第33話 浮浪者になった女子高生

 

矢萩麻衣(18歳、聖愛女学院3年生)が、ネオガイア星人によって、頭に小型コンピューターを埋め込まれてから約半年が過ぎていた。埋め込まれたコンピューターはプログラムに従って、10分置きに麻衣の意識から、肉体を奪い、様々な恥ずかしい行動や、危ない行動をさせるのだ。一定して10分以上同じ方向に歩き続けることが出来ないため、この半年間というもの麻衣は自宅にも学校にも帰ることが出来ずに、行き当たりばったりで、町から町へと放浪を続けている。自分の意識に体がコントロールを戻している間に、誰かに助けを求めようとしても、その時に限り、脳内コンピューターが時間に関係なく干渉してきて、阻止されるのでどうしようもないのだ。もともと、麻衣が着ていた聖愛女学院のセーラー服は泥と埃にまみれて、ドス黒く変色し、今では一見してセーラー服だとは見分けがつかなくなっている。めったに体を洗わないので知的な美少女だった麻衣の顔は汗と油で黒ずんでおり、髪の毛はべったりと頭にはりついている。そして、全身からは獣のような悪臭が漂っていた。

(もうすぐ、受験シーズンだわ)

半分正気を失った頭で、麻衣は考えた。有数の進学校であった聖愛女学院でトップに近い成績だった麻衣は某有名大学への進学を志望して、必死に受験勉強をしていた。それが、ある日突然、宇宙人に誘拐されたばっかりに、浮浪者同然の生活を送るはめになったのだ。麻衣はその日もお腹が減ったのでコンビニの駐車場でゴミ箱をあさっていた。食べかけのパンや食べ残しのコンビニ弁当をかき集めて、急いで鷲掴みにして口に入れる。自分の体がコントロール出来る10分間に全て終えなくてはならない。脳内コンピューターに体の支配権を奪われた後、次に自分の意思で体を動かせるようになった時、どこで、どういう状況に落居っているのか判らないのだ。麻衣があわてて残飯を貪っていると、駐車場の少し離れた所でたむろっていた56人の柄の悪い中学生の集団が麻衣の方に近寄ってきた。

「おい、こいつ、最近この辺をうろついてるって噂の浮浪者だぜ。なんでも受験勉強のやる過ぎでおかしくなったお嬢様学校の生徒だってさ」

「へえ、若い女の浮浪者なんて珍しいよな。汚い格好してても、きれいにしたら、本当は結構美人だったりして」

「やめとけよ、ノミが移るぞ」

麻衣は身の危険を感じて逃げ出した。しかし、コンビニの駐車場から出ないうちに、10分間の自分の意思で体を動かせるタイムリミットが切れて、脳内コンピューターが作動し、麻衣の肉体のコントロールを奪った。麻衣はくるりと向きを変えると不良中学生達のほうにつっかかるような態度で睨みつけながら歩み寄って行った。そして、中学生達の目の前でいきなりスカートをまくりあげると、もともと、ノーパンであった下半身をさらけ出し、中学生達をぎょっとさせた。麻衣は、挑戦的な口調で言った。

「あなたたち、今、あたしのオマンコ見たでしょ。見物料として一人千円づつ払ってちょうだい」

麻衣の口が勝手に動いて脳内コンピューターの指示したセリフをしゃべった。中学生たちは逆上した。

「なんだとてめえ。臭い体で言いがかりつけてんじゃねえよ。おい、みんな、やっちまえ!」

「きゃああ!」

中学生達は麻衣を取り囲み、一斉に足蹴りを始めた。あまりにも麻衣の体が汚かったので、手で殴る気がしなかったのだ。中学生の一人が駐車場の隅に放置してあった角材を拾ってきて麻衣の体を殴り始めた。

「いやあっ、やめてえっ」

たまりかねてうずくまった麻衣にさらに蹴りが浴びせられる。麻衣はアスファルトの上に仰向けにひっくり返った。角材を持った中学生が、スカートがまくれ上がって剥き出しになった麻衣のオマンコに角材の端をズブリと突っ込んだ。

「ぎゃああ!」

激痛と供に、オマンコの内側の粘膜が切れて血が出た。そのとき、コンピューター支配の10分間が過ぎ、体のコントロールが麻衣の意識に戻ってきた。

(早く、この場から逃げなくちゃ!)

「うわああああっ!」

いきなり、麻衣は奇声を発しながら立ち上がると、両腕を滅茶苦茶に振り回して、中学生達を突き飛ばし、必死に走り出した。

「おい、こら、待てーっ!」

 

麻衣は全力で疾走し、追いかけて来る中学生達をどうにか振り切った。そして、呼吸が整うと気を取り直して、いつものように道路の脇を、通行人の邪魔にならないようにトボトボと歩き出した。最近はかなり慣れてきたが、それでも、冬の寒さはかなり応える。麻衣は脳内コンピューターに、何度も自分がやろうとしている行動の邪魔をされながらゴミ箱をあさって、どうにかその日の腹ごしらえをすると、ここしばらく寝蔵に定めていた河原の橋の下へと戻った。そこに、ダンボールや新聞紙、ゴミ捨て場から拾ってきた汚いボロボロの毛布などが集められており、夜はそこで寒さをしのいでいるのだ。久しぶりに麻衣は川で汚れた体を洗うことにした。自分の意識に体のコントロールが戻るのを見計らって素早く服を脱ぎ、川に入った。冬の川の水は恐ろしく冷たい。麻衣はガチガチと歯を噛み合わせて震えながら、川の水を手ですくって自分の体にかけ、埃と泥を洗い流すと、川から上がってまた素早く服を着た。そこで、体のコントロールが離れた。コンピューターに命令された麻衣は、フラフラと寝床のある橋の下へと戻っていった。そこには麻衣の他にも、数人の浮浪者が寝泊りしている。いずれも、社会をドロップアウトした、中年以降の男たちである。浮浪者暮らしが長いのか、痩せ細って生気が全くなく、いかにも、この先生きる希望がない、と言った投げやりな雰囲気を漂わせている。周りには欠けた日本酒のワンカップが散乱しており、アル中でもあるらしい。麻衣はその浮浪者達に声をかけた。

「今日は無料で、あたしの体を抱かせてあげるわよ」

脳内コンピューターが勝手にしゃべっているのだ。いつものことながら、麻衣の意識はうんざりした。

(冗談じゃないわ。なんで、いつもいつも、こんな汚い浮浪者に無料で抱かれなくちゃならないの!どうしても抱かれるっていうんなら、せめて、食べ物か何かを要求しなさいよ!)

屍のように横たわっていた浮浪者たちは、ゾンビのように立ち上がって麻衣の周囲に群がってきた。

「麻衣ちゃん、いつもありがとう。今日はただでいいのかい。おじさん達、麻衣ちゃんのお陰で少しは生きる元気が沸いてくるよ」

浮浪者の男達は麻衣のことを天使か何かだと、思っているらしい。美人で若い娘の浮浪者なんてめったにいない。麻衣がこの橋の下に寝泊りするようになってから、浮浪者たちは何度も麻衣の肉体をご馳走になっているのだ。浮浪者達の体はとてつもなく臭かったが、麻衣自身の体も同様の悪臭を放っているので、気にならなかった。麻衣は前後左右から浮浪者達に体を挟まれて、まさぐられ、身悶えた。

「あ、あうう、いいわ・・」

浮浪者の一人がズボンをおろして垢にまみれたチンポを取り出すと、麻衣の口に押し込んだ。さすがに浮浪者のチンポは恐ろしく臭かった。麻衣はむせて、涙を流しながら、それでも根元まで口に含んでしゃぶった。さらに別の浮浪者が麻衣の股間をまさぐり、オマンコに勃起したチンポを挿入してきた。

「ああっ!」

その時、脳内コンピューターの支配する制限時間が終わった。しかし、もはや麻衣に、あたかもそれが唯一の生きる希望だ、と言わんばかりにセックスに夢中になっている浮浪者達を、払いのける気力は残っていなかった。麻衣は為されるがままに、浮浪者達との乱交セックスにのめり込んでいった。

 

浮浪者達は一人一回づつ、麻衣のオマンコか口の中に射精した。栄養失調で、かなり高齢でもある浮浪者達は、やりたい気持ちはあっても、それ以上体力が続かなかったのだ。その晩、麻衣は浮浪者達に囲まれ、身を寄せ合うようにして眠った。暖房も布団も無しに、外で冬の夜の寒さをしのぐには、人間同士肌を密着させるのが一番暖かいのだ。その日の夜は脳内コンピューターは割と大人しく、それ以上麻衣の体に指令を出そうとはしなかった。次の日、麻衣は目を覚ますと、空腹を満たすために、再び寝床である橋の下を離れて、町なかへゴミ箱をあさりに出掛けた。麻衣が脳内コンピューターの指示と格闘しながら、フラフラと町なかを歩いていると、たまたま、ある小学校の前を通りかかった。校庭では体育の時間の子供達がサッカーをしながら楽しそうに騒いでいる。

その光景を見て麻衣は目頭が熱くなってきた。

(今頃、高校のみんなや、お母さん、お父さんはどうしているんだろう。ちゃんと、あたしのこと探してくれてるのかな・・・)

麻衣は、悲しくなってその場を立ち去ろうとした。その時、脳内コンピューターが麻衣の体のコントロールを奪った。麻衣は何気なく校門から小学校の敷地に入ると、校舎と校舎をつなぐ、渡り廊下の入り口から校舎の中へと入っていった。授業時間なので廊下は静まり返っていてガランとしていて、各教室からの授業をしている教師の声が響いているだけである。麻衣は一番手近で、授業をしている教室に目をつけると、5年A組とプレートに書かれたその教室の扉を開けて、奇声を発しながら中に飛び込んで行った。

「きえええーっ!」

いきなり飛び込んできた汚らしい浮浪者の女に教室内は騒然となった。

「きゃああ!」

「なんだ、お前は!」

その教室で数学の授業をしていた男性教師が叫んだ。麻衣は脳内コンピューターの指令どおり、一番前の席に座っていた女子児童につかみ掛かる。

「いやあーっ!」

「やめろ!」

男性教師はたまたま手に持っていた教師用の1メートルほどの長さの三角定規を振りかざすと、とっさに、麻衣の頭を思い切り殴りつけた。定規の角がもろに麻衣の頭を直撃し、額が割れて血が流れ、麻衣は女子児童から手を離した。

「みんな、後ろの扉から逃げるんだ!」

麻衣がひるんだ隙に、教師が合図した。恐怖に体が固まっていた児童たちは一斉に椅子から立ち上がり、後ろの扉の方へ逃げ出す。そこへ、髪を振り乱した麻衣が追いすがった。

「助けてええ!」

「殺されるう!」

追い詰められて必死になった男子児童達が、手近にあった椅子や机を持ち上げて、手当たり次第に麻衣に投げ始めた。さすがの麻衣も十数人の児童に一斉に物を投げつけられ、両腕で頭をかばってその場にうずくまってしまう。その時、コンピューター支配の時間が終わり、麻衣の意識に体のコントロールが戻って来た。

「いやっ!あ、あたしがやってるんじゃないのよ。あたし、こんなことしたくないのに・・・」

麻衣はその場にうずくまったまま泣き出した。

「何言ってるんだ、お前がやったんじゃないか。頭おかしいのか!」

男性教師はどなった。よく見ると乱入者は、小柄で華奢な娘である。凶器のようなものは、何も持っていない。

「こいつ弱っちいぞ。やっちまえ!」

急に弱気になった麻衣に対して、男子児童達はここぞとばかりに取り囲み、容赦なく麻衣の体を椅子や、掃除道具を持ちだして滅多打ちにした。やがて、騒ぎを聞きつけて職員室から飛んできた、数人の男性教師達に麻衣は取り押さえられた。

 

麻衣は学校側から通報を受けて駆けつけてきた警察官に引き渡された。警察署に連行された麻衣はまず、住所氏名などを尋問されたが、自分の身元を明かして誰かに助けを求めることを、脳内コンピューターによって禁止されている。結局、なんとしても助けを求めたいという自らの意思に反して、麻衣は自分の言葉を一言も喋ることが出来なかった。代わりにひどい悪態をつき始めた。

「あたしの名前を聞いて、口説こうとでも思ってんじゃないの!その顔で、ふざけんじゃないわよ。あたしのオマンコでもしゃぶりやがれ!」

尋問に当たった刑事は逆上した。

「なんだと!警察をなめてるのか!え!それとも、本当に頭がイカレちまっているのか?」

刑事は、机をこぶしでドンと叩くと、怒鳴りつけた。最近こういった学校への乱入事件が多く、警察もナーバスになっているのだ。一緒に尋問に当たっていたもう一人の刑事が落ち着いた口調で指摘した。

