第29話 遭遇

 

 国家公安庁の捜査官、久石千鶴(29歳)はある警察病院を訪れた。信じ難いことだが、そこに収容されている女性患者が、宇宙人に捕まっていたと証言しているのだ。証言だけなら、誰も信用しないのだが、その患者の首に巻きついている首輪が未知の金属で出来ており、いかなる専門家の手でも外すことが出来ない。さらにこの情報を裏ルートで入手したアメリカのCIAからも念入りに調査し、報告書を提供するようにとの要請が来たのだ。千鶴は職員に警察病院の奥にある、隔離病棟の一番奥の部屋に案内された。患者の名前は大杉瞳、25歳、3ヶ月前までデパートの家具売場で勤務していた。資料の写真を見るとかなり美人のようである。しかし鍵を開けて病室に入ると、千鶴は思わず目を背けたくなった。患者の瞳は全裸で、髪の毛を振り乱して股間に両手をあて、必死の形相でオナニーにふけっていた。右手をオマンコに手首まで突っ込み、左手をアナルに、同じく手首まで突っ込んで物凄い速さで動かしている。写真では美しかった顔はげっそりとやつれ、目はあきらかに狂気の光をたたえていた。首には、資料にあったとおり、銀色に光る金属で出来た首輪がはめられている。病院の職員が千鶴に説明した。

「本人の証言によると、15分に一回オナニーで絶頂に達しないと、あの首輪が爆発して死んでしまうそうです。本当かどうかはなんとも・・実際に試してみないと判りません」

瞳のオマンコとアナルは恐ろしく腫上がってただれていた。

「ねえ、お願い、助けて・・あたし、このままどうなるの?」

瞳が千鶴に気付いてかすれる声で助けを求めてきた。

 

千鶴は長い時間をかけて瞳を尋問した。その会話は全てレコーダーに録音されている。瞳は、いきなり、働いていたデパートの売り場から、宇宙船に瞬間移動されたことや、白人そっくりの男女の宇宙人に、爆弾内蔵の首輪をつけられ、オモチャにされたこと。そしてまた、元のデパートの売り場に瞬間移動で戻されたことを詳細に語った。もちろん、その間もオナニーする手を休めることは出来ず、千鶴の目の前で15分間に一度オルガスムに達し続けている。

「あたしを助けてください・・」

尋問の最後に瞳は千鶴に哀願した。

「そうね、最善の努力はするわ」

千鶴は、胡散臭そうに答えると、病院の職員とともに病室を出た。

「あの患者の話、真実かどうか、今いち確証がないわね。」

「そうですね。宇宙人だなんて私にはとても信じられません」

「あ、そうだわ、確かめる方法がひとつだけあるわ」

千鶴が思いついた方法とは、瞳に無理矢理オナニーを辞めさせてみるということだった。瞳の話しが嘘なら爆発することはない。千鶴は携帯電話で上司に許可を取り、数人の病院職員と爆発物処理班の協力を得て、実行することにした。四肢を病院職員に拘束されオナニーが出来なくなった瞳は泣き叫びながら暴れた。

「オナニーしないと死んじゃうのよううう!早く、手をほどいてええ!」

訴え続ける瞳を残して、隔離病棟の外へ避難した千鶴達は15分間が過ぎるのを待った。やがて、すさまじい轟音とともに病室の窓から火柱が噴出し、煙がもうもうと立ち上った。3ヶ月間オナニーに明け暮れた瞳の体は、粉みじんに吹き飛んでいた。千鶴は、爆風で乱れた髪を掻き揚げながらつぶやいた。

「どうやら、本当だったようね」

 

国家公安庁の捜査官、久石千鶴が次に訪れたのは桃園産婦人科という、個人経営の小さな病院だった。ここで診察を受けた主婦の一人が、脳に変な機械を埋め込まれたと家族に口走っているらしい。ゴシップ専門の記者がその主婦を取材し、そのインタビュー記事が小さく、スポーツ新聞の隅に載せられたことがある。なぜか、この件もCIAより、極秘に調査するようにと千鶴のところに依頼があったのだ。千鶴は妊娠判定検査を装って、その病院に診察を受けに入った。

「妊娠はされてないようですが。それにしても、随分遠くから、わざわざうちに診察にこられたのですねえ」

医院長らしい中年の男性医師が千鶴の保険証の住所を見て言った。

「え、ええ、最近引っ越してきたもので、住所の変更が間に合わなくて・・」

千鶴は誤魔化した。どこか、ロボット的な無表情な医師である。しかし、それ以外は特に病院に変わったところはなさそうだ。診察が終わって千鶴が診察台から降りようとしたとき、部屋の奥から、銀色のスーツに身を包んだ数人の白人男性が飛び出して来た。白人達は千鶴の周囲を取り囲んだ。

「久しぶりの上玉じゃねえか。ヨダレが出そうだぜ」

彼らは、病院の地下にある秘密基地から、診察室に仕掛けられたカメラを通して、美人の外来客が訪れるのを待っていたネオガイア星人の下級兵士達だった。そのうちの一人が千鶴を取り押さえようと掴み掛かってきた。

(宇宙人?まさか・・)

千鶴は反射的にその兵士の腕をつかみ、別の兵士めがけて投げ飛ばした。捜査官である千鶴はいくつかの格闘技の達人でもある。ひるんだ兵士達の合間を縫って、千鶴は診察室のドアから飛び出した。

「おいっ!まずい、逃げられるぞ。追え!」

兵士達もバラバラと追いかける。しかし、千鶴の方が早かった。目にも止まらぬ速さで産婦人科の建物を飛び出し、駐車場を横切って住宅街の横道に逃げ込もうとした。その瞬間、駐車場の端で千鶴は目に見えない壁に激突し、頭を強打して、その場にひっくり返った。

「危ないところだった。間一髪、エネルギーバリアを張ってやったぜ」

兵士のひとりがレーザー銃を持って近寄ってきた。フラフラと、どうにか立ち上がった千鶴は、なおもその兵士に飛び掛り、レーザー銃を奪おうとする。兵士の撃った光線が千鶴の腹に命中し、千鶴は悲鳴をあげて意識を失った。

「麻痺レベルで撃ったので命に別状はありません。それにしてもこいつ、只者じゃありませんぜ」

「ペルセウス隊長に報告した方が良さそうだな」

下級兵士達は気絶した千鶴の体を地下基地へと運び込み、基地の責任者であるペルセウスに説明した。ペルセウスは千鶴の身柄を尋問のため、衛星軌道を周回中である宇宙母艦のオリンポスに転送することにした。

 

宇宙母艦に転送された千鶴は衣服を全て剥ぎ取られ、全裸で尋問椅子に座らされた。ネオガイア星人は趣味で拷問をしたりはするが、本当に情報が欲しいときは尋問装置を使って、直接、脳の記憶をスキャンするのだ。尋問係のウラノス博士は千鶴の頭にスキャナーの端末であるヘルメットをかぶせスイッチを入れた。ブーンという音がして、微弱電流が千鶴の脳を駆け巡った。

「うううう、あわわわわ、気持ち悪いいい・・・」

千鶴の頭の中を無数の小さな虫が這い回っているようである。千鶴は白目を剥き、半開きにした口から、痙攣する舌を突き出し、だらだらとヨダレを垂らした。約30分後、装置が止まり、千鶴の脳からスキャンされた全ての記憶は一枚のディスクに焼きこまれた。用無しとなった千鶴の肉体は生体実験材料用の檻に放り込まれ、ウラノス博士はディスクに焼きこまれた情報の解析にとりかかった。一時間後ウラノス博士は宇宙母艦の司令官であるヘラクレス提督を呼び、解析結果を見せた。

「提督、非常に興味深い情報がいくつか見付かりました。どうやら地球人は我々の存在に薄々、気が付いているようです」

「ほう、そうか。まあ、我々もグレイ達も地球上で結構、派手にやっとるからなあ」

「今回、特に重要なのはこの情報です」

ウラノス博士が示した情報は、地球人の、大規模な宇宙人研究施設に関するものだった。

「場所は、地球人が北アメリカと呼んでいる大陸の中央部にある砂漠の地下です。信じがたいことですが、何体かの事故死したグレイの遺体も保存されて研究されているようです」

「なんだと!そんな情報をグレイが知ったらただではすまんぞ!」

ヘラクレス提督は珍しく頭を抱えた。ネオガイア星人の先祖は地球人である。爬虫類から進化したグレイから見れば同族以外の何者でもない。誇り高いグレイが、ネオガイア星人に連帯責任を問うかもしれない。

「その基地をグレイの遺体ごと抹殺するしかないな・・・よし、すぐに攻撃部隊を送る、作戦会議だ」

 

 ネオガイア星人の手で戦闘用サイボーグに改造された工藤明日香(27歳、元ステュワーデス)と中山健吾(28歳、元銀行員)は、4畳半ほどの待機室で、出撃命令がくるのを待っていた。全身武器の固まりである戦闘用サイボーグは、危険なのでみだりに船内をうろつくことは禁止されている。待機室に家具などは何もなく殺風景な部屋には空気吸引式のトイレがひとつだけある。食事は一日一度チューブ式の高純度栄養剤が与えられるだけで、その他、一日一回のメカ部分の点検と、一日8時間の生身の部分の筋力トレーニングが、二人の毎日の日課だった。接近戦用サイボーグである明日香は右手がレーザーサーベル、左手がレーザー銃、左の乳房が拡散ビーム砲に改造されている。背中には空中戦用の反重力推進装置が取り付けられ、右足は負傷のため、金属の義足に替えられている。胴体には無数の無残な傷跡がついている。美しい顔は比較的損傷が少なかったが、作戦の失敗の責任を取らされて、ネオガイア星人の乗組員に制裁を受けた時、前歯をふくむ何本かの歯が折られたままになっていた。クリトリスも制裁によって、ひねりつぶされたままである。一方、健吾の方はまだ、本格的な戦闘に参加した経験がないため、比較的、肉体に損傷が少ない。遠距離攻撃タイプのサイボーグである健吾は4足歩行を基本とし、両腕と両足の長さを手術によって、切りそろえられ、疾走する時、邪魔になる両手の指は全て除去されてなくなっている。背中には大口径のメガ粒子砲を背負い、股間のチンポは切断されて、かわりに小型レーザー銃が取り付けられていた。

 

 長い時間を狭い待機室で過ごす、二人の間には同じ境遇のものの間に芽生える愛情が生まれていた。四足の健吾は明日香のクリトリスの無くなったオマンコをいとおしそうに、丁寧に舌で舐めあげていた。チンポも指もない健吾には口での愛撫しか出来ないのだった。一方、両腕を武器に改造されてしまった明日香に出来ることは、残った左足で健吾の肛門の性感帯へ愛撫することと、唇と舌を使った、健吾の全身へのリップサービスだけだった。二人は、他に何もすることがない待機時間中、恐怖と不安をまぎらわせるために、ひたすら、生身で残っている、お互いの体の部分をむさぼっていた。

「あああっ、健吾。気持ちいいわ。いくう!」

明日香が健吾の舌技でGスポットを刺激され、絶頂に達した時、待機室のスピーカーが鳴った。

「明日香、健吾、訓練の時間だ。さっさと出て来い!」

声はオリンポスの主任サイボーグ訓練士のイカロスの声だった。明日香と健吾の脳に埋め込まれた小型コンピューターがただちに反応し、二人はセックスを止め、あわただしく、待機室を出て、トレーニングルームに走った。

