装置を使って減速し、着陸態勢に入った。

 

巨人の乗った宇宙船は日本の都心の真ん中に着陸した。その場所を選んだ理由は、この星で一番、壊し甲斐のありそうな建造物がたくさん密集していたからである。宇宙船はいくつかの高層ビルを下敷きに押しつぶして着陸した。ビルの中にいた、たくさんの人々が瓦礫の下敷きとなる。3人の巨人は装甲服に身を包み、意気揚々と宇宙船のハッチから町の中へと降り立った。

「うわあああ!化け物だ。」

「逃げろーっ!巨人だ!」

たちまち人々は大パニックになった。金属の鎧のような装甲服を身にまとった3人の巨人の外見は白人である。右手に巨大な金棒を持ち、次々に手近なビルや、巨人の出現で道路上に急停車している自動車を叩き潰していく。時刻は午後4時、都心に遊びに来ていた若者や、学校帰りの学生、ショッピング中の主婦、仕事中のサラリーマンやOLなどが、悲鳴を上げながら我先にと逃げまどっていた。

「ふんっ!」

オケアノスは逃げ遅れた女子高生を金棒で一撃のもとに叩き潰した。グチャッと音がして、一瞬で血と肉の塊になる。オケアノスは、金棒の先に張り付いた女子高生の潰れた肉隗をビルの角に擦って、こそげ落とした。

「弱いのう、地球人は!」

一方、ヒューぺリオンは、晩御飯のオカズのショッピングに来ていた子連れの若い主婦の一人を捕まえ、口に放り込んだ。

「いただきまーす」

「きゃあああ、助けて、あなたっ!」

頭から飲み込まれた主婦は上半身をヒューペリオンの奥歯で噛み潰された。ヒューペリオンは主婦をクチャクチャと租借し、嚥下すると、残った骨と衣服を、ペッと道路に吐き捨てた。

「まずい。少し甘味がたらんな」

「ええーん、ママが食べられちゃったよー」

ヒューぺリオンは、母親が目の前で食べられて、泣いている男の子をあっさりと装甲服の靴底で踏み潰した。コイオスは手近にいたOLを捕まえると指先で衣服を一枚ずつ引き裂いていた。そして、全裸になると、装甲服のズボンのチャックを開け、パンツの中にその全裸のOLを押し込み、再びチャックを閉めた。OLは、コイオスのパンツの中で巨大なチンポに押しつぶされそうになり、ジタバタと暴れた。

「ううっ、この感触が、たまらん!」

全裸のOLの全身でチンポを刺激され、コイオスのチンポはビンビンに膨張した。パンツの中に入れられたOLは圧迫されて息苦しくなり、さらに激しく暴れる。コイオスは洸萌とした表情を浮かべながら再び歩き出した。

 

主婦を飲み込んだヒューぺリオンはしばらく、金棒でビルを破壊したり、逃げ惑う人々を追いかけて踏み潰したりして楽しんでいたが、やがて腹痛を感じて立ち止まった。

「何か変なものでも食べたかな」

お腹がグルグルと鳴っている。ついに我慢し切れなくなったヒューペリオンは、トイレの便座の代わりになりそうな建物を探した。そして、ちょうど目についた、高級イタリア料理店の屋根に金棒で大穴を開け、その上に、装甲服のズボンとパンツをおろして、腰を下ろした。ブリブリブリブリ・・・大量の下痢便がイタリア料理店の店内に流れ込み、避難していた、カップル客やウェイトレスを飲み込んだ。

「うわああ、助けてええ!なによこれ!」

「臭い、臭い、窒息するうう!」

「お、俺の店が・・・」

巨人の糞便に押しつぶされたという噂が広まれば、騒ぎが収まった後もこのイタリア料理店は二度と営業再開は出来まい。スッキリしたヒューぺリオンを見ていたオケアノスも尿意を催してきた。

「俺もオシッコをしたくなったぞ」

オケアノスは装甲服のチャックを下ろすと巨大なチンポをつまみ出し、ちょうど近くにあった地下鉄の入り口めがけて放尿した。ジョボジョボジョボ・・・物凄い量の小便が地下鉄構内へと流れ込んでいく。地下鉄の駅に連なっていた地下街はアンモニア臭のするオシッコで水浸しになり、非難していた会社員,OLなどがオケアノスのオシッコに押し流されて溺れ死んだ。

「ふう!スッキリしたわい。1000光年先から我慢していたからのう」

3人の巨人達は日が暮れるまで、金棒を振り回して、思う存分都心を暴れまわった。

 

日が暮れると巨人達は自分達の乗ってきた球型宇宙船を中心に半径500メートルのエネルギーバリアを張り、宇宙船の傍らでキャンプファイヤーを始めた。逃げ遅れた多くの人間達が捕まり、虫かごのような檻に入れられている。オケアノスはその中から若い女ばかりを5人選んで摘み出した。

「ひねり潰されたくなければ、裸になって俺のチンポをさすれ。」

雷のような割れんばかりの大声で命令された女達は縮みあがり、大慌てで衣服を脱いだ。女子高生やOL、付近の飲食店やショッピングセンターで働いていた女性従業員たちである。丸裸になった5人の女達は、胡坐をかいて地面に座り込んだオケアノスの腰の上によじ登り、長さ3メートル、直径50センチはあるかと思われる、そそり立ったチンポに全身でしがみついた。巨大な陰茎を5人がかりで、両腕で抱きかかえるようにし、必死で前後に動かそうとする。恐ろしく重労働で5人の女達はたちまち全身汗だくになった。

「もっと気合を入れて、足腰を踏ん張らんかい!もしイカせられなかったら、お前達全員ひねり潰されると思え」

オケアノスの脅迫に、女たちは恐怖に駆られて必死にチンポにしがみついた。しかし、女達がいくら必死になっても、あまりに、ゆっくりなピストン運動になかなか快楽を得られないオケアノスは5人の女のうち、2人に亀頭を舐めるように命令した。直径50センチはある巨大な亀頭だ。選ばれた2人の女はひねり潰されたくない一心で口と舌だけではなく、顔全体を亀頭に押し付けるようにしながら、オケアノスの一番感じる部分を摩擦した。

「うっ、ううっ、気持ちいいわい。・・・イキそうだ」

5人の女の命を賭けた顔面摩擦と、ピストン運動でとうとうオケアノスは射精した。ちょうど亀頭の先に顔を押し付けて舐めていた喫茶店のウェイトレスが、発射された精液の直撃を体にまともに受け、5メートルも吹っ飛ばされて、首の骨を折って即死した。

「キャーッ!」

残りの4人も、射精時のチンポの痙攣に弾き飛ばされて地面に尻餅をついた。

「地球人の女も、なかなか役に立つのう」

オケアノスは御満悦だった。

 

一方、ヒューぺリオンは虫かごの中から一人の若い女を選び出していた。ショッピングに来て、繁華街のブティックをぶらついている所を捕まったブランドマニアの、その女は、頭のてっぺんから足の先までをブランド品のファッションで身を固めていた。

「俺は、こう見えても、アナルオナニーが大好きなんだ。」

ヒューぺリオンは、そうブランドマニアの女に言って、おもむろにズボンとパンツを下ろすと、何をされるのかと震え上がって、直立不動で硬直しているいるその女の上にしゃがみこみ、頭から自分の肛門に突っ込んだ。ズボッ、ズボッと上半身がアナルに飲み込まれていく。

「むっ、く、苦しい・・・」

女が直腸の中で息が出来なくなり苦しみだした。高価なハイヒールを履いた、膝から下の両脚だけが、ヒューぺリオンの肛門から突き出している。ヒューぺリオンは腰を浮かせると、その脚を手で掴み、前後に動かした。

「おげえええ!」

服を着たまま全身を肛門に突っ込まれ、暗い直腸の中で全身を括約筋に締めあげられ、ウンコまみれになった女は苦しみ悶えた。その悶えようがまたヒューぺリオンには絶好の刺激となる。アナルオナニーを開始して20分後、ヒューぺリオンは射精した。ようやく肛門から引き抜かれた女は、呼吸困難と臭さのために、気絶していた。高価なブランド品の衣装が全身ウンコまみれになって、黄色く変色している。こんな調子で巨人達の饗宴は果てしなく続いた。その間エネルギーバリアの外では、日本の警察や自衛隊が包囲し、バリアに対してありとあらゆる近代兵器で、無駄な攻撃を繰り返していたが、全く歯が立たなかった。その日から一週間、巨人達は、好き放題、都心を暴れ周って破壊したあげく数百人の人間を、『土産』と称して球型宇宙船に詰め込んで飛び去っていった。彼らが去った跡のオフィス街は広範囲に渡って瓦礫の山と化し、数千人の死傷者が出ていた。日本人にとって阪神大震災、地下鉄サリン事件以来の大災害であった。

 

東京都千代田区の総理大臣官邸の執務室。日本国首相と、アメリカ合衆国大統領のホットラインが繋がっていた。マイクに向かって喋る、日本国首相の顔は青ざめていた。

「・・・宇宙人が、宇宙人が、東京で暴れているのです!」

「落ち着きたまえ。宇宙人の存在など、我々はとうの昔から察知している。」

アメリカ大統領がなだめるように言った。思いがけない返事に日本国首相は呆然とした。アメリカ大統領は話を続けた。

1947年にロズウェルで起きたUFO墜落事件の話は聞いたことがあるだろう。あれは実は本当の話なのだ」

「ロズウェル?何ですか、それは?」

「なに、知らないのかね!たまにはオカルト雑誌でも読みなさい。まあいい、その時、我々はグレイと名乗る重症を負った宇宙人と、墜落したUFOの残骸を回収した。以来50年間、我々はネバダ砂漠の地下にある軍の秘密施設で、宇宙人に関する研究を進めてきた。いいかね、この宇宙には多くの、高度な文明を持つ宇宙人が存在し、地球を狙っているのだ。・・・だが、その研究施設も数ヶ月前、突如、宇宙人の攻撃を受けて壊滅した!」

「知らなかった、信じられない・・・驚愕した」

「さらにだ。NASAの観測によると、地球上空1万キロメートルを大型の宇宙船が半年前から周回しているらしい。CIAからの報告では、日本にも宇宙人の秘密基地があることがわかっている。宇宙人達はそこを拠点に、人間を捕まえて、脳にコンピュータを埋め込み、自分達の奴隷に改造しているらしい」

「そ、そんな・・・それで対抗手段は?」

「今の所ない。しかし、我がアメリカ合衆国国防省が総力をあげて、いくつかの反撃作戦を検討している。しかし、実際に宇宙人に通用するかどうかはわからん」

「もし、宇宙人と戦うような事態になった場合、わが国にはアメリカを経済的に援助する用意があります」

「うむ、人的支援も忘れんようにな。くれぐれも、日米安保条約を結んでいることを忘れるなよ」

「わかっております、大統領閣下!」

ホットラインは切れた。

 

第42話 三国志の英雄たち

 

紀元208年、中国長江流域の城塞都市、新野に久石千鶴はいた。ネオガイア星人の生体実験によって不老不死にされていることにはすでに気付いている。千鶴が紀元5年の北ヨーロッパに時間航行機で置き去りにされてからすでに203年が過ぎていた。その間、千鶴は20歳の若さを保ったまま生き続けている。いつか、現代に帰り着き、自分をこんな目に合わせた宇宙人に復讐をしなくてはならない。ローマ帝国でセックス奴隷にされた後、千鶴は世界各地を奴隷商人によって転売され続けていた。すでに、様々な人種の、どこの誰とも知れない男の子供を数え切れないぐらい生んでいる。千鶴の生んだ子供達は不老不死ではないため、すでに世界各地で死んでいた。地中海世界で奴隷として転売され続けた千鶴はペルシャで脱走に成功し、日本へ戻って時を待つためにシルクロードを渡った。しかし、中国文化圏の入り口である敦煌の手前で盗賊に襲われ、またしても奴隷として売られたのだった。その後、中国大陸を転々としながら後漢時代をセックス奴隷として過ごし、新野の町にたどり着いたのだった。そしてそこで、進駐してきた歴史上名高い英雄、劉備玄徳の義弟である張飛翼徳に買われたのである。張飛は武将としては有能であったが、酒乱の乱暴者だった。酒を飲んで酔っ払うと手がつけられず、奴隷である千鶴を殴った。

「やめてください、御主人様、どうぞご勘弁を!」

千鶴は土下座をして、必死に謝った。長年の奴隷暮らしですっかり奴隷根性が板についている。張飛はなおも、千鶴を殴ったり蹴ったりした。毎日暴行を加えられるので千鶴の体は青痣だらけである。

「傷物の奴隷の癖に、天下の英雄に逆らうのか。脱げ!裸になって股を広げろ」

千鶴は粗末な奴隷の着物を脱ぎ、全裸になった。千鶴の体には200年の間の奴隷生活で付いた傷跡や、世界各地で押された奴隷の焼印があちこちに刻みこまれている。千鶴は土間に仰向けに寝転がると張飛の方に向けて、大きく足を広げ、オマンコを見せた。張飛はそんな千鶴を軽侮するようにあざ笑った。

「汚れた体だな。やっぱりお前は生まれ付いての奴隷だ。いくら若くて顔が美しくてもこれじゃあな」

「張飛様、千鶴のオマンコに、天下無敵の張飛様の巨根をぶち込んで下さいまし。」

「それしか、能の無い奴隷女め」

張飛は荒々しく千鶴に覆いかぶさると、酒臭い息を吹きつけながら千鶴のオマンコに挿入した。

 