「容疑者の着ている服はよく見ると、学校の制服のようです。ほら、ここに学校の校章がプリントされています」

「よし、じゃあ、その線から学校を割り出して、行方不明になっている生徒がいないかどうか調べてくれ」

「わかりました」

いくら尋問されても悪態をつくばかりの麻衣に、刑事はあきらめて留置場に放り込こんだ。留置場内で麻衣はスカートをまくって、ノーパンの大股を広げると、オナニーしながら看守に呼びかけた。

「ねえ、そこの看守さん。あたしのオマンコ見せてあげるからこっちにおいでよ」

全て脳内コンピューターの指示である。看守の警官は留置場の中を覗き込んだが、黒ずんだボロボロの制服と、埃と垢にまみれた麻衣の剥き出しの下半身を見ても性欲はおこらず、ペッと唾を吐きかけただけだった。3日後、麻衣の着ていた制服の校章が聖愛女学院のものだと判明し、行方不明になっている女子高生5人のうちの、人相風体から3年A組の矢萩麻衣だと特定された。麻衣は行方不明になっている他の4人の女子高生の行方についても厳しく尋問されたが、脳内コンピューターのせいで何も答えることは出来なかった。やがて、警察に呼ばれた麻衣の両親が面会にやってきた。麻衣は半年ぶりに見る両親の姿にうれしさのあまり泣き出しそうになったが、その時、体は完璧に脳内コンピューターに支配されていた。

「てめえら、何しに来やがったんだ。さっさと帰らねえとぶっ殺すぞ!」

取調室で両親と対面した麻衣はいきまいた。コンピューターが喋らせているのだ。麻衣の母親と父親は半年もの間失踪していた娘のあまりの変わりようにショックを受け呆然とした。目の前の、以前は優等生だった娘の姿は、汚い浮浪者と化し、不良のような悪態をついている。

「麻衣ちゃん、一体どうしてしまったの。麻衣ちゃんがいなくなってから、お母さん心配で心配で、夜も眠れなかったわ」

母親は泣いていた。

「うるせえよ!放っといてくれよ。どこで何しようが、あたしの勝手だろ!」

「なんてこと言うんだ、麻衣。さあ、家に帰ろう!刑事さん。娘を連れて帰ってもいいでしょう?」

父親が立ち会っていた担当の刑事に頼んだ。

「それは、駄目です。幸い児童に怪我は無かったのですが、不法侵入罪が適用されます。しかも、精神に異常をきたしている様子なので、監察処分にして、精神病院に入院の手続きを取ろうと考えているのですが」

「そんな、娘は何もしていませんよ」

「うるせえんだよ、てめえら、ゴチャゴチャとよう!あたしのションベンでもひっかけてやろうか!」

麻衣はいきなり立ち上がり、片足を机の上に乗せると、スカートをまくり上げて、ノーパンの下半身を剥き出しにした。そして、机の反対側に座っている両親に向けて放尿を始めた。

「ああ、麻衣ちゃん、なんてこと!」

「やはり、精神病院に送るしかありませんな」

麻衣は精神病院に送られる事となった。移送の日、迎えに来た移送車に両親に付き添われて乗り込もうとした瞬間、両親の手を振り切って麻衣は逃走した。未成年者の軽犯罪だったので手錠はかけられていなかったのだ。

「こら!待たんか!」

「麻衣―っ、どこへ行くんだ!」

「お母さんの所に帰ってきなさーい!」

麻衣は素早く路地に逃げ込み、全力疾走で追いかけてくる警官達をまいていった。脳内コンピューターが最適な逃走経路を計算して麻衣の体に指示したのだ。

(さよなら、お父さん、お母さん。体がどうにもならないの・・・)

勝手に走り続ける体の中で、麻衣の心は泣いていた。麻衣は警察の追跡から逃れるために、ここしばらくの寝床があった橋の下には二度と戻らなかった。町から離れて、ほとぼりがさめるまで山林に身を隠すことにしたのだ。山林での潜伏生活は町での放浪生活よりさらに、孤独で過酷だった。

 

第34話 人間狩り(初詣編)

 

以前、ネオガイア星人の協力によって、銀河警察に逮捕された宇宙人グレイの犯罪者5人がいた。彼らは保釈後、ネオガイア星人に復讐するために、地球人、狩野真弓を捕獲し、人間核爆弾に改造してネオガイア人の母星に送り込もうとした。だが、その作戦は失敗し、その後、彼らは一旦所属する犯罪組織に呼び戻され地球を離れていたのだが、仕事が一段落して、今回再び、地球へと戻って来たのだった。5人は新しく購入した前回より少し大きめの宇宙船に乗っていた。

「隊長、ネオガイア星の奴等、この星に大型の宇宙母艦を呼び寄せていますぜ」

グレイのパイロット、ゴ・オイ・モイが言った。5人のリーダーであるギ・アン・ガスがダークブルーの巨大な目を光らせた。

「構う事は無い。いくら大型の宇宙母艦でも所詮、発展途上国のネオガイア星人が造ったものだ。戦闘力など、たかがしれている。ゴ・オイ・モイ、無視して地球に船を下ろせ。これから久しぶりにハンティングを楽しむぞ」

「了解、隊長」

宇宙人グレイは爬虫類から進化した、銀河系を支配する高等生命体である。平均身長120センチ、両手両足に3本づつの指を持ち、生殖器官は退化してなくなっている。灰色の皮膚と頭部に巨大なダークブルーの二つの大きな目を持っている。完全な肉食で、趣味は地球人のような原始的な半文明人をハンティングすることだった。グレイの宇宙船はまっしぐらに日本列島に降下していった。

「この星ではこの列島が一番人口が密集していて、しかも文明の進み具合が一番早いようだ。だから、たらふく食って太った、うまそうな地球人が多いんだよ。」

ギ・アン・ガス隊長が説明した。グレイ達は、探知機で一番、人間が密集していそうな場所を探し、ある、神社に狙いを定めた。その日はお正月でその神社には数千人の初詣客が押しかけていたのだ。

 

 初詣客でにぎわう神社の上空を突然、巨大な黒い影が覆った。直系100メートルはあるかと思われる銀色の金属光沢を放った円盤が出現したのだ。初詣客はざわついた。

「なんだあれは。UFOか?」

「神社のアトラクションじゃないの。最近の神社はこんなことまでやるのね」

「ほら、見なさいUFOだよ。すごいねえ」

正月気分の初詣客達は、神社側のアトラクションだと思ったようだ。すぐにパニックにはならない。やがて、神社全体が円盤の発生させたエネルギーバリアに包まれた。これによって数千人の初詣客がバリアの内側に閉じ込められることになった。円盤のハッチが開き、戦闘服に全身を包んだグレイが3人とアンドロイド兵士20体が降下してきた。

「さあ、ハンティングの始まりだ」

グレイの隊長ギ・アン・ガスが、後の二人のグレイに言った。3人は神社の境内の群集の真っ只中に着地すると、短いレーザーナイフを取り出し、手当たりしだいにまわりの人間達を切り裂き始めた。

「ぎゃあああ!殺されるーっ!」

「な、なんだ一体こいつら!」

「逃げろ、化け物だ!」

何人かが、血しぶきを上げて、切り殺されるのを見て、群集はパニックになった。必死に逃れようとするが、もともと境内はすし詰め状態であり、他人を押しのけないと前に進むことが出来ない。グレイの3人はレーザーナイフで一人づつ味わうように地球人を殺していった。殺すだけならもっと効率のいいレーザー銃や、刃渡りの長いレーザーサーベルがあるのだが、あくまで目的はハンティングであるため、それらの武器は使わない。また一緒に降下した戦闘用のアンドロイドは不測の事態に備えるための護衛であり、殺戮には参加していない。あくまで、3人のグレイのためのお遊びなのだ。群集の中には、色鮮やかな着物を着た若い女や、コートにミニスカート、ロングブーツといった服装の女性もいる。また、アルバイトで雇われている巫女達もたくさんいた。アンドロイド兵士達はそれらの若い人間達ばかりを捕まえて、円盤に運び始めた。ハンティングが終わった後の宴会で食べるのだ。騒ぎを聞きつけて、警備に当たっていた警察官やガードマンが集まってきた。警察官は地面に転がる無数の血まみれの死体を見て青ざめ、グレイ達に拳銃を向けた。

「無駄な抵抗はやめろ。さもないと撃つぞ」

グレイは全く意に介さないようだった。無視して殺戮を続ける。警察官は発砲した。弾はグレイの胴体に命中したが全身を包む戦闘服によって弾ははじき返されただけだった。数分後、グレイの命令を受けたアンドロイド兵によって、警察官達は皆殺しにされた。

 

数時間後、ハンティングが終わってエネルギーバリアが解除された時、神社の境内には数百人の参拝客の死体が転がっていた。そして飛び去った円盤には、若い男女ばかり100人以上が運び込まれ、グレイによって連れ去られていた。警察と政府はこの事件は、正月を狙った某組織の悪質なテロ事件として処理した。一方飛び去った、グレイの円盤は人里離れた山間部に着陸し、そこでハンティングの打ち上げパーティが催されることとなった。5人のグレイ達は不公平がないように交代で殺戮に参加していたため、全員が戦利品である、切り取った人間のオマンコやチンポ、乳房などを持っている。そして、それを互いに見せびらかして自慢し合いながら、捕虜にした若い男女100人から搾り取った愛液や精液をコップに注ぎ、うまそうに飲んでいる。やがて、アンドロイド兵士によって一人の若い女性が宴会場に連れてこられた。女性の名は山岸香奈子24歳、大手企業の事務職OLである。たまたま、彼氏と初詣に来ているところを捕獲されたのだ。彼氏の方は目の前でグレイの一人にレーザーナイフで殺されている。香奈子は鮮やかな薄いグリーンの着物を着ていたが、アンドロイドによって脱がされ、全裸にされると宴会をしているグレイ達の真ん中のテーブルの上に仰向けに大の字で縛り付けられた。

「うまそうな地球人だ。どれ、立食パーティといくか」

ギ・アン・ガス隊長がレーザーナイフを取り出し、香奈子の右の太腿に突き立てた。

「ぎゃあああ、熱いーっ、熱いよーっ!」

香奈子は絶叫して、泣き喚いたが、グレイはそのままレーザーナイフで香奈子の太腿の肉を削ぎ取り、口に入れた。

「うまい、うまいぞ!なかなかいけるじゃないか」

香奈子の太腿からは血が噴き出している。ギ・アン・ガス隊長は頬張った肉を飲み込むと香奈子の太腿の傷口にむしゃぶりついた。そして、血をすする。

「少し、甘味が効いていてトロけるような味わいだ。香りはこの前食べた、パゴス星の甲殻生物に似ている。」

ギ・アン・ガス隊長が感想を述べると、残りの4人のグレイはヨダレを垂らさんばかりの表情になった。

「俺達も頂きますよ。」

グレイ達は動けない香奈子を取り囲み、てんでにレーザーナイフを突き立て、肉を削ぎ取り始めた。香奈子は自分の体が食べられていく、恐怖と苦痛に絶叫した。

「ぎえええーっ!やめて、助けてーっ!食べられるううう!」

香奈子は先程のハンティングで殺された恋人の名を呼んで助けを求めたが、獲物の叫び声を聞いてグレイ達は食欲をそそられるばかりだった。

 

香奈子の肉体は5人のグレイによって肉をどんどん削ぎ取られていった。皮膚と筋肉がむしりとられた、体中いたるところで骨が顔を出す。乳房は一番やわらかくて美味しいので5人のグレイが均等に分け合って食べた。オマンコとクリトリスはギ・アン・ガスが隊長権限で独り占めしたため、残りの4人のグレイが不満をもらした。香奈子は泣き喚き続けたが、とうとう失禁して気絶してしまった。

「新鮮味を感じさせるために食材は最後まで生かしておく方がいい。頭部に生命維持装置をつないでくれ」

ギ・アン・ガス隊長がアンドロイドに指示した。アンドロイドが外付けの小さな生命維持装置を持ってきて、そこから伸びている細いチューブを、香奈子の首筋に小さな穴を開けてつないだ。これで香奈子の胴体が全部食べられてしまっても、頭部は生き続けることが出来る。生命維持装置のスイッチを入れると気絶していた香奈子が目を覚ました。

「ひいいいっ!いやーっ!見たくないわ、起こさないでええ!」

香奈子は現実から逃避するためにもう一度気絶しようとしたが、生命維持装置から大量のアドレナリンが送り込まれ、食材の新鮮さをアピールするために無理矢理、意識を覚醒したままにされた。グレイ達は香奈子の皮膚と筋肉の美味しそうなところを全部食べ終わると、内蔵に取り掛かった。

