第12話、人間核爆弾

 

グレイの小型宇宙船が地球に接近していた。その宇宙船には、以前、地球人狩りの最中にサイボーグ明日香に邪魔をされ、そのおかげで、銀河警察に逮捕された宇宙人グレイの犯罪者5人が乗っていた。彼らは逮捕された後、裁判にかけられ有罪判決を受けた。懲役3年もしくは相当の罰金の支払いを命じられ、彼らの所属する犯罪組織は罰金を支払った。釈放された5人は、銀河警察に協力し逮捕のきっかけをつくったネオガイア星人に復讐するために、地球に舞い戻って来たのだ。

「ネオガイア星人ごときに俺達グレイがコケにされてたまるか。思い上がったやつらに目にもの見せてくれる!」

グレイの隊長はいきり立っていた。銀河を支配するグレイにとって、ネオガイア星人など家畜のような存在である。いかに正当な理由があったとはいえグレイに刃を向けることなど許されるはずもない。グレイの小型船はネオガイア星人の調査船に気付かれないように地球の反対側から大気圏に突入した。そして、日本列島の山間部に着陸すると、特殊な装置を使って、地球のインターネットに接続し、ありとあらゆるコンピューターに侵入した。そして、膨大なデータを駆使して地球人の捕獲対象者を選び出し、転送ビームを使って、一人の若い女性を誘拐したのだ。女性は陸上自衛隊普通科連隊所属の女性自衛官、狩野真弓一等陸士、24歳であった。彼女を選んだ理由は銃火器その他の武器の扱いに通じている事と、空手の有段者で格闘技にも通じていることであった。真弓は宇宙船内に転送された直後、大暴れし、素手でアンドロイド兵士2体を行動不能したが、麻酔銃を撃たれて眠らされた。眠らされた真弓は手術台に乗せられ、肛門に卵大の装置を押し込まれた。装置は肛門内で自動的にストッパーのアームが広がり二度と取り出すことの出来ない仕組みになっている。処置が終わるとグレイは気付け薬を嗅がせて、真弓の目を覚まさせた。真弓は気が付くと、気丈にも渾身の力で手術台のベルトを引き千切ろうとした。その様子を見てグレイが冷ややかに言った。

「原始人め。いかに、お前の馬鹿力でも無理だ。」

「何だ、お前らは!」

真弓はグレイを睨み、怒鳴った。訓練された彼女は、そうしながらも自分のおかれている状況を分析しようとした。

「今お前の肛門に押し込んだものは、小型の核爆弾だ、お前にはそのまま、ネオガイア星人の宇宙船に突入してもらう」

あくまでも、ここにいるグレイ達は犯罪者だ。彼らが黒幕だと判らないようにネオガイア星人に仕返しをしなくてはならない。そのためにわざわざ関係のない地求人を誘拐して人間爆弾に仕立て上げたのだ。

真弓は肛門に異物感を感じた。確かに何か詰め込まれたようだ。どうやら自分は目の前にいる化け物の姿をした奴らに利用されようとしているらしい。グレイは投光機のようなものを持って来た。そして、真弓の目の前にかざすとスイッチを入れた。投光機から七色の光が発せられクルクルと真弓の瞳の中で回転し、真弓の意識は光の渦の中に引き込まれていった。

「クックックッ、これは催眠装置だよ。」

グレイはネオガイア星人のように人間を操るのに、いちいち、外科手術を施して、脳にコンピューターを埋め込むような面倒なことはしない。ただ、この装置を使って深層心理にやらせたい行動や、必要な情報を暗示の形で刷り込むのだ。この装置にかけられた強力な暗示は、例え死の危険が迫っても解けることはない。グレイは催眠状態になった真弓に命令を与えた。

「お前をこれから、ネオガイア星人の宇宙船に転送ビームで転送する。お前は速やかに宇宙船の司令室を乗っ取るのだ。そして、ネオガイア星人の母星へとワープさせ、宇宙船ごとネオガイア星の地表へと激突させろ。その衝撃でお前の肛門に挿入した核爆弾が炸裂するようになっている。ネオガイア星人に思い知らせてやるのだ」