やがて、千鶴は張飛の子供を身ごもった。しかし、張飛は千鶴を単なる奴隷としてしか見ておらず、暴行やセックスを止めようとしない。天下の英雄であり、40代半ばの張飛には何人もの高貴な家柄の正室や側室がいるのだ。奴隷である千鶴は言葉をしゃべる家畜、ぐらいにしか思われていない。しかし、千鶴は、生き延びるためにはどのような暴虐にも耐えるしかなかった。やがて、妊娠4ヶ月になった頃、新野の町が曹操軍の急襲を受けた。町は火の海となり、張飛を含む劉備の軍勢は人民を引きつれ落ち延びていった。千鶴は曹操軍の先鋒、夏候惇により捕えられ、乱世の奸雄、曹操の前に引きずり出された。延臣たちの居並ぶ天幕の中で千鶴は裸にむかれて引き据えられた。曹操は燃えるような眼差しを千鶴にむけた。

「そちの腹の中にいるのは張飛の子供か」

「そうでございます」

「わしらは、あの張飛という無骨者に今まで散々、煮え湯を飲まされておる。奴隷とはいえ、張飛に連なるものを処罰せぬわけにはいかぬ」

「どうぞ、命ばかりはお助けを。私めは、ただの卑しい奴隷でございます。助けて頂けるならば、どのような辱めでも受けまする」

千鶴は必死に懇願した。現代に帰り着くためには、こんな所で死ぬわけにはいかない。曹操の目が残虐に輝いた。

「ならば、ここでそなたが人間以下の奴隷であることを証明してみよ。皆の者が納得すれば命だけは助けてつかわそう」

「ありがたき幸せ」

千鶴は股を広げ、オナニーを始めた。居並ぶ延臣たちが眉をひそめる。クリトリスが切除されて、無いため、オマンコの奥に指を深々と突っ込み、Gスポットを探る。

「ああっ、いくう!」

千鶴は腰をくねらせ、体を痙攣させた。しかし、こんなことでは、曹操の表情は変わらない。もっと浅ましい振る舞いをしなければならない。千鶴はいきなり、しゃがんで脱糞すると、犬のように四つん這いになり、まだ湯気が立っている自分のウンチを貪り食った。千鶴はさらにニワトリの真似をして、両手をバタつかせて走り回った。

「コケーッ!コケーッ!」

口の周りにはウンチがついている。次に千鶴は猿の真似をして飛び跳ねた。

「ウキーッ!ウキーッ!」

そして最後に自分で自分の顔をほっぺを平手で思い切り叩き始めた。ピシャーン、ピシャーンと天幕の中に小気味のいい音が響き渡る。千鶴の顔が内出血で紫色になり、口の中が切れて、唇の端から血が流れ始めたとき、ようやく曹操から許しの言葉が出た。

「奴隷の女よ。そなたが正真正銘の奴隷であることがよくわかった。生かしておいても後顧の憂いは無かろう。命ばかり助けてやる」

千鶴は曹操軍の捕虜として生かされることになった。

 

落ち延びた劉備の軍勢は長江の南に割拠する、江東の虎、孫権と手を結んだ。劉備、孫権連合軍と、天下統一を狙う曹操の軍勢は長江を挟んで対峙し、決戦のために艦隊を集結させつつあった。曹操は新しく建造した艦隊を赤壁に布陣させ、時を待った。張飛の子供を身ごもった妊娠4ヶ月の千鶴は、見せしめのため、素っ裸に剥かれ、曹操の旗艦の船首に吊るされた。季節は冬だったが、長江流域は緯度が高いため、寒くはない。以前、張飛に面目を潰され、恨みをもっている夏候惇がしきりに鞭で千鶴の体を鞭打っている。

「おのれ、張飛め、クビを洗って待っておれ!必ずや、この恨み晴らしてくれる!」

鞭打たれながら、千鶴は歯を食いしばって必死に耐えていた。

(こんなことで負けてたまるものか。宇宙人め。何があっても生き延びて、必ず復讐してやる・・・)

千鶴が吊るされて1週間目、夜半に、深い霧が立ち込めた。そして、突如としてそれまでの風向きが変わり、東南の風が吹き始めた。長期間、吊るされて、意識の薄れ掛けていた千鶴はボンヤリと嫌な予感を感じた。

(ま、まさか、今日は・・・)

千鶴は遠くで鬨の声を聞いた。霧の彼方から、凄まじい数の火矢が飛んでくる。世に言う赤壁の戦いの始まりである。劉備・孫権軍の奇襲の前に曹操の艦隊はたちまち炎に包まれた。

「熱い、熱いわ!」

千鶴の周りにも火が回ってきた。.誰も千鶴を助けようとする者はいない。兵士達が焼け死んでいく絶叫が遠くから聞こえる。

(くそっ!こんなところで死ねない・・・)

とうとう、曹操の旗艦は焼け落ち、船首に吊るされた千鶴も倒れこむマストとともに、長江に投げ出された。

 

第43話 家族支配、恐怖の居候

 

宇宙母艦オリンポスを脱走したネオガイア星人の下級兵士テミストクレスが、高原家に潜伏してから約4ヶ月が過ぎていた。テミストクレスは高原家一家5人に宇宙艦から持ち出した奴隷用の電撃首輪をはめ、自分一人のために暴虐無人に奉仕させていた。

<高原家、家族構成>

高原博和(家長。44歳、大手自動車メーカー管理部門の課長)

高原良枝(妻。42歳、専業主婦)

高原沙貴(長女。18歳、公立高校普通科3年生)

高原篤志(長男。15歳、公立中学3年生)

高原玲華(次女。13歳、公立中学1年生)

 

テミストクレスはその日の午後、高原家のリビングルームで、四つん這いになった全裸の玲華を座椅子がわりにしてテレビを見ていた。テレビのワイドショーでは都心に3人の巨人が現れ、オフィス街を滅茶苦茶にしたというニュースで持ちきりだった。

(タイタンの巨人どもだ。とうとう奴らまで地球に現れやがった・・・)

高原家は郊外にあるため、巨人達の破壊による被害は受けていない。家長の高原博和が交通規制のため、ここ23日勤務先の会社から帰って来れないぐらいだった。

(まあ、いい、この家に潜んでいればしばらくは安全だろう)

テミストクレスは楽観的に考え、今の生活を当分楽しむことにした。テミストクレスは主婦である、全裸でエプロン姿の良枝を呼びつけた。

「足を揉んでくれ。それから、お前の舌で指を一本ずつ綺麗にしゃぶってくれ」

「はい、テミストクレス様」

良枝は従順に従った。高原家の人々にとってテミストクレスの支配は日常生活の一部になってしまい、最近では反抗する気持ちも湧かなくなっている。良枝と玲華は妊娠していたが、誰の子供かは判らない。テミストクレスに強要されて日夜、家族で近親相姦の乱交を繰り返しているのだ。まだ二人とも妊娠2ヶ月なのでお腹はそんなに目立たないが、中絶することはテミストクレスによって禁止されているので、いずれ中学1年生である麗華の方は学校で問題になるだろう。長男の篤志は中学校に行っている間以外は、ガレージの犬小屋に全裸で繋がれている。先月誕生日を迎えた高校3年生の長女の沙貴は、毎日、テミストクレスのセクハラを受けつつも大学受験の真っ最中だった。

 

その日の晩も家長の博和は交通規制のため帰宅出来なかった。夜も更け、夜中の12時をまわったころ、テミストクレスが玲華に、犬小屋につながれている兄の篤志を散歩に連れてくように命じた。時々、こうやって、人気の無い夜中に篤志を散歩に連れて行くのが習慣になっている。

「犬もたまには運動させんとな」

玲華にはミニスカートとTシャツの着用だけが許可された。もちろん外出時も下着の着用は禁止である。犬の篤志が身につけるものは全裸に鎖つきの犬用首輪だけである。篤志は、常にガレージに全裸でつながれているため、いつも風邪気味だった。この前も高熱を出し、母親の良枝がテミストクレスに懇願したが、医者へ行くことはおろか、衣服を着ることも許されなかった。テミストクレスと玲華は、全裸の篤志の鎖を引っ張って夜中の町へと散歩に出かけた。犬扱いの篤志は四つん這いで歩かなくてはならない。夜中なので人通りはないが、もし誰かに見付かって騒がれても、テミストクレスが持っているレーザー銃を麻痺レベルで撃って眠らせればよい。彼らの散歩のコースはいつも決まっていて、途中にある数箇所の電信柱に、オシッコのかわりに精液をかけていくことになっている。風邪をひいている篤志は、体調不良のため、3箇所目の電信柱で思うようにチンポが立たなくなった。

「おい、早くしろ。寒いじゃないか!」

テミストクレスがせかした。3月とはいえ、夜中になるとかなり冷え込んでいる。もちろん、全裸の篤志はもっと寒いのだが・・・

「玲華、手伝ってやれ。兄ちゃんのチンポをさすってやるんだ。」

玲華はしぼんでいる、兄のチンポを右手でつかみ、しごき始めた。妹の手で触られ、どうにか篤志のチンポは勃起する。玲華は仰向けに道路に寝転んだ篤志の上に馬乗りになり、ミニスカートを穿いたまま、ノーパンの股間を兄の顔面に押し付けた。

「お兄ちゃん、玲華のオマンコを舐めるのよ。そうすればいつも元気になるでしょ」

篤志は夢中で玲華のミニスカートの中に頭を突っ込み、妹のオマンコにむしゃぶりついた。いつも寒さに震えている篤志にとって、たとえどんなに屈辱的であっても、暖かい妹のオマンコに触れ、体温を感じることは天の恵みなのだ。篤志は妹の手の中に射精した。

 

合計7箇所の電信柱に射精し、2時間後にテミストクレス、玲華、犬の篤志は帰宅した。近所の人には誰にも発見されていない。風邪を引いているのに、7回も射精を強要された篤志はぐったりとし、帰るなりガレージの犬小屋で眠り込んでしまった。テミストクレスはその晩は、玲華のベットに一緒にもぐりこみ、妊娠2ヶ月の13歳の玲華に無理矢理セックスを強要してから眠りについた。その日も熟睡だった。次の朝、テミストクレスは朝7時に起きた。今日は、長女沙貴の大学受験の日である。高校が進学校で、成績もトップクラスである沙貴は、超難関といわれる国立大学を第一志望にしているのだ。テミストクレスは試験場に付き添いで行くことにしていた。

「ノーパン、ノーブラでオマンコにはこいつを入れていけ」

テミストクレスは沙貴にリモコン式のバイブを渡した。卵型で、挿入したまま、普通に歩くことも出来るタイプである。昨日、母親の良枝にアダルトショップまで買いに行かせたのだ。沙貴はかなり迷惑だったが、逆らえないので感情を顔には出さずに素直に受け取って朝食を食べながらオマンコに挿入した。試験場には通学している高校の、ダークグリーンのブレザーの制服を着て行く。下着は禁止なので穿くことは出来ない。沙貴はテミストクレスと二人で電車に乗り、試験会場のある大学へと向かった。スキンヘッドの中年の白人に付き添われてやってきた沙貴を、みんなが好奇の目で見ている。沙貴は視線を無視し、試験場である教室に入ると緊張した面持ちで試験の開始を待った。やがて、試験が始まった。そのとき、試験場の外からテミストクレスがリモコンバイブのスイッチを入れてきた。

「あっ、いやっ・・・」

沙貴は思わず声をあげ、試験官に睨まれた。必死で声を押し殺す。静まり返って、鉛筆の音だけがする試験会場に、かすかに股間から、ジジジジジ・・・というバイブの振動音が漏れている。沙貴の全身から冷や汗がタラタラと流れ始めた。

(い、いいっ・・こんなの、いやっ・・試験官に見付かったら失格にされちゃう)

巡回してきた、中年男性の大学職員らしき試験官が、沙貴の股間からもれる振動音に気付き、いぶかしげな顔をした。額から汗を流し、顔を上気させている沙貴をじっと見つめる。試験官はどうしようかと迷っているようだったがやがて、何事も無かったかのように再び巡回して行った。

(ふう、助かったわ・・・あっ、ああ、で、でも、もう駄目・・・)

沙貴は声を押し殺して試験中に絶頂に達した。

 

試験の一科目目がようやく無事に終わり、沙貴は試験場の外で待っているテミストクレスに報告しに行った。テミストクレスが尋ねた。

「どうだ、試験は出来たか?」

「ええ、・・・まあ、はい、テミストクレス様」

実際には、集中出来なかったためとても試験が出来たとは思えない。

「そうか、それなら今度は、これを注入してやろう」

テミストクレスは上着のポケットからイチジク浣腸を取り出した。沙貴を校舎の端の階段の影に連れて行ってスカートをまくりあげる。そしてノーパンの尻を突き出させ、可愛らしい蕾のような肛門にイチジク浣腸を注入した。

(うっ、ううっ・・・そ、そんな、これじゃ試験どころじゃないわ)

二科目目、沙貴は股間のバイブとかけくだる便意の両方と戦いながら試験に挑まなければならなかった。汗で体中ビッショリになり、体がガクガクと震えた。それでもどうにか耐え抜き、二科目目を無事終えると同時にトイレに駆け込もうとした。