「内臓はモツ鍋にしましょうか?」

「いや、やっぱり生が一番うまいって!」

グレイの一人が香奈子の皮膚と腹筋が食べられて、内臓が剥き出しになった下腹部から子宮を切り取り、まだヒクヒクしているものを丸ごと口に入れた。

「うまい!」

別のグレイは肝臓を切り取って、むしゃぶりつく。腸を引きずり出してソーセージのように端からもぐもぐと食べているグレイもいる。

「さすがに心臓と胃は肉が固いから、少し煮込もう」

ギ・アン・ガス隊長がアンドロイドに命じて料理させることにした。香奈子の頭部は、全く手をつけられずに、自分の首から下の肉体が、内臓の最後のひとかけらまで食い荒らされていく様を、気絶することも許されずに見せ付けられることになった。グレイが食事を続けている間中、香奈子は血走った目を大きく見開いて絶叫し、あらんかぎりの呪詛と哀願を繰り返した。香奈子が叫べば叫ぶほど、それはグレイ達にとって食材がいかに新鮮かを再認識させることになり、ますます食欲を刺激するのだ。やがて、首から下が全て食い尽くされて、ほぼ骨だけになると、最後にレーザーメスで頭蓋骨を切開された。

「ぎやああああ!」

脳みそを、グレイに鷲掴みでつかみ出され、とうとう香奈子は死亡した。グレイ5人は香奈子の脳みそを容器に五等分し、よくかき混ぜてからチューチューと吸い取った。

 

初詣の参拝中にグレイの襲撃を受けて、円盤に捕獲された100人あまりの若者たちは円盤内の狭い部屋にすし詰めにされていた。服装は捕獲された時のままで、着物姿の女性や、コート、ミニスカートにロングブーツの茶髪のお姉さんや、清楚な雰囲気の巫女さんまでいる。男性の方もスーツ姿や、カジュアルな格好など様々であった。彼らは全て、これから宇宙人グレイの食料になるのだ。まず最初に連れ出された山岸香奈子に続いて、3人の若い男性がアンドロイドによって部屋から連れていかれた。数十分後、3人が帰ってきたとき、彼らは全裸で、股間のチンポはなくなっていた。グレイのおやつに食い千切られたのだ。傷口はレーザーナイフの熱で焼かれて止血されていた。グレイの食事は朝と晩の一日2回である。そしておやつの時間が一日に3回ある。食事の時間に連れて行かれたもののうち一人は必ず帰ってこなかった。メインディッシュとして、最後の肉の一片まで喰らい尽くされたのだ。その他のおかずやおやつに指名された人間は、帰って来る度に体の一部が無くなっていた。腕を食い千切られたものや、乳房を食い千切られたもの、文字通りクリトリスをおかずに食べられただけで済んだ女性もいる。生き残っている人間達には一日一回、チューブ入りの栄養満点の食事が与えられる。こうやってグレイは自分たちの食材をいつでも新鮮なまま食べられるように生きたまま保存しているのだ。日がたって次第に体の部分を失っていくものが増えるにつれ、捕獲された人間達の間に息苦しいほどの絶望感が広がっていった。

 

また、捕獲された人間達には、グレイの嗜好品である愛液と精液、母乳を搾り取られるという義務も課せられた。女性には棒状の吸引器を、男性には卵型の容器を一つづつ渡されていた。それに、一日の内に分泌できる最大量を搾り出さなければならないのだ。閉じ込められた狭い部屋の中で男女はオナニーに励んだ。他にすることもなく、グレイに喰われるのだ、という恐怖を紛らわせるためにも、必死に励んだ。ひょっとして、分泌量の多い人間は喰われずにそれ用の人間として生かし続けてもらえるかもしれない、というかすかな期待もあった。男女間のセックスは禁止されていた。貴重な精液と愛液が無駄になるからである。さらに女性は全員がホルモン剤を注射され、子供を出産した時と同じ状態にされ、一日5回、アンドロイドに搾乳機で母乳を搾り取られた。たまたま神社で巫女の短期アルバイトをしていて捕獲された谷沢由佳里(19歳)も必死で棒状の吸引器をオマンコに挿入し、左手でクリトリスを愛撫してオナニーに励んでいた。右腕は二日前におやつの時間にグレイに呼び出された時、食い千切られてしまっている。それ以来、傷口が傷んでどうしようもなかったが、苦痛と恐怖を紛らわせるためにも、オナニーを止めることは出来なかった。去年高校を卒業したばかりの由佳里は当然独身で、子供を生んだ経験もなかったが、ホルモン剤のせいで両乳房が痛いほど張ってきている。その日、3回目の搾乳が終わった後、由佳里を含む、10人の男女がアンドロイドによって部屋から連れ出され、別の部屋へと連れて行かれた。絶望に打ちひしがれているため、誰も抵抗したり逃げようとしたりしない。てっきり、由佳里はまた、体の一部分かもしくは全部をグレイに食べられるのかと思い恐怖に震えたが、そうではなかった。連れて行かれた部屋には2人のグレイと5体のアンドロイドがいた。グレイの一人、ギ・アン・ガス隊長が自動翻訳機を使って話し始めた。

「我々は、ネオガイア星人どもに復讐しなくてはならん。お前達にはそのための兵器になってもらう。つまり、お前達の体に高性能爆弾を埋め込み、ネオガイア星人の宇宙船に瞬間物質移送機で転送するのだ。お前達には、宇宙船の重要な機器を自分で探し当てて体当たりしてもらう。なお、その爆弾には脳波センサーが付いていて、お前達の生命反応が停止したら起爆するようになっている。だから、目標に到達したら、わざと敵に殺されるか、自殺するかしてくれ。当然だが、もし、目標に到達するまでに死んだ場合も爆発するからな。」

10人の男女は青ざめた。どっちにしても死んでしまうだろう。しかし、どうすることも出来なかった。10人の男女(男4人に女6人)は一人づつ、手術台に乗せられ、アンドロイドの手によって、肛門に卵大の高性能爆弾を挿入されていった。爆弾にはストッパーが付いていて、一度挿入されると二度と取り出せないようになっている。手術の順番を待ちながら、体の一部を欠損した10人の男女は、自分の陥った恐ろしい境遇を呪って無言ですすり泣いた。

 

グレイの犯罪者達が、ネオガイア星人への復讐の準備を進めていた頃、地球上空の大気圏外では、その攻撃目標である、当のネオガイア星人の大型宇宙母艦オリンポスの司令室に銀河警察より、通信が入っていた。

「私は銀河警察、第26管区責任者のヤ・グ・オイだ。ネオガイア星人の諸君達伝えたいことがある。」

通信スクリーンに現れたグレイが言った。ヘラクレス提督はため息をついた。

(また俺達を自分達の捜査のために協力させる気じゃないだろうな。銀河警察の奴ら、俺達をいつでも好きな時に、ただでこき使えると思ってやがる)

「どういったことでしょうか。捜査協力であれば我々も最善の努力はさせて頂きますが」

「実は諸君らが周回中の惑星に、我々がマークしている、銀河シンジケートに所属するグレイの犯罪者5名が潜伏している。以前、諸君らの仲間の協力で逮捕した奴らだがね。どうやら彼らはその時のことを、根に持っていてネオガイア星人に復讐しようとしているようなのだ。パトロール船を一隻そちらに向かわせたが、到着するまで、充分気を付けてくれたまえ。」

「了解しました。ヤ・グ・オイ閣下」

銀河警察からの通信は切れた。ヘラクレス提督は考え込んだ。

(パトロール船が来てくれると言っているが、相手はグレイだ、それまでにどんな悪質な手段で攻撃してくるかわからん。ここは一つ、先手必勝といくか)

ヘラクレス提督は攻撃コマンドを編成することにし、サイボーグ部隊の作戦指揮官であるイカロスを呼んで事情を話した。

「・・・というわけで、地球に着陸しているグレイの宇宙船を攻撃しようと思う。君のサイボーグ部隊を出撃させてくれ」

イカロスは困った顔をした。

「それが、提督。3体のサイボーグのうち、明日香と健吾はまだ、前回の作戦で受けた損傷から回復しておりません。それにもう1体のピタゴラス博士に製作してもらったサイボーグなのですが、こいつは初めから全く使い物になりません。なにしろ、唯一の主力兵装がいちいちオナニーをしないと発射できない、という代物でして・・・」

「かまわん、そいつを出撃させろ。どうせ使い物にならないんだったら、置いておいても仕方ないだろう」

「それもそうですね。了解しました」

 

水中戦用サイボーグの清水優香(22歳、元シンクロ、オリンピック選手)に出撃命令が下った。転送機で送り出された優香がアンドロイド兵50体と供に実体化したのは日本列島の山間部で、グレイの円盤が着陸している地点のすぐそばの林の中だった。ネイガイア星人の死傷者を出すことを嫌ったヘラクレス提督が今回もアンドロイドとサイボーグだけを出撃させたのだ。しかもアンドロイド兵は前回の地球人の研究施設を攻撃した時に相当、数が減っており、50体が出撃可能な最大数だった。実体化した優香はアンドロイド兵達とともに着陸しているグレイの円盤の方へと前進を始めた。水中戦用サイボーグである優香は地上では全く動きが鈍い。背中に取り付けられた水中推進用のスクリューや、下腹部に埋め込まれた金属製の魚雷発射管が陸上では異様に重いのだ。水の外では優香は普通に歩くだけでも激しい疲労を感じる。そのころ、グレイの円盤の内部では、ネオガイア星人の部隊が出現したことはすぐにレーダーでキャッチされ、司令室に警報が鳴り響いていた。

「ふむ、敵の戦力はアンドロイド50体にサイボーグ1体か。それに対して我々の戦力はアンドロイド20体というところだな・・・」

グレイの指揮官、ギ・アン・ガス隊長はつぶやいた。アンドロイドの性能自体はグレイ製の方がネオガイア製のものより数段上である。しかし、戦力差が大きい。生身のグレイ5人は、危険を犯して戦闘のために出撃する気などさらさらない。

「よし、戦力差を埋めるために、アンドロイドと供に地球人の人間爆弾どもを出撃させよう」

グレイの円盤から、20体の戦闘用アンドロイドと、谷沢由佳里を含む10人の人間爆弾たちが出撃した。人間爆弾達は敵に体当たりし、自殺することによって体内の高性能爆弾を起爆させるのだ。10人の人間爆弾は出撃する前に催眠暗示装置を使って命を惜しまず、ただやみくもに敵に突撃するように暗示をかけられていた。

「うおおおおーっ!」

10人は雄叫びを上げながら突進した。全裸のものや、上半身が裸のもの、下半身が裸のものがいる。服装も巫女姿のものや晴れ着をきたもの、洋服を着たものまで様々である。さらに彼らはグレイの食事のたびに食い千切られて、腕が片方なかったり、乳房がなかったり、チンポがなかったりするのだ。全員に共通して言えることは自暴自得になって泣き喚いていることだった。

「死にたくない!死にたくない!こんなところで死にたくないよう!」

それでも、体は止まらない。ネオガイア製のアンドロイドがレーザー銃で応戦し、下半身が裸で、チンポのない男が胸を撃たれて倒れた。次の瞬間、肛門に詰め込まれていた高性能爆弾が起爆し、大爆発を起こして彼の体は粉々に吹き飛んだ。近くにいたグレイのアンドロイド2体が巻き添えを食って損傷を受ける。

「ひいいいいーっ!」

残りの男女数人がレーザー銃で体を蜂の巣にされながらも、走り続け、ネオガイア製のアンドロイドに抱きつく。そして、息絶えると同時に自分もろとも敵のアンドロイドを吹き飛ばした。右腕のなくなった巫女姿の由佳里は突撃しながら、敵のアンドロイドの中に一人だけ裸の若い女が混じっていることに気付いた。一人だけ、非常に動きが遅く走るのが億劫そうだ。由佳里はその女、水中戦用サイボーグの優香に狙いを定めると突進し、抱き付いて押し倒した。

「お願い、死んでーっ!」

由佳里は叫んだ。しかし、由佳里が先に死なないと体内の爆弾の起爆スイッチは入らない。

「何なのあなた?日本人?何してるのこんなところで?」

命令されるがままに戦うだけの優香には自分が今いる場所が地球のどこかも判っていないようだ。とりあえず、右手に持っていたレーザー銃で飛び掛ってきた巫女姿の娘を撃ち殺そうとした。そのとき、戦闘の様子を軌道上のオリンポスからモニターしていたイカロスから脳内コンピューターを通して警告が届いた。

「やめろ、優香。その娘は人間爆弾だ。殺すと爆発するぞ」

仕方なく優香はレーザー銃の使用をあきらめると、素手で由佳里を殴りつけた。しかし、自暴自得になっている由加里は鼻血を噴き出して、顔中を血だらけにしながらも優香の体を離さない。二人の女は取っ組み合いながら、戦場の真っ只中を転げ回った。