更に追加で、作戦の実行に必要な様々な知識が真弓の脳に刷り込まれた。処置が終わって正常な意識を戻した真弓は、転送室へ連れて行かれた。服は最初に捕まった時に全て剥ぎ取られているので全裸である。武器は何も渡されなかった。もし、武器を分析されて、グレイ製のものだとバレると困るからである。必要な武器はネオガイア星人の宇宙船に転送されてから、敵から奪い取らなければならない。

「健闘を祈る」

グレイはそう言って真弓を転送機から送り出した。

 

真弓が実体化したのはネオガイア星人の宇宙船の中の廊下だった。右も左もわからないが、取り合えず宇宙船を乗っ取るために司令室を探さなければならない。宇宙船の中は空調が良くきいており真弓は全裸だったが寒さを感じなかった。真弓が慎重に廊下を歩き始めると向こう側から異様なものが歩いてきた。首から上のない全裸の若い女がモップで廊下を掃除しているのである。雑用アンドロイドの代わりにこき使われている、女子高生、内田美菜の首なしの肉体だった。ぎょっ、として真弓は物陰に隠れた。司令室にたどりつくまで、発見されてはまずい。首なし美菜は掃除をしながら真弓の隠れている場所に次第に近づいてきた。真弓は発見されるのを避けるため、近くの部屋に飛び込んだ。そこは、この宇宙船の娯楽室だった。そこでは、二人の若い男女が複雑な体位に絡まって、セックスに励んでいた。以前、拉致されて、ダッチワイフとダッチハズバントに改造された女子大生の樋口亜希子と大手商社マンの坂本憲昭だった。二人は改造されてから約2ヶ月間、毎日、朝から晩までセックスに励んでいたのだ。当然長時間のセックスで性器が擦り切れてくるので毎晩寝る前に細胞回復促進剤を、真っ赤になったオマンコとチンポに塗ってから眠っている。そうすると次の日にはすっかり腫れも引いているのだ。真弓に気付いて二人はセックスをやめ、憲昭が声を掛けた。

「いらっしゃいませ。娯楽室へようこそ。ダッチハズバントの坂本憲昭でございます。いかなる体位もおまかせください。得意技はクンニリングスと全身舌舐め奉仕でございます。パイプカット手術も受けておりますので、どうか、安心して御利用くださいませ」

憲昭は真弓を客だと思ったようだ。

「司令室がどこだか知ってる?」

真弓は尋ねたが亜希子も憲昭もキョトンとしていた。彼らは誘拐された直後に改造されてから2ヶ月間、この娯楽室の外へは出たことがないのだ。


 真弓がどうしたものかと困っていると娯楽室のドアが開いて、雑用アンドロイドが2体、亜希子と憲昭の世話をするために入ってきた。アンドロイド達は見慣れない真弓の姿を発見して、警報を発しようとしたが、真弓の動きの方が早かった。滑らかな動きでアンドロイドの一体にまわし蹴りを食らわせると、すかさず、もう一体の懐に飛び込み首筋に手刀を叩き込んだ。ネオガイア製のアンドロイドの弱点は首筋の電気系統である。グレイの催眠暗示を受けた時、その知識もインプットされていたのだ。2体のアンドロイドは床に崩れ落ち、まだガチャガチャともがいていたが再び立ち上がることは出来なかった。次の瞬間、真弓は娯楽室を飛び出していった。後に残された、亜希子と憲昭はその一部始終をボケーっと眺めていたが、セックス以外に関心はないらしく、倒れている2体のアンドロイドをほったらかしにして、再びアクロバットな体位でのセックスに没頭していった。娯楽室を出た真弓はこの宇宙船の司令室を探して、片っ端から廊下にならぶ部屋のドアを開けていった。そして、たまたま自室で美帆と美菜の二人の姉妹の生首に全身を舐めさせているパイロットのプラトンを発見した。真弓は裸でベットに横たわって生首の奉仕を受けているプラトンに飛び掛り、首に腕をまわして、後ろから羽交い絞めにした。