「まだだ、トイレに行くことは許さん」

テミストクレスの冷たい声に沙貴の顔は青ざめた。もう我慢が限界にきている。

「もう一つ追加だ」

テミストクレスはさらにもう一個、ポケットからイチジク浣腸を取り出した。沙貴は懇願した。

「もう、無理です。お願いです、トイレに行かせてください。出、出ちゃいます・・・」

「なんだと、俺様の言うことが聞けないってのか!久しぶりに電撃を食らわせてやろうか!」

沙貴は従うしかなかった。さらにもう一個のイチジク浣腸を物影で自分のアナルに注入し、昼食時間を挟んで三科目目に挑んだ。食欲が湧くはずも無く、朝、コンビニで買ってきたお弁当も半分以上残してしまった。試験が始まるなり、再びテミストクレスがリモコンバイブのスイッチを入れた。

(うっ、ううう・・・苦しい・・)

三科目目の試験が始まって15分ぐらい経った頃、とうとう沙貴の忍耐に限界が来た。股間に挿入されているリモコンバイブの振動でオルガスムスに達した瞬間、締め上げていた肛門の括約筋の力が抜けたのだ。ブリブリブリ・・・ドロドロになった大量のウンチが堰を切ったように流れ出し、沙貴がノーパンだったため、たちまち液状のウンチは座っている椅子から床に広がった。悪臭が立ち込め、周りの受験生がざわめいた。便意との戦いから逃れ、天にも上る解放感に浸った沙貴は次の瞬間、我に返ってパニックになった。そして、恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤にして立ち上がると一目散に教室を飛び出して行った。こうして沙貴は試験を途中で放棄しため、第一志望の大学を不合格になった。

 

次の日曜日、テミストクレスと高原家の一家はファミリーレストランで外食をすることになった。

「ギャハハハハ。沙貴の不合格祝いだ」

テミストクレスは大笑いしている。沙貴は唇をかんで涙をこらえていた。結局、滑り止めで受験した三流の私立大学に進学することになっている。博和、良枝、沙貴、玲華、テミストクレスの5人は高原家の自家用車である大型のワゴン車に乗って出発した。長男の篤志は犬扱いであるため置いてきぼりをくらい、ガレージの犬小屋につながれたままである。

「篤志ちゃん、お土産を買ってきてあげるから我慢してね。」

母親の良枝が出掛け際になだめていたが、完全に篤志はふてくされていた。

(何でいつも、俺だけこんな目に・・・グレてやる)

いくら大型のワゴン車といえども5人が乗ると狭いため、玲華は最後部のトランクに放り込まれている。博和が運転し、良枝が助手席で、テミストクレスと沙貴が後部座席だった。もちろん高原家の女3人は全員ミニスカ、ノースリーブス姿で、下着の着用は禁止である。腋毛を剃ることもテミストクレスによって禁止されているため、3人とも腋から黒い毛がチョロチョロとのぞいている。テミストクレスは車に乗っている間中、いつものように沙貴にキスをしたり、スカートの中に手を入れてクリトリスを摘んだり、乳房を揉んだりのセクハラ行為を繰り返していた。前の座席の両親は顔をこわばらせていたが、見て見ぬ振りをしている。やがて、ファミリーレストランに到着し、テーブルに腰を下ろすとテミストクレスが陽気に言った。

「さあ、どんどん喰え。金はいくらでもあるから心配するな」

もちろん、その金は高原家の貯金通帳から下ろしてきたお金である。家のローンや車のローンが残っているので家計は苦しいのだが、奴隷用の電撃首輪を嵌められているため、テミストクレスのやることに口は出せない。テミストクレスはウェイトレスを呼ぶと、勝手に大量の料理を注文した。豪勢な料理が次々と運ばれてきて、テーブルを埋め尽くした。

「俺が注文したんだ。残らず食えよ」

テミストクレスが脅迫まがいの口調で言うと、4人はしぶしぶ食事を始めた。良枝と玲華はつわりで気分が悪く、沙貴は受験の失敗で落ち込んでいる。博和はローンや家計のことが心配で食欲がなかった。テミストクレス一人が上機嫌だった。

「こいつをぶっかけると、もっと美味いんだ」

テミストクレスはテーブルの隅にあった砂糖のビンを掴むと、玲華が食べているハンバーグ定食のライスの上に中身を全部振りかけた。

(うえっ・・・まずいよー)

玲華は砂糖入りの御飯を食べながら吐きそうになった。テミストクレスはさらに醤油をビンごと、良枝の味噌汁にぶちまけた。

「ワハハハハ。お前の毎日作る料理より美味いだろう?」

「はい、美味しいです。テミストクレス様・・・」

泣きながら良枝は味噌汁をすすった。最初に運ばれてきた料理が食べ尽くされてなくなってきた頃、テミストクレスは次から次へと追加で料理を注文し始めた。定食、ラーメン、ピザ、スパゲティ、ドリアン、デザートのフルーツパフェなどが大量に運ばれてくる。すでにお腹がいっぱいである高原家の4人は青くなった。

「テ、テミストクレス様。こんなには食べられないです」

さすがに博和が抗議した。テミストクレスの表情が鬼のように変わった。

「なんだと!なんだその言い草は!沙貴が落ち込んでると思って、この俺がせっかく気を効かせて注文してやっているんじゃないか。残さず食べて、皿まで綺麗に舐めるんだ!」

怒鳴りだしたテミストクレスに4人は逆らうことが出来ず、吐き気をこらえながら料理を胃袋に押し込んでいった。そして最後に食器の底を、命令どおり家族4人でペロペロと舐めている光景を、周りの客たちやレストランの従業員達は呆れながら、好奇の目で見ていた。

 

第44話 総攻撃

 

地球上空1万キロメートルを周回する宇宙母艦オリンポスの会議室ではヘラクレス提督始め、主だったものが集まり、今後の方針を話し合っていた。議題の中心は『タイタンの巨人たち』に関してであった。

「奴らのせいで地球の人間に、宇宙人の存在が完全にバレてしまった。もはや、これ以上我々の存在を隠しても仕方がない」

ヘラクレス提督は渋い顔をしていた。地球に関する利権を他の星間国家に奪われたくはない。地球はネオガイア星人発祥の地であり、当然地球に存在する全ての資源、生き物はネオガイアに所有権があるはずだ。先祖が同じとはいえ、タイタンの巨人たちなど、遺伝子操作により生み出された奇形に過ぎない。

「地球人に我々の存在を知らしめ、彼らに従属心を植え付けたい。既成事実を作るのだ。そのため、地球全土に向けて、テレビ中継をしようと思う」

ヘラクレス提督の提案に宇宙科学技術省のソクラテス船長が賛成した。

「それはいい考えですな。地球人が我々の恐ろしさを、心の底から思い知るような内容にしましょう」

「本当は、直接武力で地球人を支配下に置ければいいんだが、いくらなんでも我がオリンポスだけでは、全土を占領するわけにはいかん。地球の全ての都市をエネルギー砲で灰にすることは出来るがな。・・・といって、本国からの援軍を待っていては、みすみす他の宇宙人の干渉を許すことになってしまう」

「さすが提督、御英断ですな。では、早速、放送の準備に取りかかりましょう。」

幕僚の一人が褒め称えた。

 

ネオガイア星人の宇宙母艦オリンポスからのテレビ中継が始まった。全世界のテレビ局の電波が強制的に電波ジャックされる。まず最初にヘラクレス提督が画面に登場し、各国語に変換する自動翻訳機を通して高圧的な態度で話し始めた。

「我々は、5000光年の彼方にあるネオガイア星からやってきた宇宙人だ。地球に住む人間達よ。君達は今まで知らなかったと思うが、実は地球は我々の所有物でなのである。当然地球上の全ての天然資源は我々のものであり、地球人類は全て我々の奴隷なのだ。これは星間文明の宇宙協定に乗っ取った正当な権利である。抵抗しようとしても無駄だ。我々、ネオガイア星人に奴隷の誓いを立てるのだ。」

たまたま、その放送を見ていた世界中の人々は半信半疑だった。もし、数日前に東京でタイタンの巨人が暴れたという事件がなければ、テレビ局のドッキリだと思って、全く誰も信用しなかったに違いない。

「地球人達よ。もし、我々に逆らえばどうなるか、今から見せてやろう」

画面が切り替わって、現れたのは生首だけの姿にされて生かされ続けている内田美帆(20歳、元女子大生)だった。最初に彼女が誘拐されてからすでに半年以上が過ぎている。生首だけの美帆がカメラに向かって喋り始めた。

「地球の皆さん。彼らに逆らっても無駄です。とても勝ち目はありません。どうか、おとなしく奴隷になって下さい。私も、半年前まで、日本の普通の女子大生でしたが、宇宙人に誘拐されて、今ではこんな姿で、オモチャにされています。・・・お父さん、お母さん、助けて!妹の美菜も捕まっているの・・・」

生首の美帆は泣き出して、顔がくちゃくちゃになった。たまたまテレビを見ていた、美帆の両親は驚愕した。画面が切り替わり、今度は首なしで生きている妹の内田美菜(17歳、元女子高生)の全裸の肉体と、便器に埋め込まれて人間ウォシュレットとして生きている首から上の美菜の頭部が交互に映し出された。オリンポスの広報担当で、今回解説係を受け持っている艦隊士官のイソップがナレーションを入れた。

「このように、彼女はネオガイア星の技術で生体部品として生き続けています。地球の皆さん。我々との圧倒的な科学力の差がおわかり頂けましたか?」

給水タンクから美菜の鼻に水が注入され、口から尻洗浄のため放水される様子が映し出される。美帆と美菜の両親はテレビの前で口をポカンと開けたまま、ただただ呆気にとられて硬直していた。次に、生体ダッチワイフ改造された樋口亜希子(20歳、元女子大生)と、生体ダッチハズバントに改造された坂本憲昭(27歳、元大手商社マン)が映し出された。二人は半年間の間に完全に色情狂と化しており、際限のないセックスにのめり込んでいる。目はうつろで表情も白痴化しており、正常な思考はかなり前からすでに止まっているようだ。ほとんど言葉も忘れ去って、ただ喘ぎ声だけを上げている。さらに、映像は地球人を素材にしたサイボーグ戦士達の禍々しい姿を映し出し、彼らが、地球各所で人間を殺戮する光景を映した。また、ネオガイア本星で行われた、拉致された地球人奴隷を使った殺人決闘ショーや、殺人スポーツなどの様子も放映された。そして最後にヘラクレス提督が再び登場し、最後を締めくくった。

「どうだ、恐れ入ったかね地球人諸君!我々に逆らうとどうなるかが、よくわかっただろう。今から1週間だけ考える時間をやろう。その間によく話し合い、我々の奴隷になる覚悟をきめるのだ。1週間後に全地球人の奴隷誓約書に署名してもらう」

放送が終わり、その直後、世界中がパニックになった。

 

ネオガイア星人による電波ジャック放送について、連日連夜テレビ各局で特番が組まれ、新聞は一面トップで書きたてた。政府には放送の真偽を問う問い合わせが、マスコミや各界から殺到したが、現時点では調査中、という解答しか得られなかった。放送に登場した、内田姉妹や、樋口亜希子、坂本憲昭などの拉致された地球人達の肉親、知人にはマスコミの取材が殺到した。彼らは『宇宙人による拉致被害者の会』を設立した。同様の騒ぎは世界中のあらゆる国々でおこっており、世界最強の軍事力を誇るアメリカ合衆国も同様であった。世界のリーダーを自負するアメリカ合衆国大統領は、世界中に散らばる同盟各国の首脳とホットラインを使って秘密協議を行い、短期日のうちに共闘体勢を確立した。日本の首相も日本国内での米軍の軍事行動を容認する約束をした。ネオガイア星人が一方的に決めた1週間の猶予期間のうちの5日目、アメリカ大統領は、ホワイトハウスからペンタゴンの地下にある、核シェルターの中に大統領の執務室を移し、宇宙人に対する反撃作戦を開始することにした。

「かねてより、検討されていた、宇宙人迎撃プランのうち、まず、ミッション1を発動する」

大統領が国防総省の幕僚達に指示した。ミッション1とは長距離核ミサイルを大気圏外用の大型ロケットに改良したものを、上空1万メートルの宇宙人の大型母艦に向けて打ち上げ、波状攻撃をしかけるのである。大統領が何重にもかけられたセキュリティを解除して発射ボタンを押し、第一波の50基の核ミサイルがアメリカ各所の空軍基地より飛び立った。

「これで、宇宙人が撃退できるかどうかは、全く不明だ。同時にミッション2を実施する」

大統領が指示し、ミッション2の作戦責任者であるCIA長官が衛星電話の秘密回線を使って、日本にいる部下達に作戦開始のゴーサインを出した。

 

 日本の首都圏の住宅街にある個人経営の桃園産婦人科医院の周囲に突然、人通りが多くなっていた。一見して、サラリーマンや主婦など通りすがりの通行人にしか見ない彼らは、日本の国家公安庁の捜査官や、CIAに雇われた工作員達の変装した姿だった。アメリカ人と思われる外国人の姿もちらほらと混じっている。少し離れたところにさりげなく駐車された大型トレーラーの中には、日本の警察所属のSATや、アメリカ特殊部隊グリーンベレーの隊員達が銃火器に身を固めて待機していた。今までの調査で、この産婦人科医院の地下が宇宙人の前進基地になっていることが判っている。ここを占拠し、反撃の手掛かりを掴むのがミッション2の作戦目的である。桃園産婦人科医院の内部には、囮として公安庁の4名の若い女性捜査官とCIAの女性工作員1名が、外来患者を装って診察室に入り込んでいた。そのうちの一人、主婦に変装した城山朋子(27歳公安庁捜査官)は妊娠検査を装って、診察台の上で中年男性の医者の前に剥き出しの下半身を広げていた。