 

 グレイ製の戦闘用アンドロイドはネオガイア製の戦闘用アンドロイドの三倍の戦闘力を持っている。最初、グレイ側は、数では劣っていたが、人間爆弾の自爆攻撃の援護もあり、戦闘開始後約15分間で、ネオガイア星人の50体のアンドロイドをほぼ全滅させてしまっていた。その状況を、宇宙母艦オリンポスの作戦司令室でモニターしていた、ヘラクレス提督とイカロスは青くなった。

「グレイに手を出すんじゃなかった・・・」

ヘラクレスは後悔していた。イカロスは敗北を認め、降下部隊の撤収を決意した。

「優香、味方はほぼ全滅だ。転送ビームで回収するから、早くその爆弾娘を、引き離せ!」

衛星軌道上からの指示に優香は由佳里を突き放そうと必死にもがいた。由佳里の腹に右足で思い切り蹴りを入れてみる。しかし、グレイに催眠暗示をかけられている由佳里は両足と左腕を優香の体にがっしりと絡みつかせており、いくら優香に蹴られようとも、殴られようとも、絶対に離れようとしない。由佳里の片腕しかない左手が、優香の顔を恐ろしい力で鷲づかみにし、頬に爪を立てて優香の美しい顔から血が流させた。

「くそっ!離れろ!」

優香はあせった。早く振りほどかないと今度はグレイのアンドロイドの標的にされてしまう。優香は渾身の力を込めて、狂ったように由佳里の顔を、何度も無茶苦茶に殴りつけた。

「あああ!やめて!死にたくないっ、あたしが何をしたっていうの。お正月に初詣のアルバイトをしてただけじゃない!お母さん、助けてーっ!ごぼっ、ごぼっ」

泣き叫ぶ由佳里のあごが砕け、歯が何本も折れ飛んだ。鼻がひしゃげ、顔面が陥没する。それでも催眠暗示の効果が続いている由佳里は離れない。その時、近くに迫っていたグレイのアンドロイド兵士の一体が、取っ組み合っている優香と由佳里に向けてレーザー銃を発射した。レーザー光線は二人の胴体を貫いた。

「ぎゃあああ!」

さすがに由佳里は全身の力が抜け、二人はバラバラにその場に倒れこむ。この一瞬のチャンスを捉えて、優香の体が転送ビームに包まれて消えた。次の瞬間、由佳里の脈が止まっり、高性能爆弾が起爆して由佳里の肉体は粉々に吹き飛んだ。

「完敗です」

オリンポスの司令室で優香の回収に成功したイカロスが、ヘラクレス提督に言った。優香は、修理のために生みの親であるピタゴラス博士の元へ運ばれる。優香の体はレーザー光線の貫通によって、背中から腹部にかけて黒こげの大穴が開いていた。焼け焦げてしまった優香の生身の臓器の替わりに合成素材の人口臓器を埋め込まなければならないだろう。そのころグレイの円盤の司令室でも、隊長のギ・アン・ガスが地球からの退却を決めていた。

「おそらく、ネオガイア星の奴らは、銀河警察に通報しているに違いない。ネオガイアの奴らなど、屁でもないが銀河警察に攻撃されるとやっかいだ。ほとぼりが冷めるまで一時地球を離れよう」

グレイの円盤は着陸地点より、あわてて上空に舞い上がった。そして神社から食料にするため拉致した地球人の若者のうち、まだ生き残っている70人あまりの男女を乗せたまま、逃げるように地球を飛び去っていった。

 

第35話 過酷な指令

 

 宇宙拷問研究所のピタゴラス博士は新たな実験材料を探すために、大型宇宙母艦オリンポスの生体実験用の地球人が監禁されている収容ブロックを訪れていた。そこにはネバダ砂漠の研究施設を襲撃した際に拉致してきた、アメリカ人の男女の科学者や軍人などが大勢、全裸でとじこめられていた。

「精神肉体ともに強靭な女性の実験材料はいないかね?」

ピタゴラス博士が実験材料の管理をしている担当官に尋ねた。

「あれなんかどうでしょう?地球人の女スパイで、我々の地上基地に潜入して、ネオガイア人の兵士を相手に、一人で大暴れしたらしいのですが」

担当官が指差したのは宇宙人に関連する事件を捜査中に捕らわれていた、国家公安庁の美人捜査官、久石千鶴(29歳)だった。千鶴は全裸にされていたが、ピタゴラス博士に気付くと、反抗的な目でキッと睨みつけた。

「いいねえ、今回の拷問実験にぴったりだ。よしあれにしよう、私の実験室に運んでくれないか」

千鶴は2体のアンドロイドに両脇を挟まれて、ピタゴラス博士の実験室のある拷問研究船に、ドッキングシャフトを通って運び込まれた。ピタゴラス博士はアンドロイドに押さえつけられて動けない千鶴の首に、例の脳波センサー付き、爆弾内臓の首輪をはめた。

「今回の実験内容はいたって簡単だ。君を素っ裸で地上に戻してから、この首輪の通信機を通して様々な、過酷な指令をあたえる。もしそれが実行出来ない場合は、首輪がドカンと爆発して君は死んでしまうという訳だ。どうだ、楽しそうな実験だろう?」

千鶴は、ピタゴラス博士を睨みつけたまま一言も喋らない。あらゆる武術に堪能な千鶴は、ほんの少しでも隙があれば彼らに襲い掛かって逃走しようと考えているのだ。

「強がっていられるのも今のうちだ。フフフフ・・・」

千鶴は首輪爆弾を付けられたまま、生まれたままの姿で地上へと転送された。

 

 千鶴が実体化したのは、日本の都市部の、歓楽街の路上だった。千鶴にはそこが首都圏なのか関西なのか、またはそれ以外の地方都市なのかもわからない。時刻は昼間のようである。通りには大勢の通行人がおり、全員が、真昼間にいきなり現れた全裸の美女に驚いていた。千鶴が実体化した場所の、辺りの状況を把握するよりも早く、衛星軌道上のピタゴラス博士から、首輪の通信機を通して第一の指令が届いた。

「まず、最初の指令を伝える。今、お前の立っている場所のすぐ横の建物に、地球の小さな犯罪組織の本部がある。そこに乱入にて、その組織のボスの頭を殴り、彼が持っている地球人の良く使う火薬式の銃を奪うのだ。制限時間は15分間だ」

指令とともに、首輪がピッピッと不気味な電子音を立て始めた。指令を実行して完了するまで首輪爆弾の起爆装置は止まらない。千鶴はキョロキョロと辺りを探った。すぐ側に雑居ビルがあり、1F部分に『真藤組』と書かれた看板が掲げられている。つまり、千鶴はヤクザの組事務所に裸で乱入して組長の頭を殴り、拳銃を奪って来いと言われているのだ。指令の意味を理解した千鶴は顔面蒼白になった。しかし、ためらっている時間はなかった。

(くそっ、宇宙人め!馬鹿にしやがって。この借りは倍のして、いつか必ず返してやる!)

千鶴はおもむろに事務所のドアを開けると、素早くその中へ乱入していった。事務所の中では5,6人の人相の悪い組員がタバコを吸ったり、花札をしたりしていた。

「なんじゃ、貴様は!」

組員達は最初、対立する組の出入りかと思ったようだが、相手が裸の若い女一人だと判ると、顔がにやけ、一瞬、気を緩めた。千鶴はそのチャンスを逃さず、一番近くにいた組員の首筋に手刀を叩き込み、昏倒させた。残りの組員はその光景を見てようやく相手の、見かけによらない力量に気付き、一斉にドスを抜いた。

「どこの組のもんじゃい!」

「この中で組長は誰なの?」

もちろん、千鶴の問いかけに答える組員はいない。千鶴は事務所の奥にドアがあり、もう一つ別の部屋があることに気付いた。千鶴は猛然とそのドアをめがけてダッシュする。ドスをふりかざした組員達が千鶴の突進を阻止しようと襲い掛かり、大乱闘になった。いくら千鶴が格闘技の達人とはいえ、人数の違いに加えて素手である。一人の組員のドスが素手で闘う千鶴の右肩を切り裂き鮮血が飛び散った。

「うっ!」

千鶴にはしかし、傷の痛みに構っている暇はない。組員達のドスの一突きで致命傷を受ける前に組長の元にたどり着かねばならない。合気道と空手の達人である千鶴は、どうにか、組員達を圧倒して奥の部屋へと飛び込んだ。そこには成金趣味のような豪華なデスクがあり、組長らしき、威厳のある男がデスクに座ったまま、入り口のドアの方に拳銃を構えていた。

「なんじゃ、騒々しいのう」

組長、真藤登(52歳)は落ち着いた声で言った。千鶴は標的の姿を確認すると闇雲に真藤に襲い掛かった。真藤が手に握った拳銃の引き金を引いたが、その行動を予想した千鶴が身をひねったため、弾はほんの僅かな差で千鶴の脇腹をかすめ、外してしまう。そのまま突進した千鶴は、次の瞬間、見事に真藤の頭をポカリと殴り、右手首をひねって、拳銃を奪い取った。冷静だった真藤が逆上して怒鳴った。

「お前ら!この女を生かして返すんじゃねえ!組の面子が丸潰れだ!」

「おおっ!」

「このアマっ!」

千鶴の後から組長室に飛び込んできた組員たちは罵りながら、ドスを振りかざした。自分の拳銃を抜いている者までいる。千鶴は両腕で頭と顔をかばって、組長室の窓に体当たりし、ガラスの破片とともに外の路地に転がり出た。組員達の罵声と銃声が響き渡る中、すぐさま、千鶴は立ち上がると、奪い取った拳銃を握り締めて路地裏へと逃げ込んでいった。千鶴の体は割れたガラスの破片にまみれて、いたるところを怪我して出血している。首輪爆弾の起爆装置の電子音がひとまず止まった。

「さすがはわしの見込んだ実験体だ。第一の指令を見事やりとげたな。続いて、お前に第二の指令を与える」

首輪からのピタゴラス博士の声に、宇宙人の言いなりになるしかないと悟った千鶴は、口惜しさのあまり唇を噛み締めた。

 

路地裏を全裸で駆け抜けながら、千鶴は首輪から聞こえるピタゴラス博士の第二の指令を聞いていた。真藤組の組員達は、どうにかまいたようだが、さすがに全裸なので冬の寒風が体にこたえる。驚いている通行人達の視線はこの際無視する。

「その先に地球人の金融業者の出先機関がある。そこに、人質を取って立てこもるんだ。今回は制限時間は無しにしてやろう」

千鶴は険しい表情で前方を眺めた。四つ葉銀行桜ヶ丘支店と看板の立てられた銀行のビルがある。今度は銀行強盗をしろ、と言われているのだ。首輪爆弾の起爆装置が作動し始めた。自分が死にたくなければやるしかない。千鶴は拳銃を握り締めると四つ葉銀行の正面入り口から乱入した。

「動くな、全員両手を上げて、その場に伏せろ!」

突然現れた、拳銃を構えた全身血だらけの全裸の美女に、行員や、たまたま居合わせた客達はあっけに取られた。一瞬静粛が行内を支配する。千鶴は拳銃を一発天井に向けて発射し、再び怒鳴った。

「聞こえないの!従わないと撃ち殺すよっ!」

「きゃあああ!」

行内は大パニックになった。別の入り口付近にいた2,3人の客がとっさに外へ逃げていく。しかし他の多くの者達は逃げることは出来ず、結局、千鶴の指示どおり両手を上げてその場にしゃがみこむしかなかった。最初の騒ぎがおさまって、全員が黙り込むと千鶴は拳銃を構えたまま、銀行のカウンターを乗り越え、奥の方にいた支店長らしき年配の男を後ろから羽交い絞めにし、こめかみに銃口を突きつけた。

「シャッターを全部閉めて、内側から、鍵をかけるのよ。ちょっとでもおかしな動きをしたら、即座に射殺するわ」

行員達は言われたとおりにした。やがて、千鶴の立てこもった銀行の支店は通報を受けた警察と機動隊によって完全に包囲された。

 

緊迫した空気に包まれた銀行のオフィスでプルルルルと電話が鳴った。千鶴が合図して、女子行員の一人が電話を取らせる。電話は包囲している警察の指揮官からだった。千鶴は女子行員に自分の傍まで、電話のコードを伸ばして持って来させ、右手で拳銃を支店長に突きつけながら、左手で受話器を取った。

「お前の立てこもっている銀行は完全に包囲されている。逃げ場はないぞ。あきらめて人質を解放して出てきなさい」

「あたしの名前を教えてあげるわ。久石千鶴。現役の国家公安庁所属の捜査官よ。でも、もう、こんな世の中にうんざりしたの。これから、お前達に素晴らしい地獄を見せてあげるわね」