「遅いぞ、貴様ら!ここが戦場なら、とっくに死んでいるぞ」

到着した二人を怒鳴りつけた、鬼教官のイカロスは、最悪のサディストだった。訓練の名の元、明日香と健吾に必要以上な過酷なトレーニングを課し、苦しむ姿を見て楽しんでいるのである。

「申し訳ありません、イカロス教官」

明日香と健吾は口を揃えて謝った。サイボーグ3原則でネオがオア星人の命令には絶対服従しなければならない。遅れた罰として、イカロスは二人の頬に一発づつビンタを喰らわせると、今日の訓練内容を指示した。

「いいか、明日香はまず、腹筋500回だ。健吾は大車輪での疾走訓練を3時間だ。」

「はいっ、ただちに訓練に入ります!」

明日香はその場で、床に仰向けに寝転んで、腹筋をはじめた。訓練の最初の頃は20回も腹筋することが出来なかったのだが、連日の訓練で腹筋が鍛えられ、何とか300回までは出来るようになっている。もし、明日香が疲れきって腹筋をやめようとしても脳内コンピューターが、命令どおり500回終わるまで体を休めることを許可しない。汗だくになり腹筋を続ける明日香の隣で、健吾が大車輪と呼ばれる、訓練器具の内側に入り、疾走を始めた。大車輪とは、要はペットのハムスターを運動させる器具の大型のものである。健吾の疾走のスピードに合わせて車輪が回転する。すぐに健吾も汗だくになってきた。

「もっとスピードをあげんかい!」

イカロスの手にした、電気鞭が健吾の背中に振り下ろされた。健吾は苦痛に顔を歪めながらさらにスピードをあげる。

「お前はもっと気合をいれろ!」

イカロスは腹筋をする明日香の腹を右足の靴底で容赦なく踏みにじった。

「げほっ、げほっ。はい、気合を入れます、イカロス様」

明日香も苦痛に顔をゆがめながら必死に腹筋に励む。明日香の体は両腕と右足が機械化され、左乳房にも重い武器が取り付けられているため腹筋の際、バランスが取りにくいのだ。それでも、イカロスに言い訳は通用せず、死物狂いで500回の腹筋を耐え抜いた。

「よーし、少し時間がかかり過ぎだが、大目にみてやる・・・次は左足だけでスクワット200回だ」

休む間もなく、イカロスの次の指示が出る。右足の方は機械化されているので鍛えても意味がない。明日香はよろよろと立ち上がると、気が遠くなりながら、生身の方の片足でスクワットを始めた。

 

 明日香は必死の思いで200回の片足スクワットに耐えた。通常なら出来るはずもないのだが、明日香の意思に関係なく、脳内コンピューターが筋肉を動かすのだ。しかし、想像を絶する疲労と苦痛は明日香自身の意識が我慢しなくてはならない。さすがに、明日香はスクワットを終えると同時に意識が朦朧とし、その場にへたり込んだ。

「どうも、時間がかかり過ぎだな。まあいい、ご褒美だ」

イカロスはスペーススーツのズボンを下ろしてチンポを取り出すと明日香の顔面に突き出した。これまでも特訓の合間にイカロスは度々、ご褒美と称して明日香に自分の性欲処理をさせている。もちろん、訓練士が特訓中に人権の認められていない地球人サイボーグにいかなるセクハラをしても、宇宙艦隊の規律には触れない。

「ありがとうございます。イカロス様」

明日香は従順にイカロスのチンポを口に含み、しゃぶりはじめた。

「健吾、お前は、次はジャンプ訓練だ」

3時間の大車輪での疾走訓練を終えた健吾が次に命じられたのは、ジャンプ力を高めるための訓練だった。高さ5メートルほどの10本の円柱型の柱の上に乗せられた健吾が次々に隣の柱に飛び移るという訓練だ。次に飛び移る柱はランプがついて合図される。もし、飛び移る柱を、間違えたり、タイミングがずれたりすると、柱自身から、強烈な電流が訓練者に流れ、罰を与える仕掛けになっている。疾走訓練で息があがっている健吾は休む間もなく、柱から柱へジャンプし続けなければならなかった。イカロスは明日香にしばらくフェラチオをさせた後、明日香を仰向けにさせ、クリトリスのないオマンコにチンポを挿入した。

「それにしても、汚ねえ体だな・・」

イカロスがおぞましげに言った。明日香のボディには、いたるところに戦闘によってつけられた銃痕や裂傷の跡が見るも無残に刻み込まれている。ネオガイア星人に拉致される前は傷ひとつない誰もがうらやむほどの、輝くような肉体だったのだが、今はその面影もない。明日香は悲しくなった。やがてイカロスがピストン運動の後、膣内に精液を放出したとき、通信機の呼び出し音が鳴った。イカロスが明日香のオマンコからチンポを引き抜き、通信に出ると、オリンポスの司令室からだった。

「イカロス主任、緊急作戦会議です。至急、会議室までお越しください。」

 

2時間の作戦会議の末、地球上の宇宙人研究施設に対する攻撃計画がまとまった。まず、作戦の第一段階として、明日香と健吾の戦闘用サイボーグを含む約300体のアンドロイド兵士が物質転送機によって地上に降下し、研究施設の軍事力を無力化する。その後に安全が確保されてから約100名のネオガイア星人兵士が送り込まれ、地球人研究者の捕獲、および研究資料を全て接収する。最終段階として全ての人員と捕虜、資料を宇宙母艦オリンポスに引き上げた後、衛星軌道上から研究施設にオリンポスのエネルギー砲を撃ち込み、跡形もなく消し去る、というものである。この作戦において最優先されるのは、研究施設に保管されているというグレイの遺体を確実に、証拠隠滅のため抹消するということであった。作戦会議の最後にヘラクレス提督が、しめくくった。

「この作戦では、ネオガイア星人兵士の戦死者は一人も出したくない。地球人相手の局地戦で犠牲者が出たとなると世論がうるさいからな。政府支持率がまた下がることになると困る。出来ればサイボーグとアンドロイド部隊だけでカタをつけたい。」

サイボーグとアンドロイドの作戦指揮は、安全な衛星軌道上のオリンポスの司令室より数名の作戦オペレーターによってなされる。その中でサイボーグ担当は、訓練士のイカロスだった。

 

 明日香と健吾、それに300体のアンドロイドが瞬間物質転送機により実体化した場所は、北アメリカ大陸中央部、ネバダ砂漠にある、アメリカ空軍基地の滑走路の上だった。実は、この空軍基地は単なるカモフラージュで、地下に大規模な宇宙人研究施設が建設されている。常に全裸である明日香と健吾には、この季節の夜の寒さはかなり堪えたが戦闘用サイボーグが衣服を着ることは許されない。

「アンドロイド200体は管制塔に突撃しろ。残りの100体はその他の地上施設を各自攻撃。

明日香と健吾はその場から管制塔をメガ粒子砲で砲撃した後、アンドロイドに続いて突撃だ。研究施設への入り口は管制塔の地下にある」

オリンポスの司令室より、命令が届く。事前のX線望遠鏡によるサーチで敵の配備状態は細部にいたるまでわかっている。健吾は背中のメガ粒子砲を最大出力で発射し、一撃で管制塔を半壊させた。明日香は四足サイボーグの健吾の背中にまたがり、管制塔へ向かって二人は疾走を始めた。しかし、あと少しでたどり着くという時点で空軍基地の反撃が始まった。サイレンが基地中に鳴り渡り、異変に気付いた警備中の兵士たちがアンドロイドの群れの中に機関銃やバズーカ砲を打ち込み始める。ネオガイア製のアンドロイドの装甲は機関銃の銃弾は難なく跳ね返したが、バズーカ砲の砲弾の直撃を受けた何体かは、四散して飛び散った。当然、明日香と健吾も標的になった。

「危ないっ!」

明日香が反重力装置を使って空中に逃れた瞬間、健吾の体が無数の機関銃の銃弾を浴びた。

「ぎゃあああっ」

健吾の体が鮮血にそまる。しかし、筋肉に損傷はなかったらしく、脳内コンピューターの命令で疾走は止まらなかった。

「健吾、大丈夫?!」

明日香は叫んだ。このいつ死ぬか判らない異常な状況の中で健吾の存在だけが、明日香の生きる支えなのだ。さらに突進する健吾のすぐ側でバズーカ砲の弾が炸裂した。今度はさすがに健吾の体は血だらけになって吹き飛び、地面に叩きつけられて起き上がることは出来なかった。呻き声をあげて倒れた健吾の、爆風を直に受けた側の右腕と右足が千切れてなくなっている。これでは、もういかに脳内コンピューターが無理矢理命令しても二度と疾走することは出来ない。

「健吾ーっ!」

その光景を見て、泣きながら再び明日香は叫んだが、明日香の脳内コンピューターは、健吾の傍らに引き返すことを許可せず、そのまま、空中から管制塔の瓦礫の中へ、明日香の体を突入させた。

 

管制塔の建物の残骸である瓦礫を盾に、研究施設への入り口を守ろうとする米軍兵士たちを明日香は片っ端から、右手のレーザーサーベルで切り殺した。健吾のことを考えると涙が止まらない。泣きながら、襲い掛かってくる全裸の東洋人女性に米軍兵士たちは恐怖した。

「オーマイゴッド!この世の終わりだ・・・」

明日香はアンドロイド達とともに地下施設へと侵入した。施設内は研究者ばかりで禄に抵抗するものはいない。あっという間に地下施設は占拠された。

「よーし、これより作戦の第二段階に入る」

オリンポスの司令室でヘラクレス提督が指示した。待機していた約100名のネオガイア星人の兵士たちが転送機で地上へ送り込まれる。制圧されて安全になった施設内で彼らは悠々と地球人の研究者を捕まえ、研究データを押収した。完全に基地が制圧されたかに見えたころ、突然滑走路にいた、アンドロイド部隊が空より爆撃をうけた。近隣のアメリカ空軍基地より戦闘機が飛来したのだ。

「おい、なにやってる。バリアはどうした?」

「それが、エネルギーバリアの発生装置に、生き残りの地球人の奇襲を受けまして、破壊されてしました。すぐに新しい発生装置を用意しますが、しばらく時間がかかります」

「早くしろ」

その間、明日香に戦闘機と戦って時間を稼ぐようにとの命令がおりた。明日香は反重力装置を全開にして、空中へと舞い上がる。生身の明日香は想像以上の寒さと、空気の薄さで窒息しそうになる。明日香は空中を飛びながら、旋廻して再び滑走路に攻撃を加えようとする米軍機の編隊にむけてレーザー銃を発射した。脳内コンピューターの射撃は正確で、一機、二機と命中する。しかし、米軍戦闘機の放った自動追尾式の空対空ミサイルが裸の明日香に襲い掛かってきた。

「いやああああ、助けてええ!」

明日香は必死に回避しようとしたが間に合わずミサイルの爆発をまともに喰らって、墜落していった。

 

作戦は成功だった。再び張られたエネルギーバリアは外部からのいかなる攻撃も受けつけなかった。約100名のネオガイア星人たちが研究施設の資料を丸1日かけて収集している間、100機以上の米軍機が飛来して猛攻撃を加えたが、全く無駄だった。最優先されていたグレイの遺体も見付かり、分子破壊装置に掛けられて跡形もなく消滅し、関係者には厳しい緘口令がしかれた。やがて、全ての人員、捕虜、機材が転送機を使って衛星軌道上の宇宙母艦に引き上げられた後、バリアが解除された。そして、撤収した後の研究施設は軌道上からの集中砲火で徹底的に破壊された。戦闘中、破壊された明日香と健吾の体もオリンポスに引き上げられていた。二人の体はあまりにも損傷がひどく、すぐに彼らの生みの親である女性解剖医のアテナとビーナスが呼ばれた。