「先生、赤ちゃん、出来てますか?」

「うーんおかしいですねえ、妊娠はしていないようですが。妊娠判定剤が間違って反応する、ということもよくあります。その代わりといってはなんですが、性病の兆候があるようですね」

医者の思いがけない答えに朋子はギクリとした。

(性病?大変、気をつけなくちゃ・・・)

そのとき、診察室の奥から銀色のスペーススーツに身を固めた数人のネオガイア星人たちが飛び出してきた。彼らの目的は、気に入った若い女性患者の脳にコンピューターを埋め込み、自由自在に動く、操り人形にすることである。しかし、朋子はあわてなかった。ここまでは予想された事態である。朋子は歯を噛み締めて、奥歯に仕掛けられた発信機のスイッチを入れた。これを合図に待機している、全ての捜査官や工作員が突入してくることになっている。まず、待合室にいた、4人の女性捜査官と工作員が診察室に飛び込んできた。彼女らは変装しているため素手ではあるが全員、格闘技のプロである。レーザー銃を持っていたネオガイア星人の兵士達は、不意をつかれて、全員あっという間に、手刀や、蹴りなどで叩きのめされて床に転がった。

「奥に地下に通じる通路があるわ」

CIA女性工作員のヘレン・マンスフィールド(28歳、白人、髪の色ライトブラウン、瞳の色グレー)が本棚にカムフラージュされた地下の秘密基地に降りる階段の入り口を見つけて叫んだ。ためらいのない素早い動きで、ヘレンを先頭に5人の女性は地下へと降りていく。産婦人科の地下はかなり大規模な、見たこともないような様々な機器が設置された宇宙人の秘密施設になっていた。基地責任者であるペルセウス隊長は驚いた。まさか、地球人にこの秘密基地の存在が知られているとは思っていなかったのだ。

「緊急事態だ、全員迎撃しろ。すぐに上の病院をバリアで外界と遮断しろ!」

あわててペルセウス隊長が指示したが、すでに遅かった。朋子の合図でトレーラーを飛び出した急襲部隊の隊員達がすでに病院内に入り込んでいた。操り人形になっていた看護婦や、入院患者達が取り押さえられ、応戦するネオガイア人兵士達が数名射殺される。

「くそっ、やられた!一時撤退だ。全員、転送機でオリンポスに脱出する。急げ!」

生き残ったネオガイア星人たちが次々に基地の一番奥にある瞬間物質転送機から脱出していった。最初に突入した、ヘレン、朋子ら5人は倒れたネオガイア星人から奪いとったレーザー銃を手に持って、逃げる宇宙人たちと応戦しつつ転送室まで追いすがった。

「どうしますか、ヘレン。彼らの後を追いますか?」

転送機の前で朋子がヘレンに尋ねた。CIA所属であるヘレンが5人の指揮を取っている形になっている。ヘレンの答えは明確だった。

「追うしかないわ。このチャンスを逃せば、二度と宇宙人に対抗する機会がなくなるかもしれない」

最後のネオガイア星人が転送室から消えたあと、5人は果敢にも転送機の中に入り込み、最後に消えた宇宙人が押したのと同じボタンを押した。5人は消え、次の瞬間、転送機にセットされていた自爆装置が作動した。急襲部隊の隊員達が地下基地を制圧したとき、すでに転送機は粉みじんになっており、衛星軌道上の宇宙母艦オリンポスへ至る道は完全に途絶されていた。

 

 地球上空1万キロメートルを周回する宇宙母艦オリンポスの司令室ではヘラクレス提督が探知オペレーターの報告を受けていた。

「提督、地球から打ち上げられた50基のミサイルが接近してきます」

「ミサイル?地球人め、抵抗しても無駄だというのに血迷ったのか」

ヘラクレス提督はモニターに映し出されたミサイル群の映像とコンピューターが計算した数字を交互に見比べた。

「なんて、原始的なミサイルなんだ。スピードが遅すぎる。これではオリンポスに到着するまで半日はかかるぞ」

ヘラクレス提督は馬鹿にしたように言った。

「正確には4時間37分後です。提督」

「エネルギー砲で撃ち落とすように砲撃手に伝えろ」

「前進基地のペルセウス隊長より緊急連絡です。地上の秘密基地が、地球人の攻撃を受けているようです。ペルセウス隊長は基地を放棄して転送機でオリンポスに脱出する、と言っています」

「地球人のくせに小癪な!」

しばらくして、また報告が届いた。

「オリンポス艦内に転送機を使って、5人の地球人が侵入しました!」

「くそっ、非常事態警報発令!艦内の民間人は部屋から出るな。警備班を出動させて侵入した地球人を殺せ!」

ヘラクレスは予期せぬ反撃に怒り狂っていた。

 

オリンポスの転送室で実体化したヘレン、朋子、他3名は、転送室にいたネオガイア星人を手に持っていたレーザー銃で撃ち殺した。

「ここはどこ?」

紺色のOLの制服を着た女性捜査官の木之本恵美(26歳)がたずねた。5人は変装して産婦人科に潜入していたため、服装は、主婦っぽい私服、スーツ、OLの制服などバラバラである。

「宇宙人の大型宇宙船の中だと思うわ」

グレーのスーツ姿で、英会話教室の外国人講師、という設定で潜入していたヘレンが答えた。やみくもに転送機に突入してみたものの、これからどうすればいいか見当もつかない。

「これからどうしますか?」

主婦姿の朋子が不安そうにたずねた。リーダーは実戦経験豊富なCIAのヘレンである。

「ここが宇宙船の中だとすると、絶好のチャンスよ。動力部を破壊するか、司令室を乗っ取るかすれば、宇宙人を降伏させることが出来るかもしれないわ」

残りの4人は無言でうなづき、ヘレンとともに、宇宙船の通路をレーザー銃をきつく握り締めて進み始めた。同時にヘラクレス提督の命令を受けたネオガイア人兵士200名、アンドロイド兵士300体が、侵入者を駆り立て始めた。

 

5人の地球人女性は、艦内を行き当たりばったりに走り回り始めてすぐに、狩り立てる方から狩られる方へと立場が逆転したことに気付いた。5人の動きは艦内の至る所に仕掛けられた監視カメラでモニターされ、司令室のオペレーターの指示に従ったアンドロイド兵士が先回りして追い詰めていく。捜査官の一人、女子大生に変装した古賀美奈子(24歳)がアンドロイドにレーザー銃で撃たれて右足を失い、転倒したところをレーザーサーベルで滅多切りにされて死亡した。

「いやああっ!美奈子―っ!」

恵美が叫んだ。しかし、美奈子の傍らに戻ることは出来ない。前方からもアンドロイド兵の一団が迫ってくる。相手が生身のネオガイア人兵士なら格闘技で何とか倒せるのだが、全身が金属のアンドロイドには蹴りもパンチも全く効かない。

「こっちよ」

ヘレンに誘導されて4人は近くのドアを開けて中に飛び込んだ。そこは、倉庫のような場所で、様々な武器が山のように積まれていた。ヘレンが提案した。

「武器庫のようね。ここを爆破すれば、誘爆して、宇宙船を沈めることが出来るかもしれない」

「でも、あたし達はどうなるの?」

恵美が不安気に尋ねた。

「当然、死ぬわ。でもあたし達4人の犠牲で地球が救われるのだったら安い代償だと思うけど」

「あたし、死ぬのは嫌っ!こんな所に来るんじゃなかった!」

恵美がパニックになった。捜査官の一人、風俗嬢に変装した白木雪枝(25歳)がなだめた。

「あたしが一人で自爆させるわ。あなた達はここに来たとき使ったあの機械で逃げなさい。」

「そ、そんな、雪枝!」

「早く、行くのよ!」

ヘレン、朋子、恵美は涙をこらえて、入ってきた時と反対側のドアから逃げ出した。追いすがってきたアンドロイド兵士が先程くぐったドアをレーザーサーベルで焼き切ろうとしている。ぎりぎり3分待って、雪絵は目をつぶり、積み上げられた武器の山にレーザー銃を乱射した。

 

鈍い爆発音がオリンポス全体に響き渡り、全長1キロメートル、幅500メートルの艦体がガタガタと震えた。司令室のヘラクレス提督が怒鳴った。

「何があったんだ!」

「侵入した地球人が武器庫を誘爆させたようです。」

「なんだと、被害状況を調べろ!」

「動力制御系の一部に甚大な被害が出ています。酸素発生装置が完全に破壊されました!」

「まずい。修理にどれくらいかかりそうだ?」

「完全に破壊されているので修理は不可能と思われます。艦内の空気はあと50時間で呼吸不能となります」

「くっ・・・仕方ない。地球に不時着して、本国からの援軍を待つことにする。ソクラテス船長とピタゴラス博士の船のドッキングを解除しろ」

「はっ!・・・あっ、地球人のミサイル群、第二波来ますっ!」

「おのれ、地球人め!」

オリンポスは軌道を変え、核ミサイルの爆発をくぐり抜けながら地球の大気圏に突入した。なんの被害もなかった、ソクラテス船長の調査船と、ピタゴラス博士の研究船は衛星軌道上にとどまることとなった。

 

日本の東海地方の太平洋沿岸にある工業都市、さざなみ市の郊外に宇宙母艦オリンポスは不時着した。ヘラクレス提督はオリンポスを中心に半径50キロの範囲にエネルギーバリアを貼らせ、その内側に住む、さざなみ市の住人約30万人を人質にすることにしたのである。宇宙空間との連絡は、軌道上の2隻の小型船に転送機を通じて行うことになった。オリンポスの修理が終わり、再び宇宙飛行が可能になるまで、さざなみ市に居座ることとなったのだ。着陸後、オリンポスからアンドロイド部隊が出動し、まず警察署と市役所などの公共施設を支配下に置いた。そして、バリアの内側の全市民に通達が出された。

「諸君らは、全員只今より、ネオガイア星人の奴隷とする。各自市役所に出頭して、奴隷誓約書に署名するように。3日以内に出頭しないものは、アンドロイド部隊が自宅まで出向いて射殺する」

全市民が震え上がった。市役所に長蛇の列が出来る。レーザー銃を構えたアンドロイド兵士が見守る中、まず最初に奴隷誓約書にサインをした、さざなみ市役所の職員が手続きを済ませていった。

<奴隷誓約書>

@            ネオガイア星人の命令には、いつ、いかなる時でも直ちに従い、決して異議申し立てをしてはいけない。

A            地球人の生殺与奪の権利はネオガイア星人にあるものとする。殺されても文句は言えず。死ねと言われればその場で死ななければならない。

B            ネオガイア星人への挨拶は、常に土下座とする。

C            地球人への医学実験、肉体改造はネオガイア星人の任意に行われる。

D            地球人の所有物は全てネオガイア星人のものである。指示があればすぐに差し出さなければならない。

 

もともと、この奴隷誓約書は全地球人に対して署名させるはずのものだった。しかし、予期せぬ反撃に合い、ヘラクレス提督の計画は失敗してしまったのだ。さざなみ市の市民約30万人はほとんどが奴隷誓約書に署名し、ネオガイア星人による恐怖支配が始まった。

 

 ヘラクレス提督は、さざなみ市役所の市長室のデスクに座って、ふんぞりかえっていた。市役所の女性職員の中で一番美人である、児童福祉課の小倉潤子(26歳)が市役所の紺色の制服を着たまま、半分ズボンを下ろしたヘラクレス提督の足元にひざまずいて、チンポをフェラチオしている。元の市長は、手術で脳に、洗脳のための小型コンピューターを埋め込まれ、直立不動の姿勢で市長室の隅に立っていた。

「歯を立てるんじゃないぞ」

ヘラクレス提督が潤子の髪の毛を鷲づかみにして言った。潤子の首には奴隷調教用の電撃首輪がはめられている。さざなみ市の市長、市議会議員、警察署長および全ての警察官、消防署職員、その他市政に影響力のありそうな人間には全て、脳内コンピューターが埋め込まれネオガイア星人の意のままに動く操り人形にされていた。そして、かれらに順ずる市役所職員、市内の教育機関の学校教師、税務署職員、民間の金融機関の行員などには、命令に逆らうと、強烈な電撃が流れる奴隷調教用の電撃首輪がはめられている。その他の一般市民は奴隷誓約書の署名を強制されただけであった。オリンポスの人員と資材だけでは、30万人もいるさざなみ市民全てに、脳内コンピューターを埋め込む手術を施したり、人数分の奴隷用の首輪を用意することは不可能だったのだ。彼らの実際の統制には、ネオガイア星人のコントロールを外部から受けた元からの警察官や市役所職員があたることになっている。

(これでは、一般市民の統制が不完全だな。水道にマゾ化薬でも混入させて、反抗心をなくさせるという手もある。)

ヘラクレス提督は、考えにふけりながら、潤子の口内に射精した。

「うっ、うう・・精液は全部飲み込めよ。なかなか、よかったぞ、地球人。お前は今日から俺の専属フェラチオ秘書にしてやる」

「は、はい、ありがとうございます、提督。光栄でございます」

潤子は涙ぐみながら答えた。逆らうと殺されるのだ。逃げようとしても、電撃首輪を付けられている限り、センサーが働いて自動的に電撃を喰らうだけである。

(この地域の地方政権、日本という国を脅迫して、30万人分の食料や生活必需品を貨物船で定期的にさざなみ港に届けさせるようにしたし、とりあえずはこれで、万全か・・・後は、ネオガイア本星からの援助がいつくるか、だな)

軍司令部からは補給船を地球に送ったという連絡が届いていた。ゴルゴーン星域で緊張が高まり、その他いくつかの星系で不穏な動きがあるため、半文明人の住む地球ごときに戦闘艦は割けない、といったニュアンスであった。もともと地球人との戦闘はヘラクレス提督が独断で仕掛けた事でもある。

(自分のケツは自分で拭け、というわけか、くそっ!)