「司令室がどこか知っているでしょう?」

プラトンは抵抗したが、空手の有段者である真弓の腕を振り解くことは出来なかった。

「な、なんだ。何で、地球人が勝手に船内をうろついているんだ?脱走した実験体か?」

「質問に答えなさい」

真弓は空いている方の片腕で、傍らに脱ぎ捨ててあったプラトンのズボンのホルスターから携行用の小型レーザー銃を抜き取ると、プラトンのこめかみに突きつけた。

「答えないと殺すわよ」

「わかった、撃つな。司令室の場所は・・」

プラトンは事細かに司令室への行き方を説明した。

「ややこしくて、覚えられないわ。面倒くさいから、あなたが案内しなさい」

真弓は裸のプラトンにレーザー銃を突きつけて宇宙船の司令室へと案内させた。司令室には船長のソクラテスと探知係のアリストテレスが勤務していた。

「動かないで!私の体には核爆弾が仕掛けられています。私を攻撃したら船ごと爆発するわよ」

真弓はとっさの脅しで、司令室にいた2人のネオガイア星人の動きを封じた。そしてプラトンを突き放すと、代わりに船長のソクラテスを人質に取った。

「ネオガイア星に向けて宇宙船を発進させなさい。」

「何だ、プラトン!これはどういうことだ」

ソクラテス船長は意表をつかれた展開にあわてふためいた。

「私にもわかりません」

情けない声で裸のプラトンが答える。

「さっさと船を出しなさい!本気よ、死にたいの!」

「しょうがない、プラトン。宇宙船を発進させろ」

ソクラテス船長はとりあえず、真弓の要求に従うことにした。ネオガイア星までの道程は長い。この侵入者に隙を見て反撃をする機会もあるだろうと考えたのだ。パイロットのプラトンは裸のまま、操縦席に座ると、ピタゴラス博士の拷問船とのドッキングを解除し調査宇宙船を発進させた。

 

真弓が宇宙船のコクピットを乗っ取ったころ、解剖実験室ではいつものように捕獲した地球人の生体実験が行われていた。二人の女性解剖医アテナとビーナスはまだ宇宙船が乗っ取られたことに気付いていない。今回の実験体は以前スチュワーデスの工藤明日香と共に飛行中のジャンボ旅客機の機内より捕獲された、中山健吾という28歳の独身男性だった。健吾は都銀のエリート銀行員でシドニー支店への海外赴任の辞令を受け、任地へ向かう途中を転送ビームで移送されたのだ。健吾は手術台に仰向けに金属ベルトで固定され、来ていた紺色のスーツをレーザーナイフで切り裂かれた。

「今回の実験の目的は明日香に続く、2体目の戦闘用サイボーグの試作です。今回のサイボーグは戦闘時に明日香とコンビを組んで、お互いの能力を補完しながら戦えるように設計します」

アテナは説明しながらビーナスにサイボーグの完成図が描かれた設計図を見せた。それによると今回の戦闘用サイボーグは4足歩行を基本とし、背中に大型メガ粒子砲1門を備えた遠距離攻撃タイプとなっている。基本的に明日香は接近戦用サイボーグであるので、この2体を組み合わせることで最高の戦闘効果を引き出すことができる。

「やめろ、何するんだ!」

アテナはまず、必死で暴れる健吾の恐怖でしぼんだチンポの根元をゴムバンドで絞り上げると、健吾のチンポを玉袋ごと根元からレーザーメスでスッパリと切り取った。

「うぎゃあああ!」                                               

当然麻酔は施されていない健吾が断末魔の悲鳴を上げる。レーザーメスで切断面を焼かれているとはいえ大量の血が飛び散った。気絶してしまった健吾の何もなくなった股間の、チンポのあった位置には小型のレーザー銃が取り付けられた。サイボーグとなる健吾は、遠距離攻撃が主な任務だがこれで接近戦にも多少は対応できる。それが終わると、アテナは切断されたチンポと玉袋を取り上げ、根元の切断面に超小型の生命維持装置を取り付けた。