「健吾は、右手、右足が切断と、両目が潰れているわね」

アテナが手術用のベットの上に横たえられた健吾の体を念入りに調べながら言った。

「明日香の方はもっとひどいです。腰から下が吹き飛ばされて完全になくなっています。」

ビーナスが処置なし、という風に顔をしかめた。ミサイルが命中し墜落した際、反重力装置が完全に壊れていなかったため、明日香の体は地面に叩き付けられることなく無事軟着陸していた。

「健吾の方は何とかなるとしても、明日香の方はもう、再生不能ね。せっかくここまで戦闘データを蓄積させたのに・・・」

「いっそ、二人で一体のサイボーグに作り直してはどうでしょう?」

ビーナスの提案にアテナは顔を輝かせた。

「それはいい考えね」

早速、手術が始まった。千切れてなくなった健吾の右手と右足には金属の義手義足がつけられた。そして腰から下の下半身がなくなった明日香の上半身を、四足形態のサイボーグである健吾の腰の上、背中に背負ったメガ粒子砲のすぐ後ろに結合させた。もちろん、二人の背骨、神経、血管なども念入りにつなぎ合わされた。明日香の腹の切断面からはみ出た、途中で先が千切れてなくなった腸の端も健吾の腸に横穴を開けてつながれる。これからは、二人が別々に食べた食料は腸で合流して、ひとつの肛門から排出されるのだ。もちろん、血管もつながっているので、どちらか一人が食事をしていれば、もう一人が何も食べなくても、栄養分は二人同時に循環するようになっている。潰れた健吾の両目は修復されなかった。明日香の目があるので必要ないと判断されたのだ。こうして、史上最強の合体サイボーグに生まれ変わった明日香と健吾は、回復促進カプセルの中に入れられ、深い眠りについたのだった。

 

第30話 脱走兵

 

テミストクレス(47歳、ネオガイア星宇宙母艦オリンポス所属の下級兵士)はこのところ気分の晴れない毎日を送っていた。彼は独身で彼女いない暦47年、宇宙艦隊に勤務して20年以上になるが、出世とは全く縁のない万年下級兵士である。髪の毛は禿げてなくなっており、唯一の趣味は宇宙艦の娯楽室で無料のアンドロイドダッチワイフを抱くことであった。最近、娯楽室には捕獲した地球人女性を改造した生体ダッチワイフが導入され、テミストクレスも何度か抱いてみたが、生体ダッチワイフの抱き心地はアンドロイドダッチワイフの比ではない。しかし、他の兵士達にも大人気で、順番待ちのため、めったに抱くことが出来ないのだ。

(ああ!俺はもうこんな生活は嫌だ。脱走して、地球へ降りよう。そうすれば、あの生体ダッチワイフのような地球人の女を好きなだけ抱くことが出来るかもしれない…)

ある日、とうとうテミストクレスは決意した。宿直の乗組員が少なくなった隙をねらって、資材倉庫から脱走に必要なものを盗み出した。地球人を奴隷にするための脳波センサー付の電撃首輪、小型のレーザー銃、凝縮食料などである。それらをカバンに詰めると転送室へ向かい、人影がいないのを確認してから転送機を自分で操作した。伊達に20年間艦隊勤務を続けてきたわけではない。転送機の使い方や、どの時間帯にどの部署に人員がいなくなるかなどは全て把握している。テミストクレスの体は光輝に包まれ、分子レベルに分解されて地球上へと送り出された。

 

 テミストクレスが実体化したのは郊外にある閑静な住宅街だった。時刻は昼下がりであるため、道路は比較的人通りが少ない。とはいえ、銀色のスペーススーツを着て、手にカバンを持ったスキンヘッドの白人は非常に目立つ存在だった。

(まず、どこか、隠れ場所を探さなければならんな・・・)

テミストクレスはしばらく住宅街を歩き、一軒の、周りの家より、少し大きめの高級住宅に目をつけた。無用心にも玄関のドアは風通しを良くするために開け放たれており、テミストクレスは目を輝かせると、おもむろに、土足で家の中に入っていった。家の中では主婦らしき女性がフローリングに掃除機をかけていた。

「きゃっ!ちょっとあんた誰?セールスマン?勝手に人の家に上がり込まないでよ!」

驚いて抗議をする主婦にテミストクレスはレーザー銃を構えて、麻痺レベルで撃った。主婦は気絶して床に崩れ落ちた。テミストクレスはカバンから奴隷調教用の電撃首輪を取り出し、主婦の首にはめた。

「起きろ!」

テミストクレスが命令すると、首輪から電流が流れ、驚いた主婦が飛び起きた。主婦の名前は高原良枝、42歳、専業主婦である。年齢の割には若々しく、生活臭をあまり感じさせない、上品な奥様といった感じである。

「今日からこの俺がこの家の主人だ。しばらく、ここに隠れさせてもらう。お前は奴隷として、俺に仕えろ」

「何言ってんの、あんた。頭おかしいんじゃない?」

良枝がテミストクレスに食って掛かった瞬間、首輪から電撃が流れた。

「ぎゃっ!・・・な、何これ、外してよ!」

「わははは、お前はもう逆らうことは出来ないんだよ。まず、着ているものを全部脱いで裸になれ。それから、俺のために飯を作るんだ」

当然、良枝は逆らい、何度も電撃を喰らった末、とりあえず、この場は、言うとおりにするしかないと悟った。良枝はしぶしぶ、着ているものを全て脱いだ。

「エプロンだけはしてもいいぞ」

良枝は恥ずかしさに真っ赤になりながら全裸にエプロンという格好で台所に入り、料理を始めた。

 

 テミストクレスが我が物顔で高原家の食卓に座り、良枝の作った料理を食べている間、良枝は服を着ることを許されず、全裸にエプロンという格好でテミストクレスの傍らに立って、まるでメイドのように給仕させられた。

(こんなうまいものを食べるのは久しぶりだ。そういえば20年間、宇宙艦の宇宙食ばかりだったからなあ)

テミストクレスが上機嫌で良枝の手料理をほおばっていると、玄関のドアが開き、長女の沙貴が学校から帰ってきた。沙貴は17歳で、公立高校普通科に通う女子高生である。ダークグリーンのブレザーの制服を着た、母の良枝にそっくりの美人である。

「ただいまー」

沙貴は家に入ってくるなり、全裸にエプロン姿の母親とスキンヘッドの見知らぬ白人男性を見て悲鳴を上げた。

「きゃああ!何やってるの、お母さん!」

テミストクレスは良枝のときと同じく、沙貴を、麻痺レベルのレーザー銃で撃って気絶させた後、電撃首輪をはめた。再び目を覚ました沙貴にテミストクレスが命じた。

「俺の、チンポをしゃぶれ」

「この人なんなの、お母さん。早く、警察呼ばなくちゃ・・・」

動揺して逃げようとする沙貴に、今はめられた首輪から連続して電気ショックが流された。結局、沙貴は従うしかなかった。泣きながら、食事を続けるテミストクレスの足元に膝まづき、スペーススーツのズボンからチンポを引き出すと口に含んだ。沙貴は実は男性経験が全くなかった。しばらく、テミストクレスのチンポをしゃぶっていたが、はっきり言ってたどたどしかった。

「もういい!ヘタクソ!全く、あの生体ダッチワイフのテクニックとはえらい違いだな」

テミストクレスは苦々しげに言うと、おもむろに立ち上がり、沙貴をキッチンのフローリングの上に押し倒して、ダークグリーンの制服のスカートをまくりあげ、パンティをひき下ろした。

「オマンコにぶちこんでやる!」

「やめて!娘に手を出さないで!」

目の前で娘が犯されることにたまりかねて、良枝が止めに入ろうとするが、首輪の電気ショックで昏倒する。テミストクレスが強引に、沙貴自身の睡液で濡れたチンポを、初々しい女子高生のオマンコに突っ込んだ。

「痛いっ!」

沙貴は処女だったようである。しかし、そんなことにはかまわず、テミストクレスが腰を降り始める。沙貴は強引に股間を裂かれるような、あまりの痛さに涙が止まらず嗚咽した。

 

テミストクレスはそんな沙貴の痛がる様子を楽しみながら腰を振り続け、最後は膣内に精液を放出した。沙貴は処女だったため、快感などはまるで無かったようである。テミストクレスはオマンコから沙貴の処女膜の血と、愛液にまみれたチンポを引き抜くと、悲痛の表情で見ていた母親の良枝の目の前に突きつけた。

「舐めて綺麗にしてくれ。あんたの娘のオマンコで汚れちまったチンポだ。親のあんたが後始末するのは当然だろう?」

「そんな・・・いくらなんでも」

良枝はためらった。しかし、首輪をはめられている以上、テミストクレスの命令には従うしかない。吐き気をこらえながら良枝は娘の血と愛液で汚れたチンポを口に含んでしゃぶり始めた。そのとき、玄関のドアが開いて、中学3年生である長男の篤志が帰ってきた。

「ただいま」

テミストクレスはとっさに反応して、麻痺レベルのレーザー銃で篤志を眠らせ、電気ショック首輪をはめた後、再び起こした。

「お前の息子か。よし、じゃあ、今度は息子のチンポをしゃぶってやれ」

テミストクレスが良枝に命令した。良枝は絶句し、あまりの背徳感に泣き出しそうになったが従うしかない。良枝は恐れおののく篤志の学生服のズボンのチャックをおろし、萎縮したチンポを取り出すと、口に含んだ。

「お、お母さん、やめてくれよ。こ、この外人はいったい誰なんだよ!」

篤志は童貞である。当然女性にフェラチオもして貰ったことはない。その初めての相手が母親になることにショックを隠しきれないようだった。それでも良枝が吐き気をこらえながら、実の息子のチンポを執拗に舐め続けていると、やがて勃起してきた。

「おい坊主、ママにしゃぶってもらって気持ちよさそうじゃないか」

テミストクレスが面白そうにからかった。篤志は屈辱に顔を真っ赤にしている。

「そろそろ、息子のチンポをオマンコに入れてやれよ」

テミストクレスが良枝にうながした。良枝は篤志のチンポを口から離すと、おそるおそる仰向けになった篤志の上に馬乗りになり、勃起した息子のチンポの上に腰を沈めた。

「あうっ!あ、篤志ちゃん、お母さんを許して。逆らえないのよ・・」

良枝は泣きながら、騎上位で腰を振り始めた。テミストクレスがそれに追い討ちをかけるように言った。

「ちゃんと、最後は中出しするんだぞ。息子の精液を一滴残らず、ママの子宮に搾り取ってやれ」

「ひ、ひいっ!」

あまりの背徳感に良枝は半狂乱になりながら、やけくそになって息子とのセックスにのめり込んでいった。

 

篤志がとうとう、快楽に耐え切れなくなって母親の膣内に射精したとき、次女の中学1年生である玲華(13歳)が帰ってきた。

「ただいまー」

「まだ、娘がいたのか。一体、何人子供を生んでるんだ、お前は?」

テミストクレスは放心状態になっている良枝につぶやくと、迅速に動いて、麻痺レベルのレーザー銃で上がってきた玲華を眠らせ、電撃首輪をはめた後、目を覚まさせた。テミストクレスは舌なめずりし、姉の沙貴に続いて、妹の玲華のバージンも頂こうかと思ったが、さすがにテミストクレスは47歳である。短時間に2回もセックスが出来る程、絶倫ではなかった。しょうがないので、自分で玲華を味見するのは、しばらくお預けにすることにした。