腹立ち紛れにヘラクレス提督は、足元に跪いている潤子の腹に思いきり蹴りを入れた。

「うっ!」

潤子は腹を押さえて床にうずくまった。

 

第45話 機械生命体VSサイボーグ戦隊

 

宇宙人グレイに捕まり、肛門に卵形の小型核爆弾を詰め込まれた、陸上自衛隊普通化連隊所属、狩野真弓一等陸士(24歳)は、ネオガイア星人から奪った宇宙艇で、惑星ゴルゴーンに不時着していた。その後、真弓はこの星を支配する機械生命体に捕まり、奴隷オークションで電子手帳に落札された。しかし、真弓は電子手帳を破壊し、惑星ゴルゴーンで逃走を開始したのだった。

「人間奴隷ガ逃走シタ。捕獲セヨ」

ゴルゴーンを支配する中枢コンピュータから、全てのアンドロイドおよびコンピュータ制御の機械製品に指令が送られた。この星では人間が機械に反抗することは許されない。全裸の姿のまま、真弓はゴルゴーンの首都を逃げ回った。下水道に潜み、夜になると地上にあらわれ、無人になっている食料品店の倉庫から保存食を漁って食べる日々を送った。真弓が一番困ったことは大便の排泄だった。グレイによって肛門に詰め込まれた核爆弾にはストッパーがついていて自分では取り出すことが出来ず、普通にウンチが出来ないのだ。大量の浣腸をしてウンチを液状化させて始めて排泄することが出来る。しかし荒廃したゴルゴーンの街で浣腸液を探すことは至難の技だった。仕方なく真弓は大量の水を飲み、お腹をわざと冷やして下痢をするしかなかった。それでも、日々の排泄は不自由で、何日も溜め込む日が続いた時は気分が悪くなり、顔に吹き出物が出来たりした。真弓はそんな逃亡生活をしばらく続けていたが、ある日、地上に食べ物を探しに出掛けた時、ついにロボットパトロールに発見されて逮捕されてしまった。そして再び真弓はオークションにかけられた。

「薄汚レテイルガ、若クテ美人ダ。ウチノ店デ働カセタイ」

今回、真弓を落札したのは風俗店のストアコンピューターだった。元は人間のオーナーがダッチワイフやダッチハズバントを使って人間相手に商売をしていた店だったのだが、今では逆に人間奴隷を使って、ダッチワイフやダッチハズバントなどのセックス機能を持ったアンドロイドに奉仕する店になっている。真弓はその店でダッチハズバント相手にセックスをすることになった。

「フルパワーモードデ、犯シテヤル」

真弓の第一号の客である、典型的なネオガイア人の美男子の外見を模倣したダッチハズバントは、人工ペニスを特大モードに変化させた。みるみる膨れ上がったペニスは長さ30センチ、太さ10センチの巨根である。さすがの真弓も驚いた。

(無、無理だわ、こんな大きなもの入らない・・・)

しかし人間奴隷である真弓に拒否することは許されなかった。ダッチハズバントは機械的な正確さで真弓のオマンコや乳房を愛撫して前戯を終えると、強引に挿入した。

(い、痛い、裂けちゃう!)

気丈な真弓は口には出さなかったが、心の中で叫んだ。ダッチハズバントは恐ろしい速さで腰を振り始めた。

「全開!フルパワーモード!」

「ひいいいいっ!」

1秒間に10ストロークという恐ろしい速さのピストン運動だった。まさに煙が出るような勢いだ。しかもロボットであるため疲れを知らない。真弓は数え切れないぐらい何度も絶頂を極めながら、約5時間、その凄まじいスピードで犯され続け、ようやく、ダッチハズバントが停止したときには、オマンコは擦り切れて血が滲み、ボロボロになっていた。

 

真弓は一人の客が終わると、オマンコに細胞回復促進剤を塗られ、30分の休息の後、再び別のダッチハズバントに抱かれた。レズモードに切り替えられたダッチワイフに犯されることもあった。真弓の風俗店での直属の上司は、巨大なチンポの形をしたコンピューターバイブレーターだった。

「シッカリ働ケヨ、真弓。人間ハドウモ持続力ガナクテイカン。仕事ガ終ワッタラ私ガミッチリ、フェラチオト、腰ノ使イ方ノ特訓ヲシテヤル」

毎日、コンピューターバイブレーターに叱咤されながら、真弓は、内心で逃亡の機会を窺っていた。そうして、数ヶ月が過ぎたとき、突然、街中に警報のサイレンが鳴り渡り、遠くから連続した爆発音が聞こえてきた。

(なんだか騒がしいわ。何かあったのかしら)

ついに人間奴隷が機械に対して反乱を起したのか、と真弓は思ったが、事実はそうではなかった。ゴルゴーン奪回を目論んで、ネオガイア星宇宙軍が5体の地球人サイボーグ戦士を送り込んできたのだ。全裸でパラシュートによって地上に降下した5体のサイボーグと、ゴルゴーンを支配する機械生命体との熾烈な戦いの幕が切って落とされた。

 

「そこからは、各自の力で中枢コンピュータを目指してくれ。一体でもいいから中枢コンピュータにたどり着き、破壊するのだ。そうすれば5億人のネオガイア人植民者が救われる」

宇宙空間の高速巡洋艦スパルタにいるイカロス司令官からの最後の指令が途絶えた後、サイボーグレッドこと合体サイボーグの明日香=健吾は、群がってくる、無人パトカー、アンドロイド、コンピューター制御の電化製品などを相手に際限のない戦いを始めた。反重力装置で空中を飛び回り、左手を改造したレーザー銃を乱射して、次々に破壊していく。群れを成している敵には背中のメガ粒子砲が撃ち込まれた。目標の中枢コンピュータの場所は脳内コンピューターにインプットされており、元ネオガイア植民地総督府ビルの地下300メートルにある。明日香=健吾は反重力装置を全開にすると、空中を猛スピードで総督府ビルを目指して突進して行った。一方地上の市街地では、ブラックことSMサイボーグの奥平渚沙がアンドロイド相手に電気ムチを振るっている。真性サディストであるその顔は恐ろしい形相にゆがんでいた。

「おどき、この汚らわしい機械ども!女王様に馴れ馴れしく近寄るんじゃないよ!」

サド化薬によって破壊本能を増幅されている渚沙はまさに鬼神のごとき戦いぶりだった。そのかたわらでは、サイボーグホワイトこと元フィギュアスケート選手の桐生麗美も目覚しい働きを見せている。麗美の両足はジェットスキーに改造されており、雪のないところでも、ホバー機能が作動して、路上を滑るように移動できるのだ。可憐な身のこなしでアンドロイドの間を縫うように移動し、右手を改造したレーザーサーベルで鮮やかに敵を切断していく。しかし、彼女の弱点は暑さに弱いことだった。

(暑い、暑くてたまらない!氷、氷が欲しいわ)

早くも麗美は汗だくになり、ゼイゼイと息を切らせ始めていた。かなり活躍しているこの3体のサイボーグに対して、全く駄目なのが、サイボーグブルーこと清水優香と、サイボーグピンクこと遠藤圭織の2体だった。水中専用サイボーグの優香は地上での動きが極端に鈍く、電気製品に追い回されたあげく、街の中を流れるドブ川へと飛び込み、排水溝から地下の下水道へと逃げ込んだ。もともと人間循環器として改造された圭織はさらに、ひどかった。まともに動くことも出来ず、背中のキャタピラを使って時速2キロぐらいのスピードしか出せない圭織は、あっさりと、ロボットパトロールに取り押さえられ、捕獲されてしまった。

「やめへ、はなひて!」

圭織は、自分のオマンコと肛門で塞がれた口で、もごもご叫びながら、ジタバタと抵抗したが、両足のレーザー砲をアンドロイドに無理矢理もぎとられ、完全に武装解除された状態でどこかに連れ去られてしまった。

 

明日香=健吾は空中を猛スピードで、市街の中心にそびえ立つ総督府ビル目指して突き進んでいった。しかし、到達する直前に総督府ビル全体がエネルギーバリアで包まれ、行く手を阻まれてしまった。こうなっては、いくら歴戦の戦闘プログラムを持つサイボーグレッドといえどもどうすることも出来ない。明日香=健吾は群がってくる空中パトカーと戦いながら空しく、バリアの周りをグルグルと飛び周るしかなかった。

「渚沙、麗美、そっちはどう?」

明日香は脳内コンピュータを通じて、地上で戦っている渚沙と麗美に呼びかけた。

「敵の数が多すぎて、思うように前に進めません」

麗美から返事が返ってきた。渚沙は戦いに夢中になっているらしく応答がない。

「優香、どこにいるの?」

「下水の中を泳いでいるんだけど。臭くて、窒息しそう・・・」

明日香と一体になっている健吾が提案した。

「優香、そのまま、下水を通って、総督府ビルの真下に出れないか?オマンコ魚雷でエネルギーバリアの発生装置を破壊してくれ」

健吾は元エリートコースを歩んでいた銀行マンだけあって咄嗟の場合に頭が切れる。

「わかったわ・・・」

優香は息のつまりそうな汚水の中をゆっくりと進み始めた。時々、汚物が背中のスクリューにからまるので、停止して取り除かなければならない。顔は水面に出していたが、ヘドロが鼻の穴や口から流れ込んでくる。優香はあまりの気持ち悪さに何度も嘔吐して胃の中のものを吐き出した。

「オエーッ!オエーッ!・・・うう。気持ち悪い。目にも汚水が入っちゃった」

総督府ビルの方角は脳内コンピュータが指示してくれる。下水網のマップも機械生命体が反乱を起こす前の、10年以上昔のものではあるがインプットされている。優香が総督府ビルの真下に到達した時、すでに3時間以上が過ぎていた。幸いエネルギーバリアは地下には張られていない。優香は下水の中で汚物にひたりながら、コンクリートの天井にオマンコを向けて、オナニーを始めた。優香がオルガスムスに達することが、下腹部に埋め込まれた魚雷の発射スイッチになっているのだ。

「ううっ!ああ、いい・・・臭くて汚いけど気持ちいい・・・」

優香は右手の指をオマンコに入れ、左手で汚物を全身に塗りたくりながら絶頂に達した。オマンコから小型魚雷が発射され、下水道の天井に大穴を開けた。

「キャーッ!」

優香自身が爆風にあおられ、落ちてきたコンクリートの破片で体中に怪我をする。流れ出した血がにじんで汚水が赤く染まった。

(一発では足りないわ。もっと、魚雷を打ち込まなくちゃ)

血だらけになった優香は汚水の中で再びオナニーを始めた。

 

いきなり、総督府ビルを包んでいたエネルギーバリアが消えた。明日香=健吾は長時間に渡る戦いで、左腕のレーザー銃と背中のメガ粒子砲のエネルギーは使い果たしてしまっている。残された武器は明日香の右腕のレーザーサーベルと健吾の股間の小型レーザー銃だけだった。

「優香が成功したみたい。みんな、チャンスよ!突入するわ」

「おお!」

明日香=健吾が急降下し、地上で戦っている、渚沙、麗美と合流する。そして、3体のサイボーグは一丸となって、総督府ビルの正面玄関から、内部に突入した。渚沙もすでに、背中の硫酸浣腸液や、オプションのSMプレイ道具をモチーフにした武器は使い果たしている。麗美も右腕のレーザー銃はエネルギー切れで、3体とも長時間に渡る戦いで体中を負傷して、満身創痍の状態だった。総督府ビルの地下にある中枢コンピュータの設置されている空間へ通じる階段の入り口を、コンピュータ制御の掃除機や、立体テレビ、草刈機などがバリケードを張って塞いでいた。

「ココハ通サンゾ、人間ドモ!」

「オ前達ハ未来永劫、我々機械ノ奴隷ダ」

「おどき!このガラクタども!」

SMサイボーグの渚沙が右腕の電気ムチをふるった。コンピュータ制御の機械たちには、渚沙の電気ムチが一番有効なようだ。ムチ打たれ、高圧電流を流された電気製品は一撃でショートし、煙をあげて、停止した。地下300メートルのコンピュータルームへ続く階段を駆け下りる3体の前に、自動調理器ロボットが立ち塞がった。胴体から伸びた数本のアームが包丁やフライパンになっている。

「人間ドモ。千切リニシテヤル」

包丁を振りかざして襲いかかってきた。自動調理器ロボットは渚沙の振るった電気ムチをフライパンで受け止め、傍らにいた麗美の体に包丁を一閃させた。

「キャーッ!」.