千鶴はピタゴラス博士に命じられた通りに喋った。すぐに、公安庁の方に照会されるだろう。これで千鶴の身元は割れてしまった。もう、後戻りは出来ない。

「国家公安庁・・??何を言っている。いったい要求は何だ?」

「要求は、そうねえ・・・まず、特大のバイブレーターを2本用意してちょうだい。それから、テレビ局のカメラを一台、カメラマンと一緒に銀行の中に入れるのよ。あたしのバイブオナニーを生中継で全国民に見せてあげるわ。もちろんボカシなんか入れたら人質を射殺するわよ」

全て、ピタゴラス博士からの指示通りのセリフである。犯人のあまりに奇妙な意表をついた要求に、電話の向こうの警察官はしばらく黙り込んだ。

「・・・わかった、用意するから1時間待ってくれ」

「早くするのよ!」

電話が切れた。その会話を聞いていた銀行員達も怯えながらも怪訝な顔をしている。千鶴は叫んだ。

「男子行員は全員、ズボンとパンツを下ろしなさい。おい、そこのお前、こっちに来てあたしのオマンコをしゃぶれ!」

千鶴は20代前半の一番容姿の整った男子行員を指名し、自分の傍らに来させた。その間に男子行員全員が指示通り下半身裸になってお尻とチンポをむき出しにさせる。

「お前、名前は何て言うの?」

「に、西村文隆です・・・」

「そう、いい名前ね。もし10分以内にイカせられなかったら射殺するわよ!」

「ひいっ、こ、殺さないで・・・」

文隆は拳銃を持って立ったままの千鶴の足元にしゃがみこむと、股の間に顔を埋ずめて、泣きそうになりながら、必死に舌を伸ばして千鶴の割れ目を、しゃぶり始めた。

 

入社2年目の銀行員である文隆は、恐怖に舌を震わせながら懸命に千鶴のオマンコを舐め続けた。しかし、一流大学を出た真面目一筋で、女性経験の少ない文隆の舌技はテクニックと呼べるようなものではなく、いくら舐めても千鶴をイカせるどころか愛液すらも滲み出てこなかった。千鶴は喘ぎ声一つ上げることも無く、オマンコが乾いたまま10分間の制限時間が過ぎていった。千鶴は苦悩した。先ほどの宣言通り、この罪もない銀行員を射殺しなくてはならない。もし、実行しなければ千鶴の首輪爆弾が炸裂して自分が死ぬことになる。しかし、殺してしまえば、例え宇宙人の罠から運良く逃げ出せたとしても、永久に殺人者の汚名を着ることになるだろう。考えているうちにも首輪の起爆装置の発信音が次第に早くなっていった。もはや、ためらっている時間はない。

(全部、宇宙人が悪いのよ。必ずあなたの仇はとってあげるわ。そのためにもあたしは生き延びなくちゃいけないの)

千鶴は自分にそう言い聞かせると、文隆の頭に銃口を向け、引き金を引いた。銃声が銀行内に轟き渡り文隆の顔の半分が吹き飛んだ。

「きゃあああ!」

「静かにするのよ!静かにしないと、次はあんた達を撃ち殺すわよ!」

千鶴の一括で再び銀行内は静粛になった。千鶴は次に男子行員全員に呼びかけた。

「男は全員、順番にあたしをバックから犯しなさい。あたしが判定して一番ヘタだと思った奴から射殺するから、必死でやるのよ」

下半身を丸出しにした男子行員の間に恐怖が走った。普段なら千鶴はプロポーション抜群の相当な美人だったが、たった今、目の前で同僚が射殺されるのを見せ付けられて、ほぼ全員のチンポが萎縮してしまっている。しかし、気持ちを奮い立たせてでも、美女拳銃強盗犯の要求に従うしかなかった。年齢的には20代前半から50代後半までの男子行員達は、しぶしぶ順番に全裸で立ったままの千鶴の背後に覆いかぶさり、オマンコにチンポを挿入させて、腰を降り始めた。しかし、しばらくして千鶴は激怒した。

「お前ら全然気持ち良くないんだよっ!なんでこう、銀行員の男って揃いも揃ってヘタクソなの!」

千鶴は銀行員の男達にアナルも犯すように命じた。男たちは射殺されたくない一心で必死に千鶴を満足させようと、気持ちを奮い立たせて、慣れない後背位や、アナルセックスに励んだ。やがて全員が千鶴の体内に射精をし終わった後、千鶴が判定を下した。

「お前が一番ヘタだったわ」

指差された副支店長の太田久雄は死の恐怖に縮み上がった。

「やめてくれえ、殺さないでくれえ!俺には妻と子供が3人もいるんだ!」

「うるさいっ!大声で喚かないでよ。いったい、それがなんだっていうの!」

千鶴はヤケクソになっていた。こうなれば一人殺すも二人殺すも同じである。後日、宇宙人に強要されてやったと証明出来たところで、どうせ、まともな社会には戻れまい。一生、軍の精神病院に隔離されるだろう。千鶴は副支店長の太田久雄も射殺した。

 

四つ葉銀行桜ヶ丘支店のオフィスの床には死体が二つ転がっていた。残りの二十数人の人質達はガクガクと全身を震わせながら、千鶴の指示通り、両手を挙げて、床に這いつくばっている。長時間の籠城で尿意に耐えかねた一人の若い女子行員がオシッコにいかせて欲しい、と千鶴に訴えた。千鶴は支店長の大垣勝政(51歳)をその女子行員のほうに突き飛ばした。

「こいつをトイレ代わりに使うのよ。部下の不始末は上司が処理するっていうのが社会のルールよ」

女子行員がためらっていると、普段から部下に信頼の厚い大垣支店長は、犯人に逆らってはいけない、と小声で聡し、自ら床に仰向けになって大きく口を開いた。恐る恐る女子行員は四つ葉銀行の制服のスカートをまくりあげ、パンティを下ろして大垣支店長の顔の上にまたがった。

「すいません、支店長・・・」

限界まで尿意を我慢していた女子行員は止めることが出来ず、勢い良く放尿した。

「いいんだ、ごぼっ、ごぼっ、君達の安全が第一だ・・・ごほっ、ごほっ」

部下である窓口業務の女子行員のオシッコを、口から溢れさせながらも、大垣は毅然とした態度を崩さなかった。千鶴にはそれが癪に障った。

「いいかい、お前達。これからトイレに行きたくなったら大も小も全部こいつの口にするのよ。こいつが共同トイレだからね!我慢し過ぎて漏らしたり、隠れて他の場所でしたりしたら即座に射殺するわよ」

長時間の籠城に便意が限界にきていた銀行員達は、一人二人と、男女を問わず、謝りながら自分達の職場における最高上司である大垣支店長の口に放尿していった。部下達のオシッコを大量に飲まされた大垣はさすがに苦しく、むせこんでたびたび床にオシッコをこぼした。

「てめえ、こぼし過ぎなんだよっ!」

千鶴の空手で鍛え抜かれた強烈な蹴りが大垣の脇腹に飛んだ。

「うがっ!」

大垣は白目を剥いて気絶した。その時、電話が鳴り、警察から要求されたものが用意できたという連絡が入った。

 

「遅いじゃないの!約束の一時間はとっくに過ぎてるわ!・・・まあいいわ、正面入口のシャッターを少しだけ開けるからその隙間から入ってくるのよ。入ってくるのは一人だけよ!」

千鶴は受話器を置くと、女子行員の一人にシャッターを30センチほどだけ空けさせた。しばらくすると、その狭い隙間をくぐって、中継用の小型カメラと特大バイブレーター2本の入った袋を持った女性リポーターが、這いつくばるように入ってきた。千鶴は再びシャッターを閉めさせた。

「あなた、警察の人間じゃないわね」

「私はテレビ局のリポーターです」

女性リポーターは杉山沙織という、28歳の駆け出しのフリーのジャーナリストだった。特ダネをモノにするため自ら志願したのだ。

「ふん、いい度胸ね。じゃあ、これからあたしのオナニーショーを全国生中継してちょうだい。早くカメラをまわすのよ」

沙織はカメラを肩にかつぐと、撮影を始めた。拳銃を持った全裸の千鶴の姿に焦点を合わせる。千鶴は沙織の持ってきた袋から、特大バイブ2本を取り出した。

「ローションが入ってないじゃないの!警察も気が利かないわねえ。・・・そこのお前、こっちにおいで。お前の口でバイブをしゃぶって、あたしが挿入したとき痛くないようにするのよ」

千鶴は目についた若い女子行員を呼ぶと、特大バイブを咥えさせた。女子行員は命惜しさに必死で直系10センチほどもある特大バイブを口に含み、泣きながらしゃぶり始める。リポーターの沙織はその様子をしっかりと撮影した。すでに映像は全国中継されており、視聴率はうなぎのぼりに上がっているに違いない。千鶴はピタゴラス博士の命令通りカメラに向かって自己紹介をはじめた。

「あたしの名前は久石千鶴、生年月日は1974625日、血液型はO型、職業は国家公安庁の捜査官よ。出身地は・・・」

千鶴は出身地から、父母の名前、小学校から大学までの学歴を全て喋った。さらに、趣味や、付き合った男の数、初体験の年齢やシチュエーション、好きな体位など事細かに喋らされた。これで、全国民は、すでに二人殺している凶悪な銀行強盗犯である千鶴のプライバシーを詳しく知ることになってしまった。おそらく、千鶴の家族や友人達はこれから、執拗なマスコミの取材攻勢にさらされることになるだろう。だが、今の千鶴にはそんなことを気にかける余裕はなかった。

「今からこの特大バイブ2本を、あたしのオマンコとアナルに同時に突っ込むわ。全国の男達、あたしのオナニーをよーく見るのよ」

千鶴は一本目の特大バイブをオマンコに突っ込もうとした。しかし、直径10センチもあるバイブはそう簡単には入らない。

「む、むむむ・・・」

さすがの千鶴も苦痛に顔を歪めた。しかしそれでも何とか、少しづつ押し込んでいく。15分以上かけてやっと根元まで挿入すると、スイッチを入れた。

「ああああっ!い、痛いわああ!」

特大バイブは振動もダイナミックである。千鶴は大きく両足をガニ股に開いて立ったまま、必死に暴れまわるバイブに合わせて腰をくねらせ、少しでも痛みをやわらげようとした。

「も、もう一本入れなくちゃ・・・お前、手伝うのよ!」

千鶴は先ほど、ローションの代わりにバイブを舐めさせた女子行員に、二本目の特大バイブを千鶴のアナルに突っ込むように命令した。女子行員は震える手で特大バイブを捧げ持つと、腰をくねらせている千鶴のアナルへ恐る恐る先端を近付けた。しかし、オマンコよりも、さらに狭いアナルには全く入らない。

「もっと、力を入れて真剣にやるのよ。あ、あたしの命がかかってるの!ちゃんとやらないとあなたの頭を拳銃で吹っ飛ばすわよ!」

「ひいいいっ!」

恐怖に駆られた女子行員は、力いっぱいにバイブを肛門に押し込んだ。すると肛門が裂けて血が流れ出した。

「ぎゃあああ!・・・そ、その調子で、お、奥まで一気に入れなさい!」

「はいっ!」

やがて、特大バイブは根元まで千鶴のアナルに挿入された。女子行員がスイッチを入れると、バイブが踊り狂う。アナルを引き裂かれるようなとてつもない苦痛に千鶴の顔が歪み、絶叫がオフィス内を貫いた。肛門の裂傷からはおびただしい鮮血が流れ、足をつたって床にポタポタと流れ落ちる。その様子はテレビカメラを通じて全国のお茶の間や、職場の休憩室などに生々しく中継されているのだ。

「ああああ!痛い!痛い!気が狂ううう!」

そのまま、カメラの前で千鶴は一時間以上も踊り狂った。その間何度となく絶頂を極めたが、宇宙母艦の司令室のピタゴラス博士から止めてもいいという指示が出ない。さすがの千鶴も、疲労と苦痛のあまり、立っていることが出来ず、とうとう、その場に倒れこんだ。その様子をテレビの中継で見ていた警察の特殊急襲部隊がチャンスと思い、銀行の2Fの窓ガラスを割って侵入してきた。すでに人質二人を殺害している千鶴には射殺命令が出ている。しかも犯人が現役の捜査官とあっては前代未聞の不祥事で、国民にお詫びするためにも、警察としては千鶴の存在を何とかして抹殺したいのだ。床に倒れて悶えていた千鶴は異変に気付くと精神力を振り絞って立ち上がった。そして傍らにいた、先ほどからバイブオナニーの手伝いをさせていた女子行員、野辺涼子(25歳)を捕まえると、こめかみに拳銃を突きつけ、素早く壁際に下がると、涼子の体を、突入してき急襲部隊の隊員たちの方に盾のように突きつけた。