「お姉ちゃんと、レズっといてくれ」

命令された沙貴は、状況がつかめず、おどおどしている妹の手を取った。沙貴とて、学校から帰宅していきなり、家に上がり込んでいる、見知らぬスキンヘッドの白人の男にレイプされ、とうてい状況をつかめている訳ではなかったが、この白人の命令に従わないと、首輪から、恐ろしい電撃を喰らうのだということだけは判っていた。沙貴は怯えている玲華の、まだ幼い体を抱き寄せると、たどたどしい手つきで抱擁を始めた。テミストクレスは調子に乗って、良枝、沙貴、篤志、玲華の血のつながった家族に様々な組み合わせでセックスを強制した。長男の篤志は母親に童貞を奪われた後、姉の沙貴とセックスし、さらに妹の玲華ともセックスを強要されて処女を奪うことになった。そうこうするうちに夜も更け、一家の大黒柱である父親の博和が帰ってきた。博和は大手自動車メーカーの管理部門の課長である。

「ただいま。今帰ったぞ」

博和は玄関を上がるなり、恐ろしい光景を目にし、我が目を疑った。母親と息子、二人の娘が衣服を脱ぎ散らかし、裸になって乱交パーティさながらに、抱き合ってセックスに励んでいるのだ。おまけに上から下まで銀色づくめの変わった服を着た、ハゲ頭の見知らぬ白人の男が、我が家のリビングルームにどっかと腰を下ろして、さも自分がこの家の主人である、といった態度で家族の乱交を面白そうに眺めていた。

「何やってるんだお前達!これはどういうことだ!」

博和は激怒して一喝した。テミストクレスは何気なく、手に持っていた、麻痺レベルにセットしてあったレーザー銃を、博和に向けて撃った。

「うっ!」

博和は気絶し、気がついた時は首に金属の首輪をはめられていた。

「お前がこの家の主人か?残念だったな、今日からは俺様がこの家を支配する。お前達は俺様に下僕となって仕えるのだ。いいか、その首輪をつけている限り、俺様の命令には絶対逆らえないんだぞ。」

見知らぬ白人の男が言った。博和は怒り狂ってテミストクレスに掴み掛かったが、何度も首輪から電撃を食らい、結局、降参するしかなかった。

「娘の処女は頂いちまったが、アナルはまだバージンみたいだ。父親のお前のチンポで、奪ってやりな」

「なんだと!」

博和は逆上したが、首輪を嵌められている限り従うより、道はない。並んで四つん這いになりお尻を突き出した沙貴と玲華のアナルに、博和は断腸の思いで体を震わせながら、チンポを順番に突き立てた。

「お父さん、痛いよー」

今日まで処女だった、中学生と高校生の娘二人は、いずれもアナルセックスなど生まれて初めてである。二人とも、いきなりの父親のチンポの挿入に肛門が裂け、血が流れた。

 

その日から高原家の恐怖と屈辱の日々が始まった。翌朝、テミストクレスは一家5人を、全裸でリビングルームに整列させた。

「お前達5人は俺様の奴隷だ。これから家の中では一切、衣服の着用を禁止する。外出する時は服を着てもいいが、外部の人間に助けを求めようとしても無駄だぞ。お前らの首にはめた首輪には脳波センサーが付いている。逃げようとか、このことを誰かに喋ろうとしただけで、その前に電流が流れて阻止するようにプログラムされているんだからな」

テミストクレスは5人に向かって言った。高原家の家族は、諦め切った表情で、神妙に聞いている。昨日から散々無法なことを強要され、反抗する気力はないようだ。しかし、これから、どうなるのだろう、と言う不安は隠しきれない。専業主婦の良枝を残して、後の4人は衣服の着用を許され、それぞれの会社や学校へ行くために家を出た。もちろん首輪はつけられたままである。見えないように、うまく襟元や、包帯で隠している。いくらテミストクレスがレーザー銃を持っているとはいえ、宇宙母艦を脱走した彼ひとりでは、地球の警察の追及を受けた場合、戦おうにも多勢に無勢である。そこで、高原家の人々には表面的には普段通りの生活をさせることにしたのだ。テミストクレス自身は脱走する時着ていた、スペーススーツを脱ぎ捨て、代わりに高原家の家長である博和の普段着を来て、万が一近所の人に見られた場合、怪しまれないようにした。

「もし、誰かに俺のことを聞かれたら、ギリシャ人の留学生をホームステイさせている、とでも言っとけ」

テミストクレスは良枝に言った。宇宙母艦を脱走する前に、艦内の情報端末より、ある程度地球の事情は調べてきている。良枝が全裸で、いつもの日課である掃除、洗濯を始めるとテミストクレスは長女の女子高生、沙貴の部屋に無断で入り、タンスの引き出しを勝手に開けてパンティやブラジャーをあさり始めた。女子高生らしい、かわいらしいキャラクター柄のパンティや、セクシーなカラフルな光沢のある素材で出来たものまである。テミストクレスが沙貴の下着や制服を部屋中に散らかして、思う存分匂いを嗅いでいると、主婦の良枝が全裸でジュースを持ってきた。

「テミストクレス様、オレンジジュースなどいかがでしょうか」

「気が利くじゃねえか。・・・そうだな、お前の口移しで飲ませてくれ」

テミストクレスは手に持っていた沙貴のブラジャーを放っぽり出すと、青ざめた良枝の顔の前に自分の口を近付けた。良枝はおぞましかったが、仕方なく持ってきたオレンジジュースを口いっぱいに含み、テミストクレスの唇に、自分の唇を重ね合わせ、テミストクレスの口の中に流し込んだ。

「うめえ!美人の地球人の口移しで飲むジュースは最高だぜ」

テミストクレスは歓喜した。

 

テミストクレスはその日の午前中を、高校3年生の沙貴と中学1年生の玲華の部屋で下着や制服などをあさって過ごした。そしてランチタイムになると、キッチンへ行き、主婦の良枝が作った料理を食べることにした。

「テミストクレス様、今日のお昼御飯はカレーライスでございます」

全裸にエプロンの格好で食卓に料理を並べた良枝が、お辞儀をしてうやうやしく言った。

「ほう、地球の料理もなかなかうまそうじゃないか。じゃあ、これもお前の口移しで食べさせてくれ。」

良枝は眉をひそめたが逆らうことは出来ない。スプーンでカレーライスをすくい、まず、自分の口に入れると、噛まずにそのまま、テミストクレスに唇を合わせ、舌で相手の口の中へ押し込んだ。

「うまい、うまい・・」

テミストクレスは上機嫌だった。カレーライス一皿を全部、良枝の口移しで食べ終わると、もう一皿用意させた。

「今度は俺が、お前に食べさせてやろう」

テミストクレスはスプーンでカレーライスをすくって、自分の口に入れると、丹念に細かく咀嚼した。そして、ライスとルーがどろどろに混ざり合ったものを、口移しで良枝に食べさせた。

「うぐっ、むぐぐ・・・」

良枝はあまりの気持ち悪さに吐きそうになりながらも、涙をこらえて飲み込んだ。楽しいランチタイムが終わり、しばらくすると、次女の玲華が中学校から帰ってきた。今日は、期末試験のため、学校が終わるのがいつもより早かったらしい。家に入るとすぐに、玲華はテミストクレスの今朝の命令通り、セーラー服と下着を脱いで全裸になった。

「俺はこれから地球のテレビというものを見る。お前はその間、俺様の椅子になれ」

「はい、テミストクレス様」

玲華は従順に答えるとリビングのテレビの前に四つん這いになった。恥ずかしくて嫌だったが、首輪の電撃が恐ろしいので逆らう気持ちは全くない。テミストクレスは13歳の玲華の華奢な背中の上に遠慮なく、どっかと腰を下ろすと、リモコンを操作してテレビを見始めた。1時間ほどいろいろチャンネルを変えながら、様々な番組を見ていたが、宇宙人である彼には地球の番組の内容は今ひとつピンとこないようだった。

「つまんねえ番組ばかりだな・・・」

やがて、テミストクレスは面白くなさそうにリモコンを放り出した。そして、一時間の間、必死に四つん這いで耐えていた、玲華の背中から立ち上がると、向きを変え、馬乗りになって玲華の背中にまたがった。

「おい、お馬さんごっこでもするぞ」

テミストクレスは、いきなり踵で思いっきり玲華の脇腹に蹴りを入れた。

「きゃっ!」

驚いた玲華が思わず悲鳴をあげる

「お馬さんはヒヒーンだろうが!」

再び、テミストクレスが玲華の脇腹に蹴りを入れた。

「ヒヒーン!」

「俺様を乗せたまま家中を歩け」

玲華はか細い体に、体重80キロはある大柄なテミストクレスを乗せて、よろよろと四つん這いで歩き出した。テミストクレスは玲華のおかっぱの髪の毛を手綱のようにつかんで、曲がる方向を引っ張ることによって合図する。時折、面白がって、背中の上で技と体重がかかるように飛び跳ねたりし、玲華がよろけそうになると、ピシャピシャと手の平で玲華の剥き出しのお尻を叩いた。

「もっと啼け!」

「ヒヒーン!ヒヒーン!」

中学一年生の玲華は涙をこらえながら悲しげにいなないた。

 

テミストクレスは玲華に、自分を乗せたまま階段をよじ登るように命じた。玲華は汗だくになりながらなんとか階段を這い上がって行ったが、半分ぐらい登った所で力尽きた。どうにかバランスを崩して階段下へ転落する事だけは避けたが、その場に腹這いになったまま動けなくなった。

「立て!おらっ、お馬さんが休むんじゃない!」

テミストクレスが容赦なく玲華の脇腹に激しく踵で蹴りを入れた。あまりにも何度も蹴られているので、玲華の白い脇腹の皮膚が裂け、血が滲んできている。玲華がとうとうたまりかねて、大声で泣き出したとき、長女の沙貴が高校から帰ってきた。沙貴も帰宅するとすぐに、テミストクレスに命令されていた通り、制服のダークグリーンのブレザーと下着を脱いで全裸になった。

「テミストクレス様、明日から期末テストなのですが試験勉強をしてもよろしいでしょうか?」

沙貴がおずおずと、階段でつぶれた妹の上に乗っているテミストクレスに頼んだ。沙貴の通う高校は偏差値の高い進学校で、沙貴は成績がトップクラスなのだ。

「あーん、試験勉強だ?・・・まあ、いいだろう。だが素っ裸でやるんだぞ」

「はい、わかりました。ありがとうございます。テミストクレス様」

沙貴は自分の部屋の勉強机に座って、参考書とノートを取り出し、試験勉強を始めた。もちろん、命令通り、全裸である。

「この役立たずめ!」

そう言って、テミストクレスはつぶれてしまった玲華の頭を一発はたくと、そのまま放ったらかし、沙貴の部屋へ行って、机に向かっている沙貴の背後に立って、興味津々に、沙貴の勉強する様子を覗き見た。

「そんなに必死に勉強しても、社会で出世できるとは限らないぞ」

テミストクレスもネオガイア星のかなり優秀な教育機関で学んだ学歴を持っていたが、社会人になってから、要領の悪さと無口な性格が災いして勤めていた民間企業を首になり、途中で宇宙艦隊に転職している。しかし、そこでも、正規の士官学校を出ていないと、なかなか、階級が上がらない仕組みになっており、結局勤続20年で結婚も出来ず、下級兵士のままなのだった。テミストクレスは自分の人生を思い出して腹立たしくなり、鬱憤を晴らすように、勉強している沙貴に背後から抱きつき、女子高生の若々しい小ぶりの乳房を揉みあげた。指で、色素の薄いピンク色の乳首を挟んで、こりこりと弄んでみる。