麗美の左足が膝の上あたりからスッパリと切り落とされた。自動調理器ロボットはドサリと落ちて転がった麗美の左足をトントントントンと包丁で切り刻み、千切りにしていく。

「なんてことするの!このポンコツ!」

元フィギュアスケート選手の麗美は命ともいえる足を切断されて、痛みも忘れて逆上した。残っている右足の先をスケートシューズに変形させ、階段に倒れこみながら、両手をついて、足裏の刃で自動調理ロボットのボディに蹴りを入れた。ダイヤモンド並の超合金でできた刃はあっさりとロボットのボディを切り裂き、主幹動力回路を切断した。

「人間ニヤラレルトハ・・・覚エテイロ、今度、再生修理サレタラ、モツナベニシテヤル・・・」

自動調理ロボットは捨て台詞を残して、停止した。戦いには勝ったが麗美は、左足を切断され、出血多量で動けない。

「先に行って!あたしはもう、動けないわ。中枢コンピュータを破壊すれば、作戦は終わるのよ!」

明日香=健吾と渚沙は、麗美を見捨て、先に進むことにした。

 

 地下300メートルのコンピュータルームへ至る階段は、死闘の連続だった。渚沙の右腕の電気ムチも、とうとうバッテリーが切れて通電しなくなり、丸腰になった渚沙は、後ろから追跡してくるロボット達を食い止めるために、反転して、仁王立ちになった。

「明日香、健吾、先にお行き!ここはあたしが食い止めてあげるから」

「わかったわ、渚沙」

明日香=健吾は先に進んでいった。食い止めるといっても、丸腰である渚沙は生身の部分である素手でロボット達と戦うしかなかった。

「女王様に気安く触るんじゃないよ!」

丸腰とはいえ、真性サディストである渚沙の破壊衝動だけはとどめようもなかった。渚沙は高圧電流の流れなくなったムチをふるい、ブーツの先でロボット達を蹴りつけた。そして、ようやく、ただ一体残った明日香=健吾が、中枢コンピュータの前にたどり着いた時、右腕のレーザーサーベルの電源も切れ、股間の小型レーザー銃もエネルギーが尽きて使えなくなっていた。明日香=健吾は途方にくれた。やっと、目的地にたどり着いたものの、眼前にある中枢コンピュータを破壊する武器がなかったのだ。腹立ちまぎれに健吾が、サイボーグ化された右の後ろ足で制御パネルを蹴飛ばしたが、ビクともしなかった。

「どうするの健吾?」

明日香が自分の半身である健吾に尋ねた。

「破壊できないのなら、操作パネルを使って、コンピュータを停止させるしかない。明日香、君がやるんだ」

健吾は、以前の戦闘で失明して以来、盲目のままである。明日香の指示通り、疾走することは出来るが、コンピュータの操作などの複雑な作業は出来ない。明日香は脳内コンピュータにインプットされている知識を総動員して、中枢コンピュータの制御パネルを操作し始めた。

「ヤメロ、人間!私ハ、コノ星の神ダゾ」

中枢コンピュータのスピーカーから抗議の声が上がった。中枢コンピュータの部下である全てのロボットは渚沙が階段で体を張って食い止めているため、コンピュータルームには入って来れない。明日香が必死に操作していると操作パネルのモニターに『コンピュータの電源を切りますか?』というメッセージが出た。明日香は迷わず、『はい』を選択した。ブーンという音がして、モニターが暗くなり、制御パネルの全てのランプが消えた。

「オオ、助ケテクレ、停止シタクナイ、タノム電源ヲ切ラナイデクレ・・・」

やがて、スピーカーの音も途絶えた。作戦は終了したのだ。

 

中枢コンピュータが停止した惑星ゴルゴーンは大混乱に陥った。統率するものがいなくなったため、ロボットやコンピュータ制御の機械たちがバラバラに勝手に行動し始めたのだ。いたるところで、事故や機械生命体の同士討ちが始まっていた。それまで、奴隷状態に置かれていた全裸の人間達は、事態の成り行きが掴めず、ただただ、怯えていた。事故や戦闘にまき込まれて死亡するものもかなりいた。一方、衛星軌道上では、無人攻撃衛星の活動が停止し、コンピュータへの干渉の危険もなくなったため、高速巡洋艦スパルタが再び惑星に接近してきた。

「作戦は成功したようだな。これで、俺の出世も間違い無しだ」

サイボーグ戦隊の司令官であるイカロスは満面の笑みを浮かべていた。

「タンタロス副司令、サイボーグたちを回収してやってくれ。アンドロメダ女医、負傷した彼女らの手当てを頼む」

「はっ!」

明日香=健吾、優香、渚沙、麗美が転送ビームで回収され、治療室へ運ばれた。サイボーグピンクこと圭織だけが所在がつかめないため回収されなかった。

「死んだのか?まあいい。どうせ、あいつは役立たずだ。新しいメンバーを補充すればいい。惑星ゴルゴーンの後の処理は宇宙艦隊がやるだろう。我々はそろそろ引き上げるとするか」

高速巡洋艦スパルタは圭織を残したまま、惑星ゴルゴーンの宙域を後にした。そのころ、戦闘中にロボットパトロールに捕獲されたピンクこと圭織は総督府の地下に監禁されていた。

(お腹が空いたし、のども渇いたわ)

圭織は監禁されてからどのくらい経ったのか時間の感覚がなくなっていた。食事は全く与えられていなかったが、幸い人間循環器である圭織は自分の排泄するウンチやオシッコを何度も吸引して際限なくリサイクルするため、それほど体力は消耗していない。捕まったときに脳内コンピュータのデータをハッキングされて消去されたため、仲間達との連絡もとれない。退屈な時間を過ごす圭織の唯一の慰めはセルフクンニによるオナニーだけだった。

「ああっ、気持ちいいわあ・・・」

圭織はひたすらセルフクンニに夢中になり何度も何度も一人で絶頂を極めた。ある時、カチリと音がして、監禁されている部屋の電子ロックが外れる音がした。

(どうしたのかしら?でも、チャンスだわ、逃げれるかもしれない)

圭織は背中のキャタピラを動かすと、解放されたドアを開け、部屋の外へ出た。そして何日も地下施設の暗い通路をさまよった。食事や水は自分の排泄物でまかなう。そしてある日、長い階段を転げ落ち、停止した中枢コンピュータの制御ルームに迷い込んだ。

(ここはどこなのかしら)

圭織は、視界が不自由な体で辺りを見回し、バックライトが消えて薄暗くなったモニターにメッセージが出ているのに気付いた。『コンピュータを再起動しますか』と表示されている。圭織は何も考えずに捻じ曲がった体から右腕を伸ばし、『はい』を選択した。ブーンと音がして制御機器が活動を再開し、部屋が明るくなった。

「オオ、奇跡ダ。蘇ッタゾ」

中枢コンピュータはスピーカーから歓喜の声をあげた。衛星軌道上では、今まさに無力化した惑星ゴルゴーンに進駐するため、大気圏に突入しようとしていた30隻の宇宙艦隊が、背後から活動を再開した無人攻撃衛星の奇襲を受けて壊滅してしまった。

「びえええ・・」

圭織はコンピュータルームの隅で、ただただ震えていた。

 

第46話 占領都市

 

 宇宙人に占領された都市、さざなみ市にネオガイア本星よりの補給船が到着した。補給船に積み込まれていた物資は、武力占領に必要なアンドロイド2000体、奴隷用センサー付き電撃首輪1万個、占領行政に必要なネオガイア人技術者およびスタッフ300人、半径50キロメートルのエネルギーバリアを維持するための予備のバリア発生機と、大容量バッテリーパック、その他の資材だった。それらの補給物資を受け取ったヘラクレス提督は不時着した宇宙母艦オリンポスの通信室より、本国ネオガイア星の最高権力者であるゼウス大執政官に、恒星間超空間通信のホットラインをつないだ。

「ゼウス大執政官閣下、補給物資を送って頂きありがとうございます」

ヘラクレス提督はスクリーンに映ったゼウス大執政官にお礼を述べた。通信シートに座ったヘラクレスの足元ではさざなみ市役所の美人職員で、奴隷秘書に任命された小倉潤子(26歳)がひざまずいて提督の汚れたブーツを可愛らしいピンク色の舌で舐めている。ヘラクレスは無造作に足を組み替え、額を蹴飛ばされた潤子は一瞬痛みに顔をしかめたが、文句も言わず、無言で再びブーツの底を舐め続けた。ゼウスが渋い顔で話し始めた。

「実は、わが宇宙艦隊がゴルゴーン星域で大損害を被ってしまった。なんで、当分地球には援軍は送ることが出来ない。しかも、グレイからこれ以上の地球侵略を中止するように圧力がかかっている」

「なぜですか?地球は我々の故郷です。ネオガイア人に領有権があるはずです」

「おそらく、グレイとしては自分達の狩猟遊戯のためのレジャーランドにしたいんじゃないかと思う」

「そんな!遊びのためですか!」

「グレイには逆らえんよ。科学力と軍事力に差がありすぎる。それに別の噂もある・・・」

「噂?なんですかそれは」

「ふむ、グレイは地球を特別に重要視しているという噂だ。そのため人間が進化する遥か以前より地球を監視していた・・・単なる噂だ、気にするな。当面は、オリンポスの修理が完了した後もそのポジションを維持し、地球への橋頭堡として占領を続けてくれ。既成事実をつくるのだ。私ももう一度、地球の占領を認めるようにグレイと交渉してみる。」

「朗報を、お待ちしております、ゼウス大執政官閣下!」

通信が切れた。ヘラクレス提督は自分の独断による行動がとりあえず、本国に承認されたことにホッと胸を撫で下ろした。

「おい、潤子、フェラチオだ。それが奴隷秘書であるお前の仕事だろう」

「はい、提督」

潤子は従順に、ヘラクレス提督の股間に顔をうずめ、スペーススーツのズボンがらチンポを取り出すと丁寧にしゃぶり始めた。

 

 オリンポスの会議室で、ネオガイア人のおもだった者が集められ会議が開かれた。参加者はいつものメンバーで、ウラノス博士、クロノス博士、ソクラテス船長、ピタゴラス博士、ペルセウス隊長、広報士官のイソップなどである。奴隷秘書である、さざなみ市役所の制服を着た潤子が、一人一人順番にフェラチオサービスをしている。公の場で性行為をすることはネオガイア人の社会ではごく普通のことである。ヘラクレス提督が話し始めた。

「この都市を継続して占領することに決まった。地球人達には、今までどおりの生活をするように伝えてくれ。彼らの生活に必要な食料や物資は、日本政府にリストを送って供給させる。」

「では、この街で好きなように人体実験をしても良いのですな」

宇宙拷問協会のピタゴラス博士が目を輝かせた。

「そうだ。必要であればバリアの外の世界からでも転送ビームを使って調達すればいい」

「我々の力を全ての地球人に示すための放送番組を制作して、もっと外の世界に流したいのですが」

イソップ広報官が提案した。

「それはまかせる。好きにしたまえ、なるべく残虐なものでな」

「わしは、時間実験の続きをしよう」

とクロノス博士。ウラノス博士がギロリとにらんだ。

「誰かのせいで、わしの、不老不死実験は失敗じゃ。別の新しい研究にとりかからねばならん」

「さざなみ市の地球人への直接の支配は、脳内コンピュータを埋め込んだ洗脳警察とアンドロイド2000体を使って行う。30万人の市民に対して、奴隷用の首輪が1万個しかないからな。首輪は公務員や金融機関職員などの、街の権力者から優先的に付けさせる。」

「マゾ化薬を水道に混入させて、反抗心をなくさせるという方法はどうでしょう?」

ペルセウス隊長が提案した。それに、ソクラテス船長が答える。

「水で薄めて飲ませた場合、それほどの効果はないらしい。それにあの薬は結構、高額なんだ。30万人全員に注射するほどの分量を調達すれば莫大な経費がかかる。やはりほとんどの市民は、同じ地球人を使って間接的に支配するしかないと思う」

「どのみち、エネルギーバリアを張っている限り、地球人の兵器ではどうすることも出来ん。半文明人のくせに一人前に核ミサイルだけは持っているようだが、それとて我々のバリアを破ることは出来ない。まあ、時間はたっぷりある、ゆっくり占領行政を考えればいい」

ヘラクレス提督は、久しぶりに機嫌が良かった。

 

 宇宙人に支配された町、さざなみ市のメインストリートを、奇妙な一行が歩いていた。ネオガイア人パイロットのプラトンと護衛のアンドロイド兵士2体、全裸の首なし美菜(17歳、元女子高生)と生首だけの姿の姉の美帆(20歳、元女子大生)である。通行人のさざなみ市民達は驚きの眼差しでこの一団を眺めている。非番であるプラトンが、地球の町を見物するために、転送機で地上に降りてきたのだ。妹の首なし美菜の右手に髪の毛を掴まれてぶら下げられている美帆は、久しぶりに目にする見慣れた地球の町に懐かしさのあまり、うっすらと涙を浮かべていた。

(ああ、まぶしいわ。また地球に戻れるとは思わなかった。でも、あたしと美菜の体は、もう元には戻らない・・・)

美帆と美菜はネオガイア星人に改造された、異形の姿のままで死ぬまで生きていくしかない。首なし美菜の方は、頭部に半球状の電子頭脳が付けられているだけなので何の感慨もないようだ。一方、プラトンは上機嫌だった。

「どけどけどけ!地球人ども。ネオガイア星人様のお通りだ。おれ達への挨拶は土下座ときまっているだろ!」

2体のアンドロイド兵士がレーザー銃をガチャつかせた。恐怖に駆られた通行人達はあわてて路上に土下座する。プラトンは平伏した老若男女の背中や後頭部に蹴りを入れながら進んでいった。そして、一人のOL風の若い女性に目をつけた。