「それ以上近づくと人質を殺すわよ!」

千鶴の股間では今でも2本の特大バイブレーターが踊り狂っている。しかも、相手は特殊急襲部隊である。ほんの少しでも隙を見せれば狙撃されてしまう。隊員達はデスクやカウンターの物陰に隠れたまま沈黙した。千鶴の様子を伺っているのだろう。千鶴の拳銃には残り2発しか弾が残っていない。

「逃走用の車を用意して、正面入口に付けなさい!」

もはや、逃げるしかない。千鶴の独自の判断だが、幸いピタゴラス博士は是とも非とも言ってこない。車が回されてくると、別の男子行員に正面入口のシャッターを開けさせ、千鶴は涼子を人質に取ったままその車に乗り込んだ。急襲部隊の隊員達はおそらく狙撃する自信は充分あるのだろうが、万一の人質の安全をおもんばかって一発も撃ってこなかった。千鶴は涼子を運転席に座らせると、車を出すように命令した。

 

警察の包囲を突破した千鶴は、涼子に車を走らせ続けた。少し離れて数台のパトカーが追跡してきており、上空には警察のヘリや報道のヘリが何機も飛んでいる。おそらく、至る所に検問も張られているに違いない。千鶴は車をわざと狭い路地裏に入り込ませ、右に左にとクネクネと迷走させた。

「あたしは、ここで降りるわ。あなたは、このままあたしを乗せた振りをして、走れるところまで走り続けるのよ。もし、途中で止まったりしたら、後であなたを殺しにいくからね!」

完全なハッタリだったが、ただの銀行員である涼子には適面だった。千鶴は、ほんの少し車のスピードを落とさせた瞬間に助手席から飛び出し、涼子の運転する車は、そのまま再びスピードを上げて走り去っていった。千鶴は人気のない路地裏から路地裏へと全裸で二本のバイブレーターを股間に刺したままガニ股で走りぬけて行った。すでに日が暮れており、辺りは薄暗くなっている。そこへ、ピタゴラス博士からの指令が届いた。

「千鶴、勝手に逃げ出したな。ペナルティだ。そのお前の手に持った銃を、元の持ち主に返してきなさい。もちろん、ただ返すだけじゃなくて、深くお詫びして、心の底から許してもらうんだぞ」

三たび、千鶴の顔面が蒼白になった。つまり、ヤクザの事務所に戻って侘びを入れて来いと言っているのだ。新たな指令とともに、首輪爆弾の発信音が鳴り始めた。死ぬのが嫌なら指令を実行するしかない。特大バイブを抜いてもいい、という指示が出ないので、千鶴は股間の激痛に悩まされつつ、暗闇にまぎれて、最初に実体化した真藤組の事務所の前へと戻った。どうやら警察は、まいたようだ。全裸の千鶴が、二本の特大バイブを振動させながらガニ股で事務所に入っていくと、暴力団員たちは、驚いて立ち上がった。

「何考えてんだ、てめえ!テレビのニュースで見てたぞ、こらあ!うちの、おやっさんのハジキで銀行強盗なんかしやがって、頭おかしいんじゃねえのか!いったい、のこのこと何しに戻ってきやがったんだ!」

組員たちは殺気だっていた。銀行強盗に使われた拳銃の出所が調べられれば、真藤組が痛くもない腹を探られるかもしれない。千鶴は持っていた拳銃をテーブルの上に置いた。

「返すわ。拳銃を奪ったことは謝るわ。気の済むまであたしを煮るなり焼くなり好きにしてちょうだい」

「なんだとてめえ、これだけのことやらかして、落とし前つけようってのか!」

千鶴は、組員達に拳銃やドスを突きつけられながら組長室に連れて行かた。そして、組長である真藤登の前に引き出された。

「姐さん、ええ度胸やのう。テレビであんたのオナニーショー見せて貰ったで。あれは凄かった。けど、この落とし前は、そう簡単にはつけられへんで」

千鶴は真藤組長の足元に土下座し、床に額をこすりつけて必死に謝った。千鶴の体術を持ってすれば、この場から力づくで逃げることは出来るのだろうが、組員達に心から許してもらわなければ首輪爆弾の起爆装置は止まらないのだ。

「カタギのあんたに言うのもなんだが、まず、指でも詰めてもらおか」

真藤組長の指示で、千鶴は組員の一人にドスを渡された。千鶴が暴れ出さないように組員達は油断なく、拳銃やドスをむけて取り囲んでいる。千鶴はためらったが、首輪爆弾の発信音は鳴り続けている。小指の一本で済むなら命には代えられない。千鶴は意を決すると右手に持ったドスの刃を、床の上に置いて開いた左手の小指の付け根に押し当てた。

(くそっ、宇宙人め!許さないわ。このあたしをコケにして!)

千鶴は目をつぶり、右手に力を入れて一気にドスを押し下げた。

「うぐぅ!」

左手に激痛が走り、千鶴の小指が転がった。付け根からドクドクと血が噴出す。組員達は、指を詰めながらも平静心を保っている千鶴に感嘆したが、それとは別に、怒りの方は収まっていなかった。

「おおっ、見事な女っぷりやのう。しかし、指の一本ぐらいで落とし前を付けれると思ったら大間違いやで。あんたの大事な女の部分も詰めてもらおうか。つまり、あんたのお豆さんや」

真藤組長は千鶴にクリトリスを詰めろと言っているのだ。左手の小指を切断した激痛に苦しんでいる千鶴は、もう、どうにでもなれ、とヤケクソになった。千鶴はオマンコに差し込まれていた特大バイブを引き抜くと、ドスの先端を、長時間のバイブの刺激で充血して肥大している自分のクリトリスに押し当て、おもむろに切っ先を突き立てた。

「うっ!うぐぐぐぐう・・・」

さすがに千鶴はうめき声をもらす。しかし、千鶴は痛みをこらえて、思い切って、そのままドスの切っ先で自分のクリトリスをえぐり、陰核をほじくりだした。そして、血まみれになった陰核と、先ほど切断した小指をつまんで、真藤組長の前の足元に、並べて差し出した。

「こ、これで、お許し頂けますか、く、組長様」

千鶴は痛みに顔を歪ませながら必死に懇願した。首輪の爆弾が爆発するかどうかは、この組長の一存にかかっている。だが、真藤組長は首を横に振った。

「姐さん、あんた警察官やろ。さっきテレビで自分で自己紹介しとったがな。わしらヤクザはみんな警察が大嫌いなんや。こんなことされて、わしの気が済んでもこいつらの気が済まへん。警察に死ぬほど怨みを持っとる奴もおるし、しばらく、あんたの身柄をうちの組で預からせてもらうで。せっかくやから、組員全員に気の済むまで存分にいたぶらせてやるんや」

組員達は狂喜した。千鶴は自分で詰めた、股間と左手から大量の血を流しながら、ヤクザ達に連れられ、組事務所の地下にある、日の差し込まない部屋に監禁された。そこで、千鶴は暴れださないように両足首と、後ろ手に手錠をかけられ、来る日も来る日も警察に恨みを持った暴力団員達に、犯されながら殴る蹴るの暴行を受けることになったのである。毎日、ろくに食事もあたえられないため、千鶴は見る見るうちにやせこけていった。1ヶ月後、千鶴の存在を思い出したピタゴラス博士によって転送ビームで宇宙船に回収されたとき、精悍だった千鶴は、シャブ漬けにされ、全身あざだらけで、骨と皮ばかりの廃人と化していた。

 

第36話 恋に落ちたアリストテレス

 

宇宙母艦オリンポスにドッキングして地球の衛星軌道を巡っている宇宙調査船の探知係アリストテレスは最近、恋に落ちていた。相手は地球人の女性でもちろん片思いである。実験体の捕獲依頼をうけて、超高性能X線望遠鏡で地上を走査している際に、偶然一目惚れをしてしまったのである。その女性の名は有川菜摘(21歳)という、ワンルームマンションで一人暮らしをしている明るくて、今どき珍しい、長い黒髪の清楚な雰囲気の女性である。短大を卒業した後、フリーターとなり、現在ファミリーレストランでウェイトレスのアルバイトをしている。それ以来、アリストテレスは仕事の合間に、X線望遠鏡で実験体を探す振りをしては、菜摘の姿を追い求め、こっそりと彼女の生活を観察する毎日を送っていた。アリストテレスは菜摘の生活をディスクに録画し、密かに自室で編集して楽しんでいた。菜摘が毎日何時に起きて朝何を食べ、週に何回オナニーをするのかということまで熟知するようになった。さらに、転送ビームで菜摘の下着や身の回りの品をこっそり盗み出し、自室に保管して楽しんだりもした。これがもし、同じ調査船の乗組員でも、パイロットのプラトンだったら、気に入った地球人の女を見つけたなら、即座に転送ビームで本人を誘拐して、自分専用の生体ダッチワイフに改造してしまっただろう。しかし、シャイで優しい性格のアリストテレスは菜摘の日常生活を眺めているだけで幸せなのだった。

 

アリストテレスは宇宙船のプライベートルームで同僚のプラトンに、自分が編集した有川菜摘の映像ディスクを見せびらかした。

「どうだい、素晴らしい出来だろう?・・・これは菜摘ちゃんの入浴シーンばかりを集めたディスクで、こっちはトイレシーン、こっちはオナニー特集だ。うらやましいかね、プラトン君。よかったら、君にもダビングしてあげようか?」

「うーん、まあ、こういうのも嫌いじゃないが、俺はどちらかというと実物の女をいたぶる方が好きだな。大体、そんなに好きなら、その地球人の女、転送ビームでさらっちまったらいいじゃねえか。」

プラトンにけしかけられて、アリストテレスは顔をしかめた。

「プラトン、君の趣味は知っているよ。生命維持装置を付けた生首だけの女にフェラチオさせるんだろう。でも、俺は本当に菜摘ちゃんのことが好きなんだ、だから彼女が幸せになるようにX線望遠鏡でいつも大気圏外から見守ってやるんだ。」

「勝手にしろ。俺は他人の趣味には口を挟まん。だが、とりあえず、その女の映像ディスクは全部もらってやろう、ダビングしてくれ」

「ああ、いいよ。でも、菜摘ちゃんの下着はやらないぞ」

アリストテレスは毎日が幸せだった。地球に来て良かったと思った。こんな素晴らしい女性に巡り会えるなんて思いもしなかった。だが、幸せな日々はいつまでも続かなかった。ある日、いつものように菜摘をモニターしていたアリストテレスは愕然とした。菜摘に彼氏が出来てしまったのだ。その彼氏は菜摘と同じファミリーレストランでアルバイトをしている年下の大学生で、仲道竜也という19歳の見た目はジャニーズ系のイケメンであった。アリストテレスは顔面蒼白になり、一気に谷底に突き落とされたような気分になった。そして、その日から、菜摘と竜也が何度もデートを重ねる現場をX線望遠鏡で食い入るように観察するようになった。アリストテレスの受けた衝撃はやがて、怒りへと変わっていった。そして、とうとう、竜也が菜摘のワンルームマンションで、菜摘をベットに押し倒し、ブラウスのボタンに手をかけた瞬間、ついに怒りは頂点へと達した。

「俺の菜摘ちゃんに手を出すなんて、この男、断じて許せん!」

無意識にアリストテレスの手が動き、瞬間物質移送機のコントロールパネルを操作した。モニターに映っている竜也の体は白い光輝に包まれ、跡形もなく消え去ってしまった。ハッとアリストテレスは我に返った。モニターに映っている菜摘が、竜也が跡形もなく消え去ったことに驚いて、辺りをキョロキョロと見回している。アリストテレスは少し後悔した。しかし、もう、やってしまったことはどうしようもない。竜也の体は今頃、宇宙調査船の転送ルームに実体化しているだろう。

(しょうがない。気を効かせて、アテナとビーナスのために新しい実験体を捕獲したことにしよう)

早速、アリストテレスはアテナの実験室に船内通信機で連絡を入れた。

「アテナ主任、次の実験のための、若い男性の実験体を捕獲しました」

「えっ、実験体?あたし、間違って依頼票まわしたのかしら・・・当分、新しい実験体は必要ないのよ。」

「えっ、そうなんですか?」

アリストテレスはとぼけた。

「・・・あ、まあ、いいわ。せっかく、アリストテレスが捕獲してくれたのだから、とりあえず何かの実験に使ってみるわ」

「それでは、アンドロイドに実験室に連れて行くように指示します」

アテナとの通信が切れるとアリストテレスは、うまく誤魔化せたことに、ほっと胸を撫で下ろした。

 