「どうされるのですか。アテナ主任」

ビーナスがいぶかしげに尋ねた。

「これは、私が貰っとくわね。役得、役得」

アテナ始めから自分専用のオモチャにするつもりで健吾のチンポを切断したのだ。直径5センチ、厚さ4センチの円柱型の生命維持装置をつけられたチンポは、チンポと2つの玉袋だけで生き続けることが出来る。普通どおり刺激を与えれば勃起し、しごけば最後に射精もする。つまり、本物の人間のチンポを使ったオモチャのバイブレーターなのだ。もちろん、使用者の女性が妊娠しないように、後でパイプカット手術もしなくてはならない。

「飽きたら、私にも貸してくださいね」

アテナの目的を悟ったビーナスがうらやましげに言った。続いて、健吾の両足首が切断され、更に膝の部分でも切断された。そして、4足歩行の時に、前足となる両腕の長さと合うように、足首が直接、膝につながれた。さらに背中に巨大なメガ粒子法を担がされ、メガ粒子砲の操作回路を背骨の神経に融合された。このメガ粒子砲は小型の宇宙船なら一撃で落とすほどの威力がある。最後の仕上げとして、筋肉増強剤を打たれ、脳に戦闘サイボーグ用の小型コンピューターが埋め込まれた。

「完成よ」

アテナが汗をぬぐいながら言った。この4本足の戦闘用サイボーグ健吾は接近戦用のサイボーグ明日香を背中に乗せて長距離を高速で移動することが出来る。2体が組み合わされば、まさに無敵だ。アテナが手術に使った器具を片付けようとした時、部屋全体がグラッと揺れた。それはアテナとビーナスがよく知っているワープによる振動だった。

「ちょっとお、ワープするなんて聞いてないわよ。手術中なのよ」

アテナが船長に文句を言ってやろうと司令室に通信を入れた。しかし、誰も出なかった。

 

グレイに操られた、陸上自衛隊員、狩野真弓が宇宙船の司令室を占拠してから3日が過ぎた。宇宙船はワープを繰り返しながらネオガイア星へと向かっているが、地球からは約5000光年離れており、いくら急いでも到着まで1週間はかかる。その間、真弓はソクラテス船長を人質にとって司令室を占拠し続けなければならない。真弓はソクラテス船長にレーザー銃を突き付けたまま3日間眠ることも出来ずに疲労がそろそろ限界点に近づいていたいた。真弓の食事は船長を脅迫して、定期的にアンドロイドに運ばせていた。真弓のオシッコは人質をほったらかしてトイレに行くわけにもいかず、その場に垂れ流していた。問題はウンチだった。肛門に詰め込まれた小型核爆弾が邪魔で排泄することが出来ないのだ。小型核爆弾はストッパーが掛かっているため、肛門から取り出すことは不可能である。かといって、このままウンチをいつまでも排泄しないでおくと、いつかは直腸が破裂して死んでしまう。真弓は困って考え抜いたあげく、あることを思い付き、ソクラテス船長に命令した。

「大量の浣腸液と浣腸器を持ってこさせろ。すぐにだ」

「そんなものどうするんだ?」

「いいから早く、持ってこさせろ。死にたいか」

ソクラテス船長はあまりにも要求が不可解だったが、仕方がないので司令室の外にいるアテナに連絡し、浣腸液と浣腸器を用意するように指示した。アテナが要求の品物を持って司令室に入って来ると、真弓はソクラテス船長に銃を突き付けたままの格好で、アテナのほうに裸のお尻を突き出した。

「私のお尻に浣腸しろ。」

アテナはあまりにも不可解な要求にキョトンとしたが、再度命令されて、言われたとおりにした。

「まだ足りないわ。全部、注入するのよ」

真弓は、下腹部に浣腸液が吸収されていくのを感じた。液体状の軟便になれば、ストッパーの隙間から排泄出来るかもしれない。しばらくすると、お腹がグルグルと鳴り出し、液体状になった、ウンチが少しずつ、真弓の肛門から漏れ出した。成功だった。これで、浣腸液を大量に使って、時間をかければ排泄できることが解った。少なくとも、直腸が破裂して、死ぬことはないようだ。その数分間の間、真弓は、3日ぶりの排泄に夢中になっており、ソクラテス船長が、アテナにこっそりとメモ紙を書いて渡した事に気付かなかった。用が済むとアテナは司令室から出て行った。