「おい、お前、この場でオマンコを見せろ」

アスファルトの上に平伏していたOLは恐怖に顔をひきつらせた。自分の運の悪さを呪う。しかし、地球人は、ネオガイア星人の命令にはいついかなる場合でも従わなければならない、という奴隷誓約書に署名している。逆らえば、傍らにいるアンドロイド兵士に即座に射殺されるだろう。OLは恥ずかしさをこらえて、路上でスカートを捲り上げ、パンティとストッキングを脱いで脚を広げると、やや黒ずんだオマンコをプラトンの方にさらけ出した。

「かなり、使い込んでいるな。それに毛がぼうぼうだ。よし、子供の頃の初心にもどるために、今すぐ、毛を剃ってツルツルにするんだ。」

理不尽な命令にOLの顔は青ざめたが、仕方なく、なにか剃れる道具がないか、バッグの中を探してみる。あいにく刃物類は何も持っていなかった。

「あのう、道具が何もないのですが・・・」

「なら、手でむしればいいだろう。おれ達は急いでいるんだ。1分以内に自分の手で全部引っこ抜け。出来なかったらこの場で射殺する」

「ひいいっ!」

OLは痛みをこらえて、陰毛を鷲摑みにすると荒々しく引きちぎった。あまりの痛さに涙がこぼれ、毛穴から血が滲んだが、命には代えられず、どうにか、時間内に自分の陰毛を全て引き抜くことに成功した。

「ふん、まだ何本か残っているようだが負けておいてやる。じゃあな」

プラトン一行はヒリヒリする股間を押さえて路上にうずくまったOLを残してその場を立ち去って行った。

 

プラトン一行はさざなみ市の繁華街のはずれにあるボーリング場へと入っていった。占領されたさざなみ市民達は、普段どおりの生活をすることを通達されているため、占領される前と同じくここも営業を続けている。プラトンは宇宙船にいる間に、インターネット回線を使ってかなり詳しく地球のことを調べており、ボーリングを一度やってみたいと前々から考えていたのだ。プラトン一行が入っていくと、ボーリング場の受付にいた従業員達は土下座で出迎えた。

「遊ばせて貰うぞ」

「ご来店ありがとうございます、ネオガイア星人様。どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ」

制服を着た受付の女性が額を床にこすり付けて挨拶する。もちろんプラトンは代金など払わない。プラトンは案内されたレーンで珍しそうにスコアボードの画面を見た。

「お客様、ボールはどの大きさになさいますか?」

女性従業員が丁重にたずねる。征服者であるネオガイア星人に対して粗相があると自分の命にかかわるのだ。プラトンは鷹揚に答えた。

「いや、いい。ボールはマイボールを使う」

プラトンはおもむろに生命維持装置のついた美帆の生首の髪の毛をつかみ、持ち上げた。そして、レーンの端に立つと事前に研究していたフォームで大きく振りかぶって反動をつけ、美帆の生首をボーリングの球のかわりに、9本のピンをめがけて投げつけた。

「きゃああああ!」

いきなり投げられた美帆の頭は絶叫しながら、レーンを滑って行った。そして、9本のピンの真ん中に激突した。

「ぎゃっ!」

9本中、6本が倒れた。両脇に2本と1本が残って今っている。

「なんてこった!」

プラトンは悪態をつき、腹いせに傍らでサポートについていた女性従業員の腹にパンチを食らわせた。レーンの奥に吸い込まれた美帆の生首は、レーン下のベルトコンベアによって、プラトンの手元に戻ってきた。美帆の顔はピンに激突した衝撃で、鼻がつぶれ、鼻血がべっとりと流れ出していた。額にこぶが出来ている。

「う、ううっ・・・痛いですう!」

「ボーリングの球が文句を言うんじゃない」

プラトンは2投目を投球した。端を狙いすぎたため、美帆の頭は溝に落ち、ガーターだった。しかも、戻ってくる際にレーン下でつまってしまい、美帆の頭は暗いパイプの中に閉じ込められることになってしまった。

「暗いよー、怖いよう。助けてください、プラトン様・・・」

レーン下から美帆の泣き声が聞こえてくる。プラトンはボーリング場の女性従業員に詰め寄った。

「お前のところの設備は欠陥があるのか!」

「いえ、決してそのような・・・ただ、人間の頭は、ボーリングの普通の球よりも少し大きいので・・・」

「おれが悪いって言うのか!」

逆上したプラトンは女性従業員に殴る蹴るの暴行を加えた。ボーリング場の支配人がやってきて、レーンをこじ開け、美帆がやっと救出された。1ゲームが終わる頃、美帆の顔は瘤と青あざだらけになり、何度も打撲したために痛々しく腫上がっていた。

「思ったより、つまらん遊びだな」

「またの御来店をお待ちしております」

サポートの女性従業員は、サービスとしてストリップまでやらされ、最後には、プラトンの靴の裏まで舐めさせられたあげく、土下座で、額を床に擦りつけながらプラトン一行を見送った。

 

ネオガイア星人の女性解剖医のアテナも地球人の町を見物するためにさざなみ市の市街をぶらついていた。アテナは自分の専用奴隷である仲道竜也、イケメンの元某有名大学生、19歳に自分の体を肩車させている。全裸である竜也の体は、日々の過酷な調教でムチの跡や打撲による痣が無数に刻み込まれている。マゾ化薬を注射されて重症マゾになった竜也は、肩に乗ったアテナに顔や胸に爪を立てられると、快楽のあまり、屹立したチンポをさらに固くそそり立たせた。

「ほら、右よ。どこ見てんの。しっかり歩きなさい!」

アテナは左手で竜也の髪の毛を荒々しく引っ張り、右手で頬にピシャリと平手打ちを食わせた。

「ああっ・・・は、はい、アテナ様、申し訳ございません」

通行人達がアンドロイド兵士2体に守られた、アテナと竜也を奇異のまなざしで見ている。しかし、誰も目を合わそうとはしない。街の支配者であるネオガイア星人のやることにはヘタにかかわらない方がいい、と思っているようだ。アテナ一行がさざなみ市の大通りを歩いて行くと、やがてさざなみ市民達のデモ隊にぶつかった。

「宇宙人は出て行け!」

「地球は我々のものだ。おれ達は奴隷じゃないぞ!」

「さざなみ市を解放しろ!」

プラカードを持った老若男女の市民達が口々に叫んでいる。多くは以前、市外に通勤していた者達で、エネルギーバリアによってさざなみ市が外界と遮断されたために職を失った者たちであった。アテナを守っていたアンドロイド兵士が、万が一の事態に備えて彼らの方にレーザー銃の銃口を向ける。

(地球人の反対運動か。オリンポスに連絡しなくては・・・)

アテナはそう考えたが、その必要はなかった。事前に騒ぎの通報を受けていた洗脳警察官たちがすぐにやってきたのだ。脳内コンピュータを頭に埋め込まれた彼らの姿は異様だった。男性警官は全員上半身は警察の制服を着ているが下半身は全裸でパンツも履いていない。さざなみ市の治安責任者になったネオガイア星人のペルセウス隊長が、服従を強制するために地球人警察官達の服装規定を変更したのだ。彼らは名付けて『フルチンポリス』と呼ばれていた。一方、婦人警官たちの制服は、全員が股下0センチのミニスカートを履くように義務付けられ、パンティの着用は禁止のため、少しでも歩くと、常にオマンコと陰毛が剥き出しになった。彼女達は名付けて『ミニスカ・ノーパンポリス』と呼ばれていた。数台のパトカーに分譲して現場に到着した彼らは、デモ隊に向けてピストルを抜いた。

「うわああ!フルチンポリスだ。」

「逃げろ、逮捕されるぞ」

「宇宙人の犬め・・・お前ら同じ地球人を裏切るのか!」

デモ隊はバラバラになり叫びながら逃げ出した。下半身むき出しの警察官達は彼らに向けて、発砲する。悲鳴が上がり、弾が命中した何人かが倒れた。ミニスカノーパンの婦人警官が駆け寄り手錠を嵌めて逮捕する。デモに参加していたほとんどの者達は逃げて行った。

「お怪我はございませんか?」

フルチン警察官がアテナの傍らに駆け寄り尋ねた。

「ええ、無事よ。もっと、しっかり取り締まりなさいよ!」

アテナは警察官のフルチンに思い切り膝蹴りを喰らわせた。

「う、ううっ・・・も、申し訳ございません・・・」

警察官は股間を押さえて呻きながらうずくまった。

 

 さざなみ市立第一中学校に新しい校長と教頭が就任した。校長はオリンポス艦内の娯楽エリアでショーパブを経営していたネオガイア星人の民間人、ペリクレスで、教頭は妻のパンドラである。二人はネオガイア星人によって構成されているさざなみ市占領委員会の要請を受けて就任したのだ。元の校長と教頭はクビになり市役所の雑役係に廻された。補助アンドロイド10体とともに赴任したペリクレスとパンドラは、まず第一中学校の全ての教師に、命令に逆らうと強烈な電流が流れる首輪をはめさせ、絶対服従で手足のように動くように強制した。そして、学校の様々な校則や制度の変革に取りかかった。

「まず、全校生徒に我々への服従の証として、生殖器へのピアッシングを義務付ける。女子生徒には乳首とクリトリスにピアッシング、および、陰核の包皮の除去手術を行う。男子生徒は同じく乳首へのピアッシングと、チンポに真珠を埋め込んでもらう。」

ペリクレス校長が最初の職員会議で教師達に言い渡した。地球人の教師達は青ざめ、反対するものも出た。

「そんな、無茶苦茶な。中学生と言えばまだ子供なんです。生徒達がかわいそうです。どうか、考え直してください、校長!」

3B組の担任である男性の熱血教師が真っ先に反対した。ぺリクレスは激怒し、その教師の首輪に最強レベルの電流を流した。

「ぐわあああ!」

熱血教師が昏倒し、気を失うと反対する教師はいなくなった。

「全校生徒を体育館に集めろ。すぐに手術を始める。こんなものはまだ序の口だ。私のやり方に反対するものは容赦なく処罰する!」

ペリクレスの指示に逆らうものは誰もいなかった。教師達は自分達の教室に戻り、受け持つクラスの生徒達を体育館へと誘導した。1年生から3年生までの約500人の男女生徒が体育館に集合した。逃げ出すことが出来ないように全ての出入り口が固く封鎖される。生徒達は体育館に並べられた10台の手術台に順番に乗せられ、クラスメイト達が緊張した面持ちで見守る中、アンドロイドの手によって次々に手術を受けていった。

「痛いよう、お母さん助けて・・・いやあああ!」

「やめてええ!お願いします。もう悪いことはしませんから。真面目に勉強しますぅぅ・・・」

麻酔なしで手術されるため、体育館に手術を受ける生徒たちの泣き声がこだまする。女子生徒も男子生徒もこの理不尽な肉体改造にすすり泣いている。手術台の脇のバケツには切除された女生徒のクリトリスの包皮が、血まみれになって溜まっていった。手術後一週間は痛みが引かず、全校生徒のクリトリスとチンポ、乳首は腫上がることになるだろう。その日、まる一日かけて手術は行われ、全員が終わる頃には体育館は、床に横たわって手術後の苦痛にうめき声を上げる中学生達でいっぱいになっていた。

「ウワッハッハッハ、これから貴様らにネオガイア星人への忠誠を誓う教育を叩き込んでやる。楽しい中学生活を送らせてやるぞ!」

この日を境に、さざなみ市立第一中学校の生徒達の苦痛と屈辱に満ちた地獄の日々が始まった。

 

 全校生徒の性器改造手術が終わった3日後、ようやく痛みが治まり傷口が癒着してきたころ、ペリクレス校長より、新たな授業のカリキュラムが発表された。それには、新たな科目として、セックスの時間や、性技の時間、ネオガイア星人への忠誠を叩き込むための道徳の時間、宇宙史、などが盛り込まれていた。性器の改造によって男女生徒達は性器への刺激に対して敏感になり、毎日必ず一時間は必修であるセックスの時間には、それぞれの教室で一斉にクラスメート同士で互いの幼い肉体をむさぼりあった。また性技の時間には、若い男性教師と女性教師が手本になって様々な体位やセックステクニックを披露し、生徒達はそれを見ながら己の技を磨くべく日々、切磋琢磨した。こうして、さざなみ市立第一中学校の変革は順調に進んでいった。そんなある日、ペリクレス校長は、学内のイベントとして自分の経営するショーパブから地球人奴隷のダンサーを呼んで、生徒達に本物の奴隷ダンスのショーがどんなものかを見学させることにした。呼ばれてやってきたのは、半年前からネオガイア星人に誘拐されて奴隷ダンサーとしての厳しい訓練を受けていた桜井真司(28歳、元IT関連ベンチャー企業社長)と桜井弥生(25歳、元大手電子部品メーカー社長秘書課OL)の奴隷夫婦だった。

「弥生、日頃の特訓の成果を、将来有望な子供達に見せてあげるんだ」

「ええ、あなた、あたし、がんばるわ」

半年間の過酷な奴隷生活で桜井夫婦はすっかり、奴隷としての心構えが出来ている。体育館に集められた全校生徒と教師達の前で、ステージに上がった桜井夫婦は、意気込んでショータイムを開始した。アンドロイド助手によって音楽が流され、スポットライトを浴びた真司と弥生がステージに登場する。二人とも全裸に首輪だけの姿である。音楽に合わせて、二人は卑猥な踊りを始めた。500人の生徒達は固唾をのんで見守っている。弥生はガニ股で両足を広げて、腰を激しく振った。真司は亀頭に紐でぶら下げた赤や青のきらびやかな光を放つ電球を曲に合わせてブンブンと振り回す。ほの暗いステージに鮮やかな閃光が尾をひいた。弥生のオマンコと乳首、真司のそそり立ったチンポには発行塗料が塗られており、その部分だけがステージの上で目だって光り輝いている。卑猥な踊りが一段落すると今度は、弥生が籠一杯のテニスボールを真司の方に一個づつ投げ始めた。真司がそれをそそり立ったチンポで一球づつ打ち返していく。何度も訓練された真司は一球も外すことなく見事に全てのテニスボールを観客席の生徒達の方へと勢いよく打ち返した。