「あ、ああーん、集中できません、テミストクレス様・・・」

テミストクレスはさらに鼻を沙貴のシャンプーの香りのする髪の毛に押し当てて、匂いを嗅ぎながら、オマンコに右手を伸ばし、クリトリスを指先で刺激した。

「ああっ、あああっ」

「何をされても勉強に集中するんだ」

沙貴は頭に血が上り、体が火照るのを必死で我慢しながら、参考書に集中しようとした。

 

テミストクレスはしばらく背後から、好きなように沙貴の体を弄んでいたが、やがて、おもむろにズボンとパンツを脱ぐと勉強机の上によじ登り、机に向かっている沙貴の正面に向かい合うようにしゃがみこんだ。沙貴の鼻先にテミストクレスの巨大な、いきり立ったチンポが突きつけられる。

「俺様のチンポをしゃぶりながら、勉強しろ」

テミストクレスが言った。仕方なく沙貴はテミストクレスのチンポを口に含んで舌先で亀頭を包み込むように舐め始めた。そうしながら沙貴が試験勉強を続けるためには、参考書を目の前にしゃがんだテミストクレスの下腹の上にかざし、口でチンポをしゃぶりながら、目で問題を読んで解いていくしかない。

(なんてやりにくいの!こんなことじゃ、とても、勉強できないわ。・・・明日のテストは諦めるしかないのかしら)

沙貴は心の中でぼやいたが、首輪の電撃が怖いので口に出して言うことは出来なかった。ようやく、テミストクレスが沙貴の口の中に射精したとき、中学3年生の篤志が帰宅した。篤志も言われていた通り、帰宅するとすぐに学生服と下着を全て脱いで全裸になった。テミストクレスは、沙貴の体から離れ篤志に命令するために、リビングに降りて行った。

「お前のために特別、家を用意してやったぞ」

そう言うとテミストクレスは全裸の篤志を勝手口の方へ連れて行った。そこには半年前まで高原家で飼っていたシェパードが住んでいた犬小屋があった。首輪と鎖もそのまま残っている。

「入れ!これから、お前が住む家だ。いいか、今日からお前は奴隷犬だ。家にいる間は人間の言葉を話すことは許さん。もし何か言いたいことがあったらワンと鳴け」

テミストクレスは、自分に宣告された境遇に、泣きそうになっている篤志の首に、電撃首輪の上側に、もう一つ犬の首輪をつないだ。その首輪には、端が犬小屋につながれた2メートルほどの鎖がついている。犬小屋は勝手口の外にあっただが、ガレージのサンルーフの陰になって、近所や、家の前の道路を通る人々からは見えない位置にある。

「犬なんだから勝手に家に上がるなよ」

そういい残すとテミストクレスは篤志を残して家の中へ入り、勝手口のドアをバタンと閉ざした。取り残された篤志は惨めさと寒さに震えた。冬の寒空に全裸では相当こたえる。篤志は少しでも温まろうと犬小屋の中へもぐりこみ、その中にあった元々飼い犬のシェパードが使っていたらしい、汚く獣臭いボロ毛布にくるまった。篤志が涙も凍りそうなほどの寒さに、泣きながらガクガクと震えていると、やがて辺りが暗くなってきた。どこかで本物の犬がワオーンと物悲しげに遠吠えをしている。高原家の窓からあったかそうな灯りがもれ、主婦の良枝が夕食の準備を始めたらしく、煮物を炊く匂いが漂ってきた。

(くそっ!沙貴姉ちゃんや、妹の玲華はあったかい家の中でご飯を食べているんだろうな)

篤志が涙を浮かべながら、恨みがましく思っていると、突然、勝手口のドアが開き、全裸にエプロン姿の母親の良枝が、ボールに残飯をグチャグチャに入れて混ぜて作った、犬の餌を持ってきた。良枝は残飯の入ったボールを犬の鎖につながれた息子の篤志の目の前に置くと、泣きながら謝った。

「篤志ちゃん、これで許して。テミストクレス様がどうしても、犬には残飯で充分だっておっしゃるの・・・寒いけど我慢してね。後でもうちょっとましな毛布を、こっそり持って来てあげるから」

良枝は篤志に、そう小声で言うと逃げるように家の中へ戻って行った。篤志は震えて涙ぐみながら、ボールに入った冷えた残飯を手掴みで食べた。

 

ネオガイア星宇宙艦隊の脱走兵テミストクレスの暴虐に支配された高原家の苦難の日々は続いた。テミストクレスが占拠し始めて5日目、その日は日曜日だったので、家族全員が外出を禁じられて家にいた。

「みんなで焼肉パーティをしよう」

と、おもむろにテミストクレスが言い出した。テミストクレスは成人して一人暮らしを始めてから今まで約30年間、一度も家族と暮らしたことがない。休日に家族そろって焼肉パーティをすることがテミストクレスの長年の夢だったのだ。テミストクレスに命令されて主婦の良枝が食材を買出しに行き、戻ってくるといつもの全裸にエプロンの姿で焼肉パーティの準備を始めた。夫の博昭、長女の沙貴、次女の玲華も全裸で手伝いをする。長男の篤志だけは奴隷犬であるため、家に上がることは許されておらず、ガレージの隅の犬小屋で寒さに震えている。焼き上がった肉を盛り付けるための食器を運ぼうとしている良枝にテミストクレスが注意した。

「良枝、食器はいらんぞ。こいつを食器の代わりに使うんだ」

そういうと、沙貴の手を取り、キッチンの真ん中に連れて行って仰向けに寝かせた。そして紐で両足をM字開脚の形に縛り上げ、オマンコと肛門が高々と天井を向く姿勢にした。両手も動かせないようにそれぞれ、手首を右足首と左足首に紐で縛って固定する。

「女体盛りだ。一度やってみたかったんだ。焼き上がった肉は全部沙貴の体に盛り付けろよ」

「はい、テミストクレス様」

良枝はホットプレートで焼き上がったジュージューと湯気を立てている肉を、女子高生らしい張りのある沙貴のお腹の上や乳房の間に並べ始めた。

「熱っ!熱いよう、お母さん!」

沙貴が焼肉のあまりの熱さに悲鳴をあげた。

「食器の癖に、熱がるんじゃねえ!」

テミストクレスが沙貴の頭を蹴飛ばした。沙貴は黙ったが、かなり熱いようだ。顔の表情が熱さにゆがんでいる。

「タレはここに入れよう」

テミストクレスは辛口の焼肉のタレを1瓶全部、沙貴のオマンコに注ぎ込んだ。試しに一切れ肉を摘むとオマンコに突っ込み、タレによく浸してから食べてみた。

「うーむ、なかなかうまいが、しかしタレにもうちょっと沙貴のオマンコ汁が混ざった方が、さらにうまいかもしれんな」

そういうと箸の先で沙貴のクリトリスを突っついた。

「ああっ!あううっ、」

良枝がさらに沙貴の体に野菜や肉を盛り付けていった。沙貴の若々しい体は隙間なく食べ物で埋め尽くされていく。

「口を開けろ」

テミストクレスに命令されて沙貴が大きく口を開けた。それへ、テミストクレスがキムチを1パック全部詰め込んだ。

「ヒイイイィィ!、は、はらい、はらいれすううう!」

沙貴があまりの辛さに涙を流して叫んだ。

「我慢しろ、何があっても吐き出すんじゃないぞ」

沙貴の顔が真っ赤に染まり、汗が顔中から噴き出した。

 

準備が終わり、人間食卓となった沙貴を取り囲んで焼肉パーティが始まった。博昭、良枝、玲華の3人は全裸で粛々と箸をすすめている。父親の博昭は娘のオマンコ汁の混ざったタレの付いた焼肉を、なんとも言えない情けない表情で食べている。特別に奴隷犬の篤志も家に上がることを許されたが、家族と一緒に食べることは許されず、残飯が出るまで、キッチンの隅で犬のようにしゃがんで待っていた。

「もっと、楽しそうに食えよ。笑え、笑え!」

テミストクレスが冷え冷えとした雰囲気に耐え切れずに怒鳴った。

「ハハハハハ」

命令には逆らえないので高原家の3人は取り敢えず愛想笑いをする。さらに場がしらけた。

「ええい、面白くない!玲華、こいつを一気飲みしろ!」

そう言ってテミストクレスは中学生1年生の次女の玲華にタバスコを1瓶渡した。玲華はたっぷりと入ったタバスコを見て、顔が引きつったが命令には逆らえないので、目をつぶって一気にタバスコを喉に流し込んだ。

「ぎゃあああ!辛いっ、辛いいい、喉が焼けるうううう!」

飲み込んでからワンテンポ遅れて、恐ろしい辛さが玲華を襲った。まさに喉と口の中から火が噴き出したようだ。たまらず玲華は喉と口を両手で押さえてキッチンの床を転げ回った。

「ギャハハハ、ほれ、こいつを飲め」

テミストクレスは玲華に高アルコールの焼酎をコップになみなみと注いで渡した。辛さを止めることしか頭にない玲華は渡された焼酎を一気に飲み干す。

「もっと、もっと下さい・・・」

さらにテミストクレスはコップに焼酎を注ぎ何杯も玲華に渡した。玲華はどんどん焼酎を飲み干していく。やがて、アルコールで体の感覚が麻痺し、タバスコの辛さは止まったが、玲華は、急性アルコール中毒でひっくり返ってしまった。

「ううう、苦しい・・・」

「ギャハハハ」

テミストクレスは腹の底から笑い転げた。こうして、高原家の苦難の日々は過ぎていくのだった。

 

第31話 水中戦用サイボーグ

 

宇宙拷問研究所の所属であるピタゴラス博士は、前回の地球人の空軍基地を急襲した戦闘で、戦闘用サイボーグ2体が損傷を受けて行動不能になったと言う情報を聞いた。

「どうだ、我々も戦闘用サイボーグを作ってみるか」

ピタゴラス博士は思いつきで、助手のアンドロメダ女医に言った。

「そうですね。陸戦用と空中戦用のサイボーグはこの前、調査船の方で作っていたようなので、今度は水中戦用のものを作ってみてはどうでしょう」

「それはいい考えだ」

ピタゴラス博士は早速、実験体捕獲担当のアリストテレスに、今回の実験にもっとも適した実験材料の捕獲を依頼した。30分後、アンドロイド兵士に連れられて、一人の若い女性がピタゴラス博士の実験室に連れてこられた。女性の名前は清水優香(22歳)で、ワンピースの競泳用水着を着ていた。優香は某食品メーカーの水泳部に所属するシンクロのオリンピック選手だった。つい先程まで、温水プールで練習していたところを、ネオガイア星の瞬間物質移送機によって誘拐されたのだった。優香は鍛え抜かれたシンクロの選手らしい、みずみずしい雰囲気をたたえた、美しい女性だった。

「では、早速、改造手術を始めるか」

アンドロイドが、暴れる優香を手術台の上に仰向けに固定した。ピタゴラス博士が優香の体の上にレーザーメスを振りかざすと、優香は渾身の力で泣き喚いた。

「何をするの!あたしはオリンピック選手の清水優香よ。あたしに何かあったらすぐにみんなが気付いて、警察に通報するわよ!」

ピタゴラス博士はせせら笑った。

「ここは、地球の大気圏外だ。ここまで来れる地球の警察があったら見てみたいね。君はこれから、我々の元で、忠実に働く水中戦用のサイボーグに改造されるんだよ」

「何いってるの、この、気違いっ!」

ピタゴラス博士はそれ以上優香の抗議にかまわず、レーザーメスで優香の着ている競泳用水着を切り裂き、胸元をあらわにさせた。そして、レーザーメスで乳房と乳房の間の胸板を、真一文字に縦に切り裂いた。