 

アテナは司令室から出ると、ソクラテス船長に渡されたメモ紙を開いた。

『次のワープの時、サイボーグを突入させろ』

と書かれていた。ワープに入る瞬間は多少の振動と、人体への不快感を伴う。そのわずかの隙に戦闘用サイボーグを司令室へ突入させて、正体不明の地球人の侵入者を倒せと言っているのだろう。アテナはビーナスと二人で待機カプセルより、サイボーグ明日香を覚醒させた。明日香は前回のグレイとの戦闘でひどい損傷を受けていたが、すでに完全に修復されていた。レーザー銃で撃たれて炭化した右足の代わりには細い金属の義足が付けられていた。直系3センチほどのパイプに関節部分が歯車状になった、シンプルな義足だ。人の目にふれ、家庭用に使われるものとは違い、戦闘用サイボーグの代替器官はあえて本物の人体に似せて擬人化する必要はない。引きちぎられた左の乳房には、代わりに奥行き5センチ、直径10センチほどの口径の薄型の拡散ビーム砲が取り付けられていた。その他前回の戦闘の時に付けられたひどい傷跡が、さらに全身に無残に増えている。誘拐される2ヶ月前までは国際線のスチュワーデスだった工藤明日香は今や、歴戦の戦闘用サイボーグの威厳を持っていた。さらに、アテナは明日香の他に、完成したばかりの2体目の戦闘用サイボーグ、四足の健吾も連れてきた。そして更に、念には念を入れて、宇宙船中のアンドロイド兵士も集めて、司令室に入る扉の前の廊下に配置した。万全の体制を整えてアテナとビーナスは、宇宙船がワープに入るタイミングを待つことにした。

 

「おい、早く宇宙船をワープさせろ」

真弓が苛立って叫んだ。早くネオガイア星に到着しないと、その前に睡眠不足で真弓の体力が尽きてしまう。銃を突き付けてソクラテス船長を人質に取った、真弓の周りは自分が撒き散らしたオシッコやウンチで悪臭が立ち込めていた。

「連続ワープは人体に悪影響を与えるんだ。」

ソクラテス船長は言い訳をした。事実、戦闘中やむを得ず、連続ワープを繰り返した宇宙戦艦の乗員が、ワープによる振動で体中の細胞が破裂して全員死亡したという事例がある。

「うるさい!悪影響がなんだ。今すぐ、お前の頭を吹き飛ばしてやろうか」

真弓の目は睡眠不足で赤く充血し、血走っていた。ソクラテス船長は仕方なくパイロットのプラトンにワープするように命じた。

「ワープします。」

プラトンが告げて、宇宙船が超空間に入るため振動した。その影響で、乗員全員の気分が悪くなった。とくに睡眠不足の真弓は目まいと吐き気を催し、思わずよろめいた。まさにその瞬間、司令室のドアが開き、サイボーグ四足の健吾に跨った、同じくサイボーグ明日香が突入して来た。明日香は左腕のレーザー銃をかまえ、真弓に狙いをつけた。

「やめろ!こいつの体には核爆弾が仕掛けられている、殺さずに取り押さえるんだ!」

ソクラテス船長が怒鳴った。明日香はレーザー銃を撃つのを諦め、真弓に飛び掛った。真弓とっさにレーザー銃を数発撃ち、そのうち一発が明日香の腹に命中して黒こげの穴を開けたが、それぐらいのことでは、明日香の突進を止めることが出来なかった。明日香は真弓を取り押さえるために真弓の体に覆いかぶさった。しかし、明日香の両腕はレーザー銃とレーザーサーベルに改造されている。うまく真弓の体をつかむ事が出来ない。真弓は難なく、明日香の体をすり抜けたがそこへ、四足の健吾が飛び掛った。健吾は両手、両足でがっしりと真弓の体を押さえ込み、股間にチンポの代わりに取り付けられたレーザー銃を真弓の体に突き付けた。

「動くと撃つぞ」

健吾の脳内コンピューターが指示したセリフだった。