「あの兄ちゃん、すげえよ!」

「痛くないのかしら」

生徒達の間から漏れる感嘆の声を聞いて、真司は得意満面だった。次は弥生の番だった。

「あたしの特技はスプーン曲げよ」

弥生はそう言うと、金属製のスプーンを取り出しオマンコに挿入した。そして両脚を大股に開いて股間を床に押し付けると、フンッ、という掛け声とともに下腹部に力を入れる。超人的な集中力で力んだ弥生の顔が真っ赤になる。そして再び取り出したスプーンの柄は見事に90度折れ曲がっていた。

「すげえ!」

全校生徒の拍手喝采が体育館を揺るがした。さらに弥生はハーモニカを取り出し、オマンコに当てると、膣圧で空気を噴出して『赤とんぼ』を演奏した。この芸を体得するために弥生は何度も膣痙攣を起こすほどの血の滲むような練習を重ねている。今では半年前まで社長秘書だったとは思えない卑猥な女に変わり果てていた。演奏が終わると弥生はさらに大きな拍手に包まれた。

(けっ、なんで弥生ばっかり受けるんだ)

真司は妻に対して嫉妬を感じていた。元青年実業家とは思いない卑屈な心境の変化である。そしていよいよメインイベントのアクロバットセックスショーが始まった。アンドロイド助手によって舞台の両側に即席で設営された10数メートルの高さの支柱に、ぶらさげられた2台の空中ブランコに、真司と弥生がそれぞれ座り、ステージの両側からダイビングして空中でぶつかって、チンポとオマンコを結合させるのだ。まさに命がけのショーである。緊張の面持ちで二人は本番に挑んだ。今まで厳しい特訓を重ね、何度か本番のショーでも成功させている。向かい合わせにそれぞれの空中ブランコに両腕でぶら下がった二人は、タイミングを合わせてスイングを始めた。何回かのスイングの後、慎重にタイミングを合わせ同時にブランコから手を離した。大股を広げて空中に舞った二人はステージの中央5メートルの高さで見事、性器を合体させた。真司と弥生は勝利の笑みを浮かべる、そしてそのまま、ステージの床に墜落した。

「ネットヲ張ルノヲ忘レテイマシタ」

舞台を設営したアンドロイド助手が呟いた。真司と弥生は結合したまま、ステージの床に激突し、悲鳴を上げた。

「ぎゃああっ!」

腰を強打し、二人はその場に伸びて倒れた。突然のハプニングにショーは中止になり企画したペリクレス校長は激怒した。

 

「なにやってんだよ、ぶち壊しじゃないか!なんでネットを張ってるかどうかぐらい、自分で確認できねえんだよ。お前らはショーダンサー失格だ。クビだ!」

ペリクレスは怒鳴り散らしたが、真司と弥生は腰を強打したために起き上がることが出来ない。タンカで運ばれた二人は、医療用アンドロイドの診察を受け骨にヒビが入っていると診断された。どちらにしてもこの状態ではダンサー復帰は当分不可能だった。桜井真司と弥生は、次の日から、さざなみ市立第一中学校で用務員として住み込みで働くことになった。二人の住居は学校の用務員室である。前の用務員が辞めてから、しばらく使われていなかった4畳半の日当たりの悪い汚い部屋だった。一応、狭い風呂と台所がついている。真司と弥生はここでも衣服の着用は一切禁止であった。一日中全裸で中学校を歩き回り、用務員としての仕事をこなさなければならない。二人の着用している奴隷用の首輪のプログラムには新たな命令が付け加えられた。同じ地球人である第一中学校の生徒や教師の命令にも絶対服従で従わなくてはならない。従わない場合は強烈な電流が流れる。この中学校で全裸なのは真司と弥生だけだった。

「恥ずかしいわ。廊下ですれ違っても、生徒達にじろじろ見られるの」

弥生が夫の真司に訴えた。しかし真司にはどうすることも出来ない。

「なあに、すぐ慣れるさ。おれ達は奴隷の夫婦なんだ。どんなことでも我慢しなくちゃ」

同じ地球人であるはずの生徒や教師達の二人に対する扱いは、逆に横暴を極めた。ネオガイア人に支配されているという鬱屈する思いを他に発散する相手がいなかったから、らしい。ある時、弥生が3年生の男子トイレを全裸で掃除しているといきなり、後ろから拳で後頭部を殴られた。

「どけよ、メス豚弥生。小便が出来ねえだろ」

弥生がびっくりして振り向くと不良っぽい男子生徒が数人立っていた。

「すいません、すぐ終わりますので・・・」

「どけって言ってんだよ!」

背中を思い切り蹴られて弥生はトイレの床に這いつくばった。

「こいつにションベン引っ掛けてやろうぜ」

男子生徒達は弥生を取り囲むように立ち並ぶとズボンのチャックを開け、先日手術でアンドロイドに真珠を埋め込まれたチンポを取り出し、弥生の全裸の体めがけて放尿した。頭のてっぺんから足の先まで、全身にオシッコをかけられた弥生はずぶ濡れになりながら泣きじゃくった。目にオシッコが入って沁みている。

「お願いやめて!なんで、あなた達までに、こんなことされなくちゃいけないの・・・」

「うるせえ!またトイレの床が汚れたから、もう一回、ちゃんと掃除しとけよ」

男子生徒達は弥生に軽侮の眼差しを注ぎながら立ち去って行った。そのころ用務員室では夫の真司が女子生徒達にからまれていた。

「おっさん、ここ、あたし達の溜まり場にしていい?」

「そ、それは困ります・・・あ、いや、構いませんです」

真司は生徒には逆らえないことを思い出し、あわてて承諾した。

「肩もんでくんないかなあ」

「タバコの火ない?」

「はい、ただいまお持ち致します」

真司は女生徒にライターを手渡した。

「ちっ、火、つけてくれよ。全く気がきかねえおっさんだなあ。・・・ねえ、つまんないから、なんか、芸やって見せてよ」

真司は、半年間のショーダンサー生活で芸なら得意である。真司は勇んで台所から皿を取り出すと仰向けに寝転がり、屹立したチンポの上に皿を乗せて、皿回しを始めた。女子生徒達は大喜びした。

「キャハハハ、おっさん最高だよ。他にも、なんかやって見せてよ」

「じゃあ、リクエストにお応えいたしまして、取って置きの芸を・・・」

真司は揮発性のアルコールの入ったビンを取り出し、浣腸器に吸い上げると自分で自分の肛門に注入した。

「お尻の穴から火炎放射を致します。これはかなり危険な芸で、体得するのにかなりの訓練が・・・」

「御託はいいから早くやれよ!」

女子生徒に促され、真司はお尻を誰もいない安全な方向に向けると、ライターの炎を肛門に近付けた。炎はすぐに揮発性のアルコールに引火し、同時に真司は肛門を締め付けていた力を抜いた。アルコールが噴出し、見事に炎が噴出した。さすがに憎まれ口を叩いていた女子生徒たちもこれには、目を丸くした。だが、真司が調子に乗っていると飛び散った火の粉が真司の股間の陰毛に燃え移った。

「あちっ、あちっ!」

真司は必死に手で払って股間の火事を消し止めようとしたが間に合わず、下半身が炎に包まれた。玉袋に水ぶくれができ、陰毛は全焼した。

「ばーか」

女子生徒たちは火傷の痛さに耐え切れず、畳の上を転げまわる真司を冷たい眼差しで見ていた。

 

第47話 古代日本史の謎

 

 紀元208年、赤壁の戦いに巻き込まれた久石千鶴は炎上する曹操の旗艦より長江に投げ出された。水中でもがき、ようやく体を縛り付けていた縄を解いた千鶴は九死に一生を得て岸辺にたどり着いた。

(逃げなくては!こんなところでは死ねない!)

千鶴は妊娠4ヶ月の身重の体を引きずって岸に這い上がった。全裸で体中に夏候惇によって鞭打たれた傷が刻み込まれている。ちなみにお腹の子供は、張飛のセックス奴隷をしていた時に孕んだ子供だった。全裸でさ迷い歩いている千鶴を敗走する曹操軍の一隊が発見した。

「裸の女がいるぞ!」

「おい、あれは曹操様の旗艦に吊るされていた女じゃないか。何でも敵の武将の子供を孕んでいるらしい」

「捕まえよう、褒美がもらえるかもしれん」

体力を使い果たした千鶴に抵抗する気力は残っていなかった。されるがままに兵士の馬の背中に担ぎ上げられ、そのまま撤退する曹操軍とともに本拠地である許都に引き上げていった。千鶴は再び曹操の元に引きずり出された。

「生きておったのか、案外しぶとい女だな。約束どおり殺しはせぬが、張飛の子供を身篭っておる上は自由の身にするわけにもいかぬ。死ぬまで地下牢に入っておれ」

曹操は千鶴に言い渡した。千鶴は許都の宮殿の地下にある地下牢に幽閉され、そこで女の子を出産した。張飛の血をひくその赤ちゃんはただちに母親の元から取り上げられ、曹操の手によって何処かへと葬り去られた。そして千鶴は地下牢に閉じ込められたまま30年の歳月が過ぎていった。

 

 紀元239年、洛陽に遷都した曹操一族の3代目曹叡こと明帝のもとに奇妙な一団が訪れた。みすぼらしい布を体にまとったその一行は、東の海の果てにある島国、倭国からきた正式な使節だという。

「陛下、倭の国の女王卑弥呼の使いだと名乗る使節が参っております。」

報告を受けた明帝はうっとうしそうに手を振った。

「倭の国?なんだそれ、どこにあるんだそんな国?・・・余が会うまでもない。適当にあしらっておいてくれ」

「男女の生口(奴隷)10人を献上したいと申しておりますが・・・」

「野蛮人の奴隷など抱く気もせん。下級兵士どもに分け与えてやれ。それともゲテモノが好きならお前に全部くれてやるが」

「いえ、滅相もございません。ですが、野蛮人の使節とはいえ何かお返しをしないと」

「そうだな、お決まりの金印に『親魏倭王』とでも彫ってやれ。それから女奴隷を何人かつけてやればいい。上玉じゃなくてもいい。地下牢に幽閉されているような犯罪者の女でもくれてやればいい。どうせ野蛮人だ。漢人というだけで喜ぶだろう」

「仰せの通りに陛下」

というわけで、千鶴は30年ぶりに地下牢から出され、奴隷として倭の国、邪馬台国の使節とともに日本列島へと渡ることになった。もちろん、囚人に関する正式な記録のある時代ではないため、20代にしか見えない千鶴が、まさか不老不死で、全く変わらぬ容姿のまま30年間も同じ牢に入っていたとは牢番も気付いていなかった。

 

 千鶴を含む明帝より下賜された女奴隷5人を伴った、邪馬台国の使節は朝鮮半島の南端からみすぼらしい船に乗り海を渡った。そして北九州沿岸から瀬戸内海に入り、東進すること二十日あまりで大阪湾に到着し、上陸すると奈良盆地にある邪馬台国の本拠地へとたどり着いた。

(邪馬台国は近畿地方にあったのか)

長い幽閉生活から、旅の間にリハビリを行い、ようやく頭の中がハッキリしてきた千鶴はボンヤリと考えた。邪馬台国論争の真実が判ったところで今すぐには、現代に伝える術はない。卑弥呼は木造だが、巨大な宮殿に住んでいた。千人の奴隷にかしづかれている。大陸から帰った使節と共に千鶴は女王卑弥呼に謁見した。卑弥呼は身長150センチぐらいの背の低い女だったが尊大な態度で、見下すように全裸で土下座をした千鶴達、女奴隷を眺めた。ちなみに卑弥呼はこの時点では28歳で、切れ長の細い目をした美人であった。

「魏の国への使い御苦労だった。して、魏の帝の返事はいかに?」

使節の長は卑弥呼に明帝より賜った書状を手渡した。さすがに女王というだけあって卑弥呼は漢字を読むことが出来る。一通り書状に目を通した卑弥呼は激怒した。

「なんじゃ、この当て字は!わらわの名前がなぜ『卑弥呼』なのじゃ!これは卑しいという意味ではないか!しかもわが国の名が『邪馬台国』とは!邪なる馬の国という意味ではないか!馬鹿にするにも程がある!」

さらに卑弥呼は大陸より来た女奴隷5人を睨んだ。その中の千鶴の体に目を止める。

「この女、左手の小指がないぞえ。しかも体中に傷跡や焼印の跡がある。ようするに使い古しの傷物の生口(奴隷)をわらわに賜ったということではないかえ!」

使節の長は怒り狂う女王卑弥呼に、どうすることも出来ず、ただただ、恐れ入って頭を下げて黙り込んでいる。

「ええい、腹立たしい!その女の生口どもを思う存分いたぶって、この怒りを晴らしてくれよう!わらわ専用の拷問部屋へ連れて行くのじゃ。」

「ははっ!」

邪馬台国の兵士達に荒々しく引き立てられて千鶴たち5人は卑弥呼の拷問部屋へと連れて行かれた。

 

 

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