「うぎゃああああ!」

優香に麻酔は無しである。恐ろしい悲鳴が実験室に響き渡った。優香は恐怖と苦痛のあまり気を失った。ピタゴラス博士は気絶してピクリとも動かなくなった優香の胸を開胸し両側に大きく広げると、胸骨の下から肺の摘出に取り掛かった。水中戦用のサイボーグにするためには水中でも呼吸が出来るよう、人工肺に交換しなくてはならない。

「切り取った元の肺はどうしますか?」

摘出された二つの肺をピタゴラス博士より手渡されたアンドロメダ女医が尋ねた。

「もういらないよ。雑用アンドロイドに言って、生ゴミといっしょに出しといてくれ」

「わかりました」

アンドロメダは優香の肺を実験室の隅にあった生ゴミ用のバケツに、乱暴に投げ込んだ。

 

ピタゴラス博士は優香の空っぽになった胸部に合成樹脂で作られた人工肺を埋め込んだ。この人工肺は空気の他に水から直接酸素を吸収することが出来る。胸部が有機接着剤で閉じ合わされると、次にピタゴラス博士は優香の下腹部をレーザーメスで切り裂いた。気絶していた優香は焼けるような激痛で目を覚まし、絶叫したがすぐに再び気を失った。

「戦闘用サイボーグだから武器も取り付けないといかん。主力兵装としてここに魚雷発射菅を埋め込もう」

ピタゴラス博士は切り開かれた優香の下腹部からピクピクと脈打つ子宮を切り取り、助手のアンドロメダに手渡した。アンドロメダはその子宮も生ゴミ用のバケツにポイした。埋め込まれた魚雷発射管はかなり小さなもので、もともと子宮のあった場所にすっぽりと収まった。それには、超小型の高性能魚雷が3発装填されている。発射管の出口は優香の膣口、すなわちオマンコである。手術をしながらピタゴラスは説明した。

「普通ではつまらんから、ちょっと面白い仕掛けをしてみよう。クリトリスその他の性感帯は、そのまま残しておいて、オナニーかセックスでこの女が、絶頂に達したら魚雷を発射するとい仕組みにしてみようと思う」

アンドロメダは眉をしかめた。

「そんな仕掛けをして何の意味があるんですか?魚雷を発射しようとオナニーしている間に敵にやられてしまったらどうするんです?」

「なあに、お遊びだよお遊び。我々は軍の研究機関じゃないんだ。無償で協力してるんだから、これぐらいのお遊びはかまわんだろう?」

「・・・どうぞ、ご自由に」

下腹部の手術が終わると、優香は頭蓋骨に穴を開けられ、コインサイズの水中戦闘用のプログラムのインプットされた小型コンピューターを埋め込まれた。これによって、優香の体を外部の安全な場所からコントロールできるようになる。最後に水中での高速移動を可能にするため、背中に直径20センチ長さ1メートルほどの筒型のスクリュー式の推進器が取り付けられた。優香の意思で自由自在に反応するように、推進器の電気系統は優香の背中の脊髄の神経に直結された。

「完成だ。あと接近戦用の武器はオプションにしよう。両手は生身のまま残してあるから、レーザー銃なり何なり、普通の兵士が使う武器をそのまま使えばいい」

数時間後、胸部と下腹部、頭部などの傷口が細胞回復促進剤ですっかり塞がった優香は、早速、戦闘用サイボーグとしての訓練を受けるために、宇宙母艦オリンポスのサイボーグ訓練士、イカロスの元へ連れて行かれた。

 

サイボーグ訓練士のイカロスはピタゴラス博士から事情を説明され、優香の訓練を引き受けることになった。

「まず、水に慣らさないといかんな」

イカロスは優香を伴い、オリンポスの艦内プールで水泳の特訓をすることにした。優香は手術直後、鏡で自分の姿を見て、絶叫していた。外見はさほど変わっていないが、胸と下腹部にレーザーメスで切開した跡がうっすらと残っており、背中に外すことの出来ない、変な機械を背負わされている。優香はパニックになり暴れようとしたところ、脳内コンピューターが作動し、無理矢理、平静心に戻った。戦闘用サイボーグに改造された以上、優香はサイボーグ3原則に従って行動しなければならないのだ。サイボーグ3原則とは、

1. ネオガイア星人を傷つけない。

2. ネオガイア星人の命令には絶対服従。

3. 命令遂行のためには自分の死をいとわない。

である。優香は訓練場に付くと、いきなりイカロスにプールに突き落とされた。

「まずは軽ーく、このプールを往復100回だ。わかってると思うが、背中の推進器は使うんじゃないぞ」

プールは長さ50メートルほどである。つまり往復だと10キロを泳がなくてはならない。

「返事はどうした!」

「はい、イカロス様。推進器なしで、100往復始めます」

優香が戸惑っていると、脳内コンピューターが作動し、勝手に口から言葉が飛び出した。優香の体が勝手に泳ぎ始めた。もともと、優香はシンクロのオリンピック選手である。水泳はなによりも得意だったが、背中に推進器と下腹部に埋め込まれた魚雷発射管が金属で出来ており、手足を必死で動かさないと、体が沈んでいく。優香は命令どおり懸命に泳ぎ続けたが30往復ほどしたところで、とうとう力尽き、意識が薄れてプールの底へ沈んで行った。

(もう駄目だわ。このまま死ぬのね・・・)

優香は観念して、閉じていた唇を開いた。プールの水が口の中に流れ込んでくる。肺に水が入り込み優香はむせた。だが、次の瞬間、水の中でも呼吸が出来ることに気付いて驚いた。

(どうなってるの!水の中でも息が出来るわ。・・・ああ、あたしの体、どうなってしまったのかしら)

優香は再び泳ぎ出した。そして3時間後、どうにか100往復を泳ぎ終えた。プールサイドに這い上がってフラフラと疲労のあまり倒れこんだ優香に、イカロスが言った。

「時間が掛かり過ぎだ、優香!100往復なら、今の半分の時間で泳ぎ切らなければいかん。地球でお前は水泳の選手だったと聞いていたんだがな!まあいい。ご褒美だ」

イカロスはスペーススーツのズボンと下着をおろすと、いきり立ったチンポを優香の口元に突きつけた。前に訓練を受け持っていた接近戦用サイボーグの明日香が戦闘で重症を負って回復カプセルに入れられてから、セクハラをする相手がいなくて相当、溜まっていたのだ。優香はまだ、息があがってゼエゼエ喘いでいたが、うつろな目でイカロスのチンポを見上げると、口に含んで鼻で呼吸をしながら、しゃぶり始めた。

 

イカロスは優香にしばらくチンポをしゃぶらせた後、優香を後ろ向きに四つん這いにさせ、唾液にまみれたチンポをアナルへと突っ込んだ。オマンコは魚雷発射管になっている、とピタゴラス博士に説明されていたので、怖くてチンポを突っ込むことが出来なかったのだ。イカロスが腰を降り始めると、アナルセックスが初めてである優香は顔をゆがめて痛がった。

「あっ、あっ、い、痛いっ、痛いですう・・・」

もちろん、優香が痛がったからといって止めるイカロスではない。逆に痛がる様子を楽しみながら、最後にイカロスは優香の肛門内に射精した。これで、イカロスはスッキリしたのだが、まだ、一度もイッていない優香には相当な欲求不満が残った。優香はそのもやもやを解消しようと股間に右手を伸ばそうとしたが、脳内コンピューターがそれを阻止した。理由は、優香にオナニーを許してしまうと、イクことが発射スイッチになっている魚雷が艦内で飛び交い、きわめて危険だからである。優香はどんなに欲求不満がたまっても、戦闘中に許可が下りた時以外は、オナニーでもセックスでもイクことを許されないのだ。悶々としながら優香は引き続き、イカロスの過酷な筋肉トレーニングのメニューをこなしていった。

 

優香は毎日、イカロスから過酷なトレーニングを受けながら一日の時間のほとんどを水の中で過ごした。夜眠る時や、何もすることがない待機期間中も、自分の居場所に定められた巨大な水槽の中で過ごさなければならない。その水槽は宇宙母艦オリンポスの乗組員居住ブロックの真ん中にある、ホールに据え付けられていた。美しいプロポーションの優香が、全裸で泳ぎながら水中に漂っている姿が、男性乗組員にとって絶好の目の保養になるのだ。

優香が改造手術を受けてから一週間が過ぎた頃、ピタゴラス博士と訓練士のイカロスが相談して、優香の実戦テストを提案してきた。

「実戦テストの目標は、地球人の海上艦隊だ。なに、攻撃が失敗してもかまわん。目的は戦闘データを収集することだからな」

ピタゴラス博士は気軽に言うと、優香を転送室から送り出した。オプション兵器としては接近戦用に小型のレーザー銃を一丁渡されただけである。転送された優香は全裸でいきなり、冬の大西洋の海中へと実体化した。

(きゃあああ、冷たい、冷たいわ、これじゃ、戦う前に凍え死んじゃう!)

生身の優香は急速に体温を奪われていった。

「攻撃目標はお前の頭上だ。なるべく早く作戦を終わらせないと凍死するぞ」

衛星軌道上のオリンポスの作戦室からイカロスが脳内コンピューターを通じて指示してきた。海中にいる優香の真上をアメリカ海軍の最新鋭原子力空母『ジョージ・ブッシュ』がゆっくりと航行している。早速、優香はオマンコに内臓された魚雷を発射するために海中で向きを変えると、原子力空母の艦底の方向に大股を開いて、右手でオナニーを始めた。生身の体を包む、周りの海水は恐ろしく冷たかったが、一週間の間、イクことを禁止され、欲求不満が限界まで高まっていた優香はすぐに絶頂に達した。オマンコから発射された超小型の高性能魚雷が、泡の航跡を引きながら原子力空母の艦底めがけて上昇していく。そして接触と同時に大音響の爆発音が起こり、恐ろしい水圧が優香に襲いかかった。優香の体は海中で木の葉のようにクルクルと回転する。魚雷の直撃を受けた原子力空母は艦底に大きな穴が開き、浸水が始まった。優香は海中で体勢を立て直し、2発目の魚雷を発射するために再び右手でクリトリスをマッサージし始めた。しかし、今度は2回目なので、すぐに絶頂に達することが出来ない。その間に原子力空母を護衛していた対潜哨戒機能を持つ駆逐艦が、ソナーで優香の存在を確認した。

「信じられません、『ジョージ・ブッシュ』を攻撃したのはたった一人のダイバーのようです」

「なにっ、そんな馬鹿な!テロリストがこんな大西洋のど真ん中にもいるのか。・・・とにかく誘導爆雷で攻撃だ」

米海軍の駆逐艦は海中に無数の誘導爆雷を投下し始めた。爆雷の一つ一つにはスクリュー式の推進装置が付いていて、あらかじめセットされた目標に自動的に漂いながら接近していくようになっている。優香がなかなか二度目の絶頂に達することが出来ずにあせっていると、接近してきた無数の爆雷が優香の周りで炸裂し始めた。

(ひっ、ひいいいい!)