仲道竜也(19歳)大学生は、宇宙調査船の転送室で実体化した。ズボンとパンツを膝まで下ろし、チンポを勃起させて今まさに菜摘と始めてのセックスをしようとした瞬間に拉致されたのだ。竜也が呆然としてキョロキョロしているとアンドロイド2体がやってきて、竜也を引き立て、転送室から連れ出した。その際ズボンとパンツはずり落ち、下半身裸のまま竜也はアテナとビーナスのいる生体実験室へと連れて行かれた。アテナは竜也の体を頭の先から足の先まで嘗め回すように見つめ、特に若く勃起したチンポを見ると、満足そうな微笑を浮かべた。

「この実験体気に入ったわ。でも困ったわね。さし当たってやらなければいけない実験はないんだけど・・・」

「何なんですか、あなた達は?僕のズボンとパンツを返してください」

竜也が白人の美女に下半身を見つめられて、恥ずかしそうに抗議した。

「あら、可愛いわね。あたし専用のダッチハズバントに改造しちゃおうかしら」

アテナはそう決めると竜也を手術台に仰向けに固定させ、まずパイプカット手術を行った。麻酔はなしのため、竜也は手術台の上で苦痛にのたうちまわる。

「痛い、痛い、辞めてください!」

「そうね、脳内コンピューターを埋め込んだり、奴隷用電撃首輪を付けさせたりするのは芸がないわね。今回はマゾ化薬を使って見ましょう。あなたは、自分の意思であたしに奉仕するようになるのよ」

パイプカット手術の苦痛に涙を浮かべている竜也にアテナはマゾ化薬を注射した。すぐに効き目が現れてきて、手術台から解放された竜也はアテナの足元に土下座した。マゾ化薬を注射された人間はどんなに強固な意志の持ち主でも強制的に重症マゾになってしまうのだ。しかも一度注射されると効き目は一生消えない。

「どうか、竜也をいじめてください。全身全霊をかけて御奉仕いたします。僕の体はあなた様のオモチャでございます」

「フフフ、いつもながら、すごい効き目ね。竜也、プライベートルームでたっぷりと可愛がってあげるわね。ビーナス、あたしはこれから、休暇に入るわ。」

アテナはビーナスに当直を任せると、マゾ奴隷と化した竜也を連れて自室へと戻っていった。

 

アテナの自室で竜也は全裸にされた。マゾ奴隷に衣服は必要がないのだ。竜也はベッドに腰掛けたアテナの足元に跪き、スペーススーツの銀色のブーツの底を、両手でささげ持ち舌をいっぱいに伸ばして、丁寧に舐めあげていた。重症マゾと化した竜也には至福の時間である。

「全然気持ち良くないわね。もっと、誠心誠意を込めて出来ないの!」

アテナは竜也の顎に手をかけて顔を上に向かせると、容赦のない平手打ちを食らわせ始めた。際限のない往復ビンタの嵐である。パーン、パーンという乾いた音が部屋中に響き渡り、竜也の口の中が切れて血の味がする。竜也の頭の中では快楽物質エンドルフィンが大量に放出され、瞳が麻薬中毒患者のようにトロンとうるんできた。やがて数十発のビンタを見舞った後、アテナは竜也の胸板にブーツのつま先で蹴りを入れた。

「あおっ!」

竜也は仰向けにひっくり返り、アテナは今にも爆発せんばかりに勃起している竜也のチンポをブーツの踵で思い切り踏みにじった。

「あおおおっ!アテナ様、気持ちいいです。アテナ様にいじめていただいて、竜也は幸せものでございます」

さらにアテナが力を入れてグリグリと、チンポを踵で踏みにじると、とうとう、竜也は快楽に耐え切れずチンポの先端から白い液を放出させた。アテナは目くじらを立てた。

「まあ、何て恥知らずな奴隷なの!あたしの大事なブーツと、お部屋の床が、あなたの汚いチンポ汁で汚れちゃったじゃない!」

「申し訳ございません、アテナ様。すぐに、綺麗にいたしますので、どうかご容赦を・・・」

竜也は飛び散った自分の精液を舌と口を使ってペロペロと綺麗に舐め取り始めた。

「そんなことぐらいで許されると思っているの!罰を受けなさい!」

アテナは拷問用の電気ムチを取り出し、床に這いつくばって精液を舐め取っている竜也の背中に連打をあびせかけた。

「ぎゃおっ!あううう!気、気持ちいいです・・・」

背中にミミズ腫れが増えるにつれ一端しぼんだ竜也のチンポが再び勃起してきた。

 

その日からアテナは船内でどこへ行くにも、全裸の竜也を連れて歩くようになった。ネオガイア星人の世界では半文明人である地球人はモノと同じ扱いであるので、誰も怪訝には思わない。出掛けるときにお気に入りのバッグを持ち歩くようなものである。竜也はアテナが仕事をしている間は、従順に実験室の隅で静かに仕事が終わるのを待っていた。アテナの命令には絶対服従なのだ。アテナが疲れた時には四つん這いになってアテナの椅子になったり、船内を移動する際に馬のようにアテナを背中に乗せて運んだりした。また、アテナがムシャクシャしている時には、彼女のストレス解消のために、罵詈雑言を浴びせかけられたり、気まぐれに蹴りやビンタなどの折檻を受けたりもした。しかし、重症マゾとなった竜也にはそれがこの世のものとは思えないほどの幸福感をもたらしていたのだ。また、竜也は、アテナの気まぐれに、一日数十回のオナニーのノルマを課せられたり、逆に何日もオナニーを禁止されたりもした。アテナの愛用しているブーツや食器などの身の回りの品を渡されて、その物に対して忠誠を誓わされることもあった。その日渡されたのは足拭きマットだった。

「これは、あたしがいつも使っているお気に入りの足拭きマットよ。マゾ奴隷のあなたよりもよっぽど価値があるの。あなたはこの足拭きマットを神だと思って崇拝するのよ」

「はい、足拭きマット様。足拭きマット様は私の神でございます」

竜也はアテナ愛用の足拭きマットを両手にささげ持って、床に平伏した。

 

アテナが竜也の調教に夢中になっていた頃、アリストテレスは愛する菜摘の姿を、再びX線望遠鏡で追いかける日々を送っていた。菜摘は、最初竜也が目の前から消えてしまったことに困惑していたが、それ以来竜也がバイト先のファミリーレストランにも姿を見せず、電話連絡も取れなくなってしまったので、そのうち彼の存在を忘れてしまったようだった。

(菜摘ちゃんを騙そうとした悪い男は、僕が始末してあげたからね)

アリストテレスは自分が菜摘の生活を守っている守護者なのだ、と思い込んでいる。だが2週間ほどして、再び菜摘に新しい彼氏が出来てしまった。美人で明るい性格の菜摘にはいくらでも男が言い寄ってくるのだ。その時初めて、アリストテレスは自分の想像していた菜摘の幻影に、疑問を持った。

(なんて尻軽な女なんだ。ひょっとして、僕は騙されていたのだろうか・・・)

地上で生活する菜摘には、よもや衛星軌道上から四十六時中、自分の行動をモニターし、密かに恋心を寄せている宇宙人がいるなどとは夢にも思っていない。菜摘にしたら騙すも何もない。だが、アリストテレスの思い込みは激しかった。

(僕は裏切られたんだ。くそっ!この尻軽女め。もう騙されなぞ)

相手の菜摘にとって、全くいわれのない怒りをつのらせたアリストテレスは、とうとう最後の行動に出た。ファミリーレストランでバイト中の菜摘を転送ビームで誘拐したのだ。そして、ドッキングしている宇宙拷問研究船のピタゴラス博士に連絡を入れた。

「若くて美人の地球人の実験体が捕獲出来たのですが、そちらの方で必要じゃないですか?」

「グッドタイミングだよ、アリストテレス君。ちょうど今、新しい拷問実験のための実験材料を探していたんだ。助かるよ」

「では、アンドロイドにそちらの方に連れて行かせます」

この瞬間、アリストテレスの片思いの恋は終わった。宇宙拷問研究所のピタゴラス博士の手にかかれば、すぐにも菜摘は身の毛もよだつ、恐ろしい拷問実験にかけられるに違いない。

 

有川菜摘(19歳、ファミリーレストランのウェイトレス)は転送室で実体化すると、訳が判らないまま、向かえにきたアンドロイドに引き立てられて、ピタゴラス博士の拷問研究室へと連れていかれた。そこにはピタゴラス博士と助手のアンドロメダ女医がいた。そして、部屋の中央の手術台の上には黒人の男が仰向けに全裸で拘束されているのが目に止まった。黒人の巨大なチンポがそそり立っている。

「ここはどこなの?変なことしたら警察を呼ぶわよ!」

菜摘がピタゴラス博士に食ってかかった。だが、ピタゴラス博士は笑っていた。

「ようこそ、わが研究室へ。君はこれから、新しい実験の犠牲者となるのだよ」

「何言ってんの、この気違いっ!」

菜摘は暴れようとしたが、アンドロイドに押さえられていて動けない。仕事中に誘拐されたため、ファミリーレストランのオレンジ色とブラウンの混じった制服を着たままである。

「わしはいつも親切だから、一応、犠牲者である君にも、今度の実験の内容を説明しておこう。今度の実験は人間の首から上と、首から下の胴体とを付け替えて、その人間の反応を観察するという実験だ。つまりこの黒人の首と、君の首を切り離して付け替えてみようというわけだ。」

ベットに固定されている黒人は、ネバダ砂漠の米軍研究所で極秘にグレイの遺体の研究をしていた生物学の権威、マイケル・パッカード博士(35歳)だった。先日の戦闘で捕虜となっていたのを実験材料として指名されたのだ。菜摘には、彼らの言っていることが、とうてい本気だとは思えなかったが、どうやらマッドサイエンティストと気取った頭のイカれた外人達に拉致されたことには間違いがないようだ。

「いやああ!離してえ。ここから出してええ!」

「ええい、うるさい!・・・さっさと実験を始めるぞ」

ピタゴラス博士の指示で、菜摘はアンドロイドによってマイケルの横のベッドに仰向けに固定された。そしてアンドロメダ助手の手によってファミレスの制服の胸元が引き裂かれ、白く細い首がむき出しにされる。ピタゴラス博士が切れ味抜群のレーザーメスを持って、菜摘の首筋に近づけた。

「いやあああ!やめてえええ!」

彼らが本気で自分の首を切断しようとしていることを本能的に察知して、菜摘は大声で泣き喚いた。しかし、今まで何十人もの生体実験を行ってきたピタゴラス博士は眉一つ動かさずに、菜摘の首筋に無造作にメスを入れる。そしてそのまま、少しづつメスを押し下げていった。まるで、真性サディストの彼は、わざとゆっくりと切断して、菜摘の恐怖と苦痛を楽しんでいるかのようだ。

「ぎゃああああああ!」

菜摘はあらん限りの力で絶叫した。しかし、喉の気管がメスで切断されるとゴボゴボと肺の空気が噴出し、悲鳴も途絶えてしまった。レーザーメスによって完全に首が切断された時、菜摘の表情は苦痛にさいなまれた、恐ろしい形相のまま固まっていた。

「すぐに、新しい体につなげてやるからな」

ピタゴラス博士は、鼻歌まじりにそう言うと、今度は隣のベッドに固定されているマイケルの首も同じように切断にかかった。

「オー、ノー!死にたくない、助けてくれ!」

黒人のマイケルは叫んだ。

「心配するな、死にはしない。すぐに生き返るさ。しかも、ピチピチの女の子の体でな。最高のプレゼントだろう?少しは我々に感謝したまえ」

「ガッデム!・・・ごぼっ、ごぼっ!」

完全に首を切断されて、マイケルは絶命した。菜摘と同じく、死に顔は、恐ろしい形相に歪んでいる。次に、ピタゴラス博士とアンドロメダ助手は、マイケルと菜摘の生首を互いの胴体に付け替えて、再接続する手術にとりかかった。ピタゴラス博士は菜摘の頭部とマイケルの胴体の神経を、アンドロメダはマイケルの頭部と菜摘の胴体の神経を細心の注意を払って繋ぎ合わせていく。さすがに数々の生体実験に慣れた二人のネオガイア星人科学者にも、この手術は相当の時間がかかり、二時間以上が過ぎた後、やっと接続が全て終了した。

「ふう、疲れた。人間の神経とは、なんて繊細で、数が多いんだ」

「全くですわ。あたし、ひょっとしたら、1,2本つなぎ間違えたかもしれませんわ」

「んー、まあ、いいだろう。所詮、地球人の実験体だ。失敗しても代わりはいくらでも調達できる」

手術に疲れたピタゴラス博士とアンドロメダは、実験体が回復するまでの間、一息つくため、ドリンクタイムを取ることにした。

 