爆発する距離が少し離れていたので損傷はなかったが、優香はオナニーどころではなくなった。何とか、接近する爆雷から逃れなくてはならない。優香の頭に埋め込まれた脳内コンピューターが計算した、この状況での絶好の逃げ場所は、頭上の原子力空母の艦内だった。優香は背中の推進器のスクリューを回転させると海中を上昇し、先ほど、オマンコ魚雷で開けた艦底の大穴から原子力空母『ジョージ・ブッシュ』の艦内へと侵入に成功した。

 

原子力空母の内部へ入った優香は、水没した区間を慣れた様子でスイスイと泳いで抜けていき、まだ水没していない区間に顔を出すと、人工肺の機能を水中呼吸から空気呼吸へと切り替えた。艦内の接近戦ではオマンコ魚雷は使えない。発射のためにオナニーしている間にやられてしまうからだ。そして、オプション兵器である小型レーザー銃を右手に握り締めた。それだけが頼りである。優香は艦内の通路を進み、浸水から逃げようとしている米海軍の水兵達を片っ端から射殺していった。

見た目は、優香はただの東洋人の全裸の女性にしか見えない。水兵達が優香の美しいプロポーションに見とれている間に射殺していくのだ。

「テロリストがどうやら艦内に侵入したようです」

「なんて奴だ、たった一人で乗り込んできたのか、一体どこから入ったんだ?」

原子力空母『ジョージ・ブッシュ』の艦橋では艦長のジョーダン中将が呆気に取られて、次々と入ってくる報告を聞いていた。

「とにかく、そのテロリストを射殺するなり、捕まえるなりしろ」

白兵戦用の自動小銃で武装した水兵たちが、優香を狩り立て始めた。優香は脳内コンピューターの効率的な指示に従って戦いを続けたが、所詮小型のレーザー銃一丁では大勢の米軍兵に対抗し続けることは出来ず、次第に追い詰められていった。

「仕方ない。一旦、降服しろ」

軌道上のイカロスから命令がきた。イカロスはいつでも優香を瞬間物質移送機で宇宙母艦に回収出来るのだが、傍にいるピタゴラス博士がもう少し戦闘データを取りたいと言って聞かないのだ。優香は指示通りレーザー銃を投げ捨てると、両手を挙げて降服のポーズで米兵たちの前に進み出た。

「撃たないで、降服するわ」

優香は英語で言った。オリンピック選手の優香は、アメリカでトレーニングしたこともあり、英語にも堪能だった。米兵達は降服してきた全裸の美しい女に、それ以上武器を向ける気はおこらなかった。この頃には『ジョージ・ブッシュ』の浸水は止まっており、乗組員はあわてて艦を脱出する必要もなかったので、優香は後ろ手に手錠をはめられ、尋問室でこってりと尋問されることになった。

「じゃあ何かね、君は日本代表の、シンクロのオリンピック選手だというのかね?」

優香の供述のあまりの荒唐無稽さに、尋問に当たった士官は呆れ果てた。

「それで、練習中に突然、宇宙人に誘拐されて戦闘マシンに改造されたと?・・・アメリカ海軍を舐めんじゃねえぞ!ふざけてないで、早く所属するテロ組織の名前を吐くんだ!」

「ふざけてませえん・・・」

優香は半泣きだった。なぜ、自分がこんなところで尋問されなければならないのか。理不尽な怒りを感じたがどうにもならなかった。半日後、日が暮れたので優香は手錠を外され、独房に入れられた。

(逃げなくちゃ)

優香は、外に海が見える、小さな窓のある方の壁に向けて、大股を開いてオナニーを始めた。

「ああっ、うううっ、気持ちいいっ」

優香がおもわず漏らしたあえぎ声に、見張りの米兵が廊下から部屋の中を覗き込んだが、オナニーをしている優香の姿を見ると、意味ありげにニヤリとしただけだった。

「欲求不満の女テロリストか。何なら俺が手伝ってやろうか?」

その見張りの米兵が軽口を叩いたとき、優香の体が痙攣し、絶頂に達した。次の瞬間、オマンコから魚雷が発射され、大爆発と供に独房の壁に大穴を開けた。

「さようなら」

優香は立ち上がると、呆気に取られた米兵に、そう言い残して、魚雷の爆発で開いた大穴から、海上へとダイブした。15分後、海中を泳ぐ優香は瞬間物質移送機によって軌道上の宇宙母艦へと回収された。作戦が終わった後、サイボーグ訓練士のイカロスが、製作者であるピタゴラス博士に言った。

「やっぱり、いちいちイカないと魚雷が発射出来ないっていうのは実戦兵器として駄目なんじゃないでしょうか?」

「まあ、そう固いこと言うなって。ほんのジョークだよジョーク。合理主義一辺倒じゃ、世の中、つまらんだろう」

ピタゴラス博士は軽く笑っただけだった。悪びれた様子もなかった。

 

第32話 マゾ化薬被験者のその後

 

梅本由梨香(23歳、元ゲームメーカーのイベントコンパニオン)がネオガイア星人の宇宙船に誘拐されてから、約4ヶ月が過ぎていた。由梨香は人間を強制的に重症マゾヒストにしてしまう恐るべき薬品を注射された後、マゾヒストとなった自らの希望で全身に卑猥な落書きのような刺青を入れられ、さらに大小様々なサイズの金属リングを体中にピアッシングされていた。刺青の主なものを挙げると、額にはオマンコの落書き、下腹部にはチンポの落書き、そして、美しい顔の両頬には『マゾ』『奴隷』の文字が日本語で彫り込まれている。そして体中に、『私は淫乱なメス豚です』『オマンコ大好き、ぶち込んで』『好きなようにいじめてください』『おさわり自由』などの文章が日本語でトイレの落書きのように彫り込まれていた。もちろん、一生消すことは出来ない。一方、金属リングの方は、耳、鼻、唇、舌、乳首、ヘソ、オマンコ、クリトリスなどに、合計20数個装着されている。由梨香の体はさながら歩く卑猥な装飾体だった。その他、体中にところせましと、この4ヶ月間にネオガイア星人とのSMプレイで付いた鞭の跡や、打撲で付いた痣、火傷の跡が痛々しく刻み込まれている。しかし、それらは全てマゾ化薬を打たれた由梨香がネオガイア星人達に、無理矢理にせがんで付けてもらったものなのだった。その日も由梨香は宇宙船の通路で、通りがかるネオガイア星人の乗組員達に片っ端から、自分を虐めてくれるようにお願いしていた。

「ねえ、お願い、由梨香をいじめて。ねえ、由梨香は重症マゾなの」

「うるさい、あっちへ行け。この前いじめてやっただろう。今日は忙しいんだ!」

最初のうち、面白がって相手をしていた乗組員達も、最近では飽きてきて、逆に由梨香のあまりのしつこさに辟易しており、さらに、だんだんと皮膚に傷跡が増えてグロテスクになっていく由梨香の体にも嫌悪感を感じるようになっていた。由梨香がその日、誰にも相手にされないでいると、由梨香にマゾ化薬を打った張本人であるビーナス女医がやってきた。ビーナスは由梨香に宣告した。

「乗組員達から多数の苦情が出ているの。これ以上あなたをこの船に置いておくことは出来ないわ。あなたを地上に戻します」

「いやっ、由梨香を見捨てないで!もっといじめて下さい、ビーナス様!」

由梨香はエンドルフィン分泌過多で常に潤んでトロンとしている瞳でビーナスを見上げ、必死にすがりついた。

「駄目よ、もう決まったの。これからあなたは、その恥知らずな体を地上で地球人達にさらして、勝手に生きていきなさい。」

「ああ、ビーナス様!」

由梨香は叫びながらも、地上に戻った時、自分に加えられるであろう人々の軽侮の眼差しを想像して期待に胸をふくらませた。30分後、転送室から由梨香は全裸で、4ヶ月前に拉致された、ゲームショーの会場へと瞬間物質移送機で送り返された。

 

由梨香が実体化したのは4ヶ月前にゲームショーを開催していた高級ホテルの大広間だった。今は別の催しの準備をしているらしく、準備スタッフがテーブルや椅子を忙しそうに運んでいる。そのうちの一人が全裸でいきなり現れた由梨香を見て驚き、大騒ぎになった。すぐにホテルのマネージャーが飛んできて、とりあえず由梨香はホテルの医務室へ連れて行かれ、ベットに寝かされた。

「あたし、宇宙人に誘拐されていたんです・・・ねえ、お願い、あたしをいじめて。あなたの靴でオマンコを踏みつけて!」

事情を聞こうとしたホテルのマネージャーはいきなり由梨香にすがりつかれて戸惑った。マネージャーは由梨香の体中に付いている傷跡や卑猥な刺青を見て、何か事件に巻き込まれたに違いないと思い、警察に連絡をした。やがて、二人のお巡りさんがやって来た。

「ねえ、その警棒であたしを殴ってちょうだい。手錠も持ってるんでしょう?」

「な、なんなんだお前は!」

「あたし重症マゾなの。いじめて貰わないと気が狂っちゃうのよう」

「と、とにかく、署まで来てください。事件に関係した可能性がないか調べさせて頂きます。」

由梨香は全裸だったのでホテルで貸して貰った衣服を着て、警察署に連行された。そこで、由梨香は宇宙人に誘拐されたことや、マゾになる薬を打たれたことなどを語った。

「この卑猥な刺青や、体中の傷跡もその宇宙人に付けられたのかね?」

「ええ、そうよ。でもこれは、由梨香がお願いして付けてもらったの」

事情徴収にあたった署員は全く信じてないようだった。由梨香のことを頭のおかしい風俗嬢か、素人の変態女だと思ったようだった。不法侵入、猥褻物陳列罪などの適用もできたが、特にホテル側からの訴えもないので、厳重注意の上、帰らせることにした。

「とにかく身元引受人になるような知り合いは、誰かいないか?」

由梨香は考えた。出身は東北地方だが、大学進学のとき上京し、以来ワンルームマンションで一人暮らしをしている。近くにすぐに迎えに来てくれるような家族親戚はいない。仕方なく、4ヶ月前まで付き合っていた彼氏に連絡してもらうことにした。由梨香の彼氏は某食材メーカーの営業マンだったが、4ヶ月間音沙汰の無かった由梨香からの連絡に、仕事を放っぽり出して飛んできた。

「由梨香!」

彼氏は久々に、自慢の彼女に会えることに興奮して取調室に飛び込んできたが、由梨香の額に描かれたヘタクソなオマンコの落書きと、両頬の『マゾ』『奴隷』と書かれた刺青、そして、耳、鼻、唇にピアッシングされた金属リングに驚いて、目を剥いた。

「なにがあったんだ、由梨香!」

「会いたかったわ。ねえ、お願い、あたしをいじめて。あなたに一番いじめてほしいのよ。オシッコ飲ませて・・・」

「・・・!?」

彼氏は動転していたが、とりあえず、警察から由梨香を引き取ると、4ヶ月前まで由梨香が住んでいたワンルームマンションに連れて行った。幸い、家賃や電気代、ガス代等は銀行引き落としであるため、部屋は解約されていなかった。由梨香は彼氏に付き添われてマンションの管理人から合鍵を受け取ると、部屋に入った。

「じゃ、じゃあ、僕はこれで。仕事の途中なんだ」

彼氏はしどろもどろに言うと、こんな女と係わり合いになりたくない、と言わんばかりに逃げるように去っていった。それが、由梨香が彼氏を見た最後だった。

 

由梨香は4ヶ月間ぶりに自分の部屋に入ると、留守の間にたまっていた手紙や留守電をチェックした。登録していた派遣会社より長期不在のための契約解除の通知が来ていた。

(何か仕事を探さなくちゃ)