半日後、首から下を入れ替えられた菜摘とマイケルが目を覚ました。二人ともショックで暴れ出さないように奴隷用の電撃首輪を装着されて、手術台から下ろされる。菜摘のッ胴体は黒人の胴体で、首の接続部分では線を引いたように皮膚の色が白から黒へと変わっている。全裸の菜摘の股間には、長さ30センチほどの巨大な黒いチンポがそそり立っていた。一方マイケルの方は首から下が小柄な日本人の娘の胴体で、天然パンチパーマの頭と胴体の大きさの比率がアンバランスである。しかも、服装は手術中も脱がされることのなかった、胸元を引き裂かれた菜摘のファミレスの制服を着たままであった。二人は変わり果てた自分の体を見下ろして、戸惑い、愕然としてピタゴラス博士に抗議した。

「ああ、何てことしてくれたの。・・・お願いします。あたしの体を元に戻してください。」

「オー!俺の体が・・・これじゃ、あんまりだ」

二人の抗議を聞いてピタゴラス博士が激怒した。

「なんだ、その言い草は!元に戻すなんてとんでもないわい。一体、この手術にどれだけの時間と手間がかかったと思っているんだ。奴隷のお前達に、文句を言う権利なんかどこにもないっ!」

ピタゴラス博士がリモコンのスイッチを押すと、菜摘とマイケルの奴隷調教用の首輪から電撃が流され、二人は悲鳴を上げて床に昏倒した。

「お楽しみはこれからだ。早速だが、二人には入れ替わった新しい体でセックスをして貰う。電撃を食らいたくなければ、さっさと始めたまえ」

あまりのことに菜摘は泣き出した。どうしたらいいか判らない。もたもたしているとピタゴラス博士の罵声がとんだ。

「男の体を持ったお前がリードしないと、事が始まらんだろうが!」

菜摘はよろよろと立ち上がると、嗚咽しながら、倒れているマイケルに近寄り、元の自分の体が着ているファミレスの制服を脱がせていく。マイケル自身は怯えているが動転しており、特に抵抗はしなかった。菜摘はスカートとブラウスを脱がせ、さらにパンティとブラジャーも外させると、目の前に現れた見慣れた自分の体にショックを受けた。

「ああ、あたしの体・・・」

菜摘は、新しい自分のぶ厚い黒人の手を使って、元自分の小ぶりの乳房を揉みしだき始めた。

「オウッ、オウッ、これが女の性感帯か・・・」

生まれて初めて体験する女の快楽に、マイケルの目がうるんできた。オマンコがじっとりと愛液で濡れてくる。

「自分のオマンコをクンニしてみなさいよ」

アンドロメダが意地悪く言った。菜摘は、先ほどまで縛り付けられていた手術台の一つにマイケルを寝かせて、押し倒すと両足を広げさせ、元自分のオマンコに顔を埋めた。鼻をつくアンモニア臭を嗅ぎながら、酸味がかった味のする元自分のオマンコ汁を舐め上げていく。

「どう?自分のオマンコの味は?おいしいかしら」

アンドロメダに嘲るように言われて、菜摘は惨めさに嗚咽が止まらなかった。そして、充分オマンコが睡液で潤うと、体勢を変え、いよいよ目をつぶって、さっきから立ちっぱなしの黒い巨大なチンポを、元の自分のオマンコに思い切ってズブリと差し込んだ。

「ウグッ!」

マイケルが元自分の巨根を挿入される痛みに、思わずうめき声を上げた。しかし、そこで菜摘の動きが止まった。女である菜摘には挿入した後、どうすればいいのかが判らないのだ。今までは菜摘は、セックスの時には自分から積極的に体を動かすことはなく、ただ、彼氏に体をまかせっきりにしていた。

「何をやっている菜摘。早く自分で腰をふらんか。・・・それから言い忘れていたが、その黒人男の体には避妊のためのパイプカット手術は施しておらん。つまり、自分で自分の体に黒人の子供を孕ませるのだよ。ギャハハハハ、我ながら面白い趣向だ」

「ひいいっ!」

菜摘は美しい白い顔の両頬に大粒の涙を伝わせながら、慣れない男の体で、たどたどしく腰を振り始めた。

 

菜摘は長い時間をかけて、ようやく射精した。勃起していたチンポが小さくなり、急速に性欲が失せていく。これは元の女の肉体でセックスしていた時にはなかった感覚だった。

「ウフッ、黒人の精液をたっぷりと自分のオマンコに注いであげたのね」

アンドロメダが楽しそうに言った。どうやら、いつも淡々と実験をこなしているアンドロメダには珍しく、この実験体が気に入ったようだった。力尽きてぐったりと放心状態になっている菜摘に、さらに追い討ちをかけるようにアンドロメダは命令した。

「これで終わりじゃないのよ。もう一度その黒いチンポをおっ立てなさい」

首から上が女である菜摘には、おっ立てろと言われてもどうしていいか判らない。

「なんでその位の事がわからないの。手でつかんで上下に動かすのよ!」

菜摘は泣く泣く言われたとおりにチンポを右手でつかんで上下に動かし始めた。黒いチンポは再び膨張し、そそり立った。

「そのまま、自分のチンポを自分で咥えなさい。セルフフェラよ」

菜摘は仕方なくその場に座り込み、背中を必死に下に折り曲げて、自分のチンポを咥えようとした。しかしいくら頑張っても、さすがに口まで届かない。

「うっ、ぐぐぐ・・・無理です」

「奴隷の癖に、無理、とはどういうことよ。自分の口で咥えて、イクまで許さないわよ」

そう言うとアンドロメダは必死で体を折り曲げている菜摘の背中に、ブーツを履いた右足を乗せ、気合を入れて思い切り体重をかけた。

「うぐうう!く、苦しい・・・」

菜摘は背中を圧迫してくる恐ろしい力に、背骨が折れるのではないかと思った。菜摘の体は軋みながらさらに折れ曲がり、なんとかチンポの先端を口に含むことが出来る。菜摘は元マイケルの黒いチンポをしゃぶり始めた。無理な姿勢を取っているため想像以上に息苦しく、辛い。自分の舌の感触が自分の亀頭に刺激を与えていくに連れ、次第に菜摘はセルフフェラの快楽にのめり込んでいった。

「キャハハハ、黒人のチンポは美味しいかい?自分のチンポを舐めるってどういう気持ちなの?」

アンドロメダは、あさましい菜摘の姿に大喜びだった。何度も何度もセルフフェラをしている菜摘の背中をブーツの底で、けたたましく笑いながら、勢いよく踏みつける。しばらくして最後に菜摘は自分の口の中に射精して果てた。

「あうっ」

「全部飲み込みなさい」

アンドロメダの命令に菜摘は黒人のチンポから出た青臭い精液をゴクリと飲み下した。

 

 首から下を入れ替えられた菜摘とマイケルはその日から、アンドロメダ女医の管理下に置かれる事になった。二人とも、いずれはネオガイア本星に送られて、宇宙拷問協会の主催するオークションにかけられ、加盟している金持ち達に落札されることになるだろう。ちなみに、アンドロメダは医学アカデミーを優秀な成績で卒業した27歳の若き女医だった。アカデミーを卒業した時点で、ごく普通の医学への道に進むことも出来たのだが、美しい外見に似合わず、本性はクールな真性サディストであるアンドロメダは、自ら進んで宇宙拷問協会に志願し、著名な拷問研究の権威である、ピタゴラス博士の弟子となったのだ。以来、ピタゴラス博士の下で戦争捕虜や死刑囚、半文明人などを材料にした、数々の拷問実験を行っている。菜摘とマイケルは一緒に閉じ込められた監禁部屋で、一日5回のセックスを強要された。セックスの目的は、マイケルの首から下の菜摘の元の肉体に、黒人であるマイケルの子供を妊娠させる事である。そのため、元マイケルのチンポには普通、ネオガイア星人に捕まった地球人の男奴隷が、必ず施されるパイプカット手術がなされていなかった。

「誰かが、間違ってセックスすると大変なことになっちゃうから、わかるように書いておきましょうね。」

アンドロメダは白文字の自動刺青ペンでマイケルの元下腹部に『要注意!パイプカット手術が施されていません。セックスの際はくれぐれもお気をつけ下さい』と言う内容の注意書きを、楔型のネオガイア文字で書き込んだ。念のため翻訳機能付のアンドロイドを呼び、英語と日本語でも同じ内容の文章をマイケルの元腹部に書き込ませる。黒い皮膚に白抜き文字が一面に彫りこまれた。自動刺青ペンの文字は一生消えない。書き込まれる際に高速で振動する針状のペン先の、チクチクとする痛みもかなりひどい。マイケルの肉体に首から上を接続されている菜摘は、体中から汗を噴出し、うめき声を上げながら、必死に刺青を書き込まれる苦痛に耐えなければならなかった。

「ううっ、ううう、痛いよう・・・」

菜摘にとって、自分の肉体が黒人の子供を孕まされる、ということも恐怖だった。しかし、逆らうと電気ショックを受ける首輪を付けられ、生まれも付かない体に改造されてしまった菜摘にはセックスを拒否することは出来なかった。

「マイケル、あなたのチンポをしゃぶって。でないと、あなたのチンポは、大き過ぎてあたしのオマンコが裂けちゃうの」

菜摘は黒い巨大なチンポをマイケルの鼻先に突き付けた。30センチもある自分のチンポを、観念したようにあきらめきった表情のマイケルが、のどまで飲み込んでしゃぶる。そうして、充分、睡液で潤ってから菜摘は、自分の元オマンコに突っ込むのだ。しかしそれでも、かなりきつい。

(あたしの体に自分で、マイケルの子供を孕ませなくちゃならないなんて)

気が狂わんばかりの苦悩に、菜摘は襲われていた。

 

ある日、ピタゴラス博士とアンドロメダが新らしい拷問実験の企画書を検討していると、宇宙科学技術省の調査船所属の女性解剖医アテナが、戦闘用サイボーグの資料交換に訪れた。アテナは、四つん這いになった、全裸の若いハンサムな地球人の男奴隷の背中に乗ってやってきた。その男奴隷はマゾ化薬を投与されて重症マゾになった、菜摘の元彼氏、仲道竜也(19歳、某有名大学生)だった。竜也の体には、ここ数週間のアテナの虐待でつけられた傷跡があちこちについていた。実験室の隅でマイケルと一緒に待機していた菜摘は、裸の男が急に失踪した元彼氏であることに気付いて悲鳴を上げた。

「竜也、竜也じゃないの!」

自分の名前を呼ばれて竜也の方も菜摘に気が付いた。竜也は、マゾ化薬で頭が朦朧としていたが、さすがに、元恋人が、首から下を黒人男性の肉体に付け替えられている姿を見て驚いた。

「な、菜摘なのか!」

二人の会話を聞いて、アテナとピタゴラス博士、アンドロメダの3人は不審に思った。

「おやおや、あなた達、知り合いなの?」

首をかしげながら、アテナはふと思い当たった。

(ひょっとして、アリストテレスの仕業ね)

竜也が実験体に提供された時の、捕獲係アリストテレスの態度がおかしかったことを思い出した。一方、ピタゴラス博士にとっては、なぜ二人の奴隷が知り合いなのかという原因はどうでもいいようだった。

「こいつは、おもしろい。この地球人奴隷は、知り合いなのか。・・・早速この二人をセックスさせてみようと思うのだが、アテナ君、どうだね?」

「私には異存はありませんわ」

早速、菜摘は、竜也にけしかけられることになった。

「ああ。竜也、なぜ、こんなことに・・・」

「菜摘、僕は重症マゾなんだ・・・それにしても、菜摘、君の体は一体・・・」

数週間ぶりに、異常な状況下での再会を果たした二人は、ひしと抱き合った。

「今から、あなたのアナルに黒人のチンポをぶちこまなくちゃならないの。痛くないようにしっかりと舐めてちょうだい・・・」

菜摘は常に四つん這いの姿勢でいるように決められている竜也の口元に、元マイケルの黒色のそそり立った巨大なチンポを突き付けた。黒人男性のチンポをしゃぶらされることに竜也のマゾ心が燃え上がった。重症マゾの自覚を取り戻した竜也は、我を忘れて、黒いチンポをしゃぶりあげる。あっという間に目が潤み、彷彿とした表情になった。菜摘は竜也の口からチンポを引き抜くと四つん這いになった竜也の背後から覆いかぶさり、30センチの巨大なチンポを一気に竜也のアナルに突き立てた。

「ぎゃおっ、な、菜摘!」

睡液がぬられていたとはいえ、初めてのアナルセックスに竜也の肛門は裂けて血が流れ出した。しかし、その激痛はマゾである竜也をさらに燃え立たせた。

「菜摘−っ、愛してるよっ」

「ああ、竜也!あたしこんな体にされちゃったのに・・・」

愛する菜摘のチンポにアナルを貫かれ、竜也は初めてアナルセックスでオルガスムスに達した。竜也が、床の上に射精すると同時に、菜摘も竜也の直腸にマイケルの精液を放出して果てた。

 

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