もともと、あまり貯金があった方ではない。毎月の収入はブランド品や遊びに思い切って使ってしまう方だった。容姿が人並みより優れていたために、派遣会社が割りのいい仕事ばかりを回してくれていたので今まで仕事に困ったことはなかった。だがこれからは、この、卑猥な刺青と金属リングをピアッシングされた体で、まともな職業に付くことが出来るとは思えない。しかも、こうして考えている間にも、誰かに死ぬほど虐待して欲しいと言う衝動が押さえようもなく湧き上がってくる。とるべき道は一つしかなかった。

(趣味と実益を兼ねて、SMクラブで働こう・・・)

次の日、由梨香は本屋さんに行って、SMクラブの求人が乗っていそうなレディースコミックを何冊か買い込み、電話でアポを取った後、面接に出掛けた。わざと露出度の高い服装で出掛けたので、由梨香の顔や、腕、足などに彫り込まれた卑猥な落書きや、装飾リングは、たまたま周囲に居合わせた人達の好奇の目を引いた。

「おい、あの女、顔に『マゾ奴隷』って書いてあるぜ」

「でっけえ鼻輪つけてるじゃん、牛みたい。」

 「太腿には『オマンコ大好き、ぶち込んで』て書いてるぞ。あれって放送禁止用語じゃないのか?」

 「なあにあれ、腕も足も傷跡だらけじゃん。キツーイ」

電車で周りに乗り合わせた乗客達や、歩道でたまたますれ違った人々がこそこそと囁き合っている。その声は由梨香の耳にも届いていたが、由梨香は恥ずかしがるどころか、うっとりと顔を火照らせ、オマンコから洪水のように溢れ出した大量の愛液が、パンティをびしょびしょに濡らしていた。

(ああ、いいわ。もっと馬鹿にしてちょうだい!もっとさげずんだ目であたしを見て!)

遠くから怖いもの見たさに眺めていた人々も、由梨香が間近に近寄って来ると、係わりたくない一心で、必死になって視線をそらせた。由梨香は人々の冷たいあざけりの視線を受けながら、面接を予約した某SMクラブにたどり着いた。由梨香は面接官の店長に体を見せるように言われ、服を脱いだ。

(うわっ、なんて汚ねえ体だ。俺も長年この業界で仕事をやっているが、ここまで壊れた女も珍しいな。ここまでひどいと逆に客がつかねえだろう。)

面接官の店長は由梨香の、傷跡と刺青とピアッシングだらけの体を見て、さすがに顔をしかめた。

「申し訳ありませんが、うちはソフトSMがメインの店なんで・・・他を当たってもらえませんか?」

「そんな!お願いします、由梨香をいじめてください。昨日から誰もいじめてくれなくて気が狂いそうなんです・・・もう我慢できないんです!」

「うるさい!帰れって言ってんだろう、この変態女!」

由梨香はSMクラブを追い出された。

 

由梨香は次の日もその次の日も、別のSMクラブの面接を受けた。しかし最近はソフトSMの店が多いらしく由梨香の体を見ると、どこのクラブも雇おうとしなかった。それでも由梨香はあきらめず面接を受け続け、1週間後、6店目のSMクラブでついに採用が決まった。

そのSMクラブはかなり老舗で、『美女拷問の館』という他ではNGになるようなハードプレイと、本格派のSMを売り物にしている店である。オーナー兼店長の竹内幹夫は私生活でも残忍な、真性サディストの男だった。

(おやまあ、凄い体だな。見るからに、こいつは相当のマゾヒストのようだぞ。・・・よし、こいつのために特別に、スペシャルハードコースを設定してやろう。うちに来る客は異常にマニアックな奴が多いからちょうどいい。なあに所詮M女なんて使い捨てだ。使い物にならないぐらい壊れたら、放り出せばいいさ)

由梨香の採用が決まった。翌日、由梨香が出勤すると早速予約が入っていた。客は福原泰造という、50代前半の中小企業の社長だった。『美女拷問の館』の常連客である。このクラブでは最近では珍しく、プレイルームも完備されている。由梨香は全裸になると、後ろ手に手錠をはめられ、三角木馬の上に乗せられた。

(これで、やっと、思う存分いじめてもらえるのね!)

由梨香は福原に鞭打たれながら、うれし涙を流した。福原は相当なサディストらしく、プレイに容赦はなかった。通常、M女の肌に傷跡が残るようなプレイは出来ないのだが、すでに由梨香の体はボロボロである。多少傷跡が増えてもそう変わらないので、好きなようにしてかまわない、とオーナーの竹内に説明されていた。福原は一本鞭で力いっぱい由梨香の背中を打ち続けた。

「あおっ!あおっ!あおおっ・・・」

一撃される度に、由梨香の背中に新しいミミズ腫れが増えていく。しばらくして、福原は鞭打ちプレイに満足すると、今度は持参したカバンから数十本のマチ針を取り出した。

「フフフ、本物の針プレイが出来るのは、この店だけだからなあ。高い金を払うだけのことはあるよ」

福原は一本づつ、マチ針を由梨香の乳房に深々と突き刺していった。

「ぎゃう!ああ、気持ちいいっ!」

由梨香の頭の中はあまりの快楽で真っ白になり、全ての思考が止まっていた。福原は由梨香の胸、腹、尻とマチ針を刺していきながら、ふと背中に刺青で刻み込まれた奇妙な文字があることに、目を止めた。

「なんだね、この変なクサビのような文字は?」

「ああっ・・・そ、それは、宇宙人の言葉で、『私は最低のメス豚です』って書いてあるんです」

「ふーん???」

やはり、この女は頭もおかしいのか、と福原は納得した。

 

二人目の客は八崎健次郎という30代後半の暴力団の幹部だった。オーナーの竹内の友達であるらしい。この男は殺しの経験もある筋金入りのヤクザで、最悪のサディストだった。八崎は、由梨香の壊れきった体を一目見ると爛々と目を輝かせた。

「こういう、マゾ女を捜していたんだ。今日はたっぷりと可愛がってやるよ」

八崎はひとしきり、一本鞭で由梨香の体中を打って、ミミズ腫れを増やすと、ライターの火で由梨香の傷だらけの乳房や太腿をあぶった。

「あっ、熱いっ!」

由梨香は身をよじらせた。汗が噴き出し、火であぶられた場所に軽い火傷の跡が付く。そして八崎は次に、いきなり、食糞プレイを要求してきた。由梨香に浣腸して排出させたウンチをボールに入れさせ、それに八崎自身のオシッコを注いだ。

「由梨香、お前の大好物はなんだ?」

「はい、由梨香の好きな食べ物は、フランス料理のフルコースです」

「なんだと、生意気な。これから、お前の好物は、人間のクソだ。これを喰え。フランス料理のメインディッシュを喰う時のように、おいしそうに喰うんだぞ。」

「はい、ご主人様」

由梨香は四つん這いになり、ウンチとオシッコがドロドロに入り混じった排泄物で満たされたボールに頭を突っ込んで、犬のようにむさぼり喰った。

「笑顔で喰えよ」

重症マゾの由梨香は全く抵抗がないらしく、笑顔を振り撒きながら、ウンチの最後の一カケラまで口に入れると、ボールに残っていたオシッコを、まるでラーメンの汁を飲むように飲み干した。そして最後にボールの内側をペロペロと舌で綺麗に舐め上げた。

 

食糞プレイが終わり、由梨香がバスルームで体を洗って、口をゆすいで戻ってくると、八崎は、今度はフィストファックをやる、と言い出した。ベッドに仰向けに横になった由梨香のオマンコに八崎は右手の握りこぶしを押し込もうとした。由梨香のオマンコはクリトリスに直径3センチの金属リングが1個と、オマンコの両側の大陰唇と小陰唇には直径1センチの金属リングが左右5個づつピアッシングされている。男性経験がもともと豊富で、ネオガイア星人に誘拐されてからは、様々な異物を頻繁に挿入されていたため、そんなに締まりの良い方ではなくなっていたが、それでもいきなり、握りこぶしはさすがに入らなかった。通常、初心者がフィストファックを初めてする場合でも、最初は手の先を細めて指先から少しずつ入れていくのである。しかし、真性サディストの暴力団員である八崎はそんなことを気にしなかった。鍛え抜かれた腕力にものを言わせ、渾身の力を込めて、握りこぶしを由梨香のオマンコに押し込んだ。

「ぐわあああっ!」

さしものマゾヒストの由梨香も恐ろしい悲鳴を上げた。ズブリとこぶしが手首まで押し込まれ、オマンコが裂けるのではないかと思うほどの痛みを感じた。

「このくらいじゃ、オマンコは裂けねえよ。子供を生む時には赤ん坊の頭が通るんだ」

八崎は完全に手首まで入ったこぶしを前後に動かした。下腹部の中で不気味にこぶしが動く恐怖感に、由梨香の頭の中でエンドルフィンが爆発的に分泌された。由梨香は白目をむき、口から泡をふいた。八崎がさらに命令した。

「ケツの穴には自分のこぶしを入れるんだ」

「・・・あ、ああ、は、はい八崎様・・・」

由梨香の意識は桃源郷に浮かんでいるのだろう。朦朧としながら八崎の指示に従い、右手を握り締めると自分の肛門へと押し当てた。しかし、由梨香の力が弱いのと、基本的にオマンコより肛門の方が狭いので、なかなか入らない。業を煮やした八崎は、空いている自分の左手で由梨香の手首をつかむと、力を込めて無理矢理押し込ませた。

「あぐぐうう!」

今度は肛門が裂けたようだ。おびただしい鮮血がベットのシーツを染める。八崎は久しぶりに女の流す多量の赤い血をみてニヤリと笑い、由梨香の方は快楽のあまり、とうとう気を失った。

 

由梨香はその後、暴力団幹部、八崎健次郎の情婦になった。といっても八崎のSMプレイ専用の5番目の情婦である。ある日、SMクラブ『美女拷問の館』のオーナーに由梨香の住所を聞いた八崎が、ワンルームマンションに押しかけて来て無理矢理、情婦にされたのだ。由梨香はSMクラブでの仕事が終わった後、私生活でも八崎のハードな責めを受けなければならなくなった。さらにその上、SMクラブでの稼ぎのほとんどを八崎に貢ぐことになったのだ。そうして、昼夜を問わずハードなプレイに明け暮れた由梨香の肉体は次第に壊れていった。繰り返し、フィストファックを受けたオマンコはガバガバになり、アナルの方は肛門が裂けて、括約筋が締まらなくなった。尿道プレイもたび重なったために、咳やクシャミをしただけで、オシッコやウンチが漏れるようになった。しかも排泄時には尿道や肛門が炎症をおこしているため、そのつど鋭い痛みを感じる。由梨香はプレイ中以外は大人用オムツを穿いていなくてはならない体になってしまった。さらに、プレイ中に客が振り上げた鞭が左耳の装飾リングにひっかかり、耳たぶごとちぎれてしまった。その他、針プレイの時、集中的に攻撃される、乳首と乳房は神経が切れてしまったのか触っても感覚がなくなった。八崎が好む殴打プレイのため、人並み外れていた顔は常に、青あざだらけで腫れが引く暇もない。体中の至るとこにある火傷や傷跡はさらに増え、客が新しい傷跡を付けて楽しむために、まともな肌が残っている場所を捜すことが難しくなってきている。おそらく、正視に耐えないくらい醜くなって、壊れきった由梨香の肉体が使い物にならなくなり、SMクラブ『美女拷問の館』にも、八崎健次郎にも捨てられる日はそう遠くないだろう。

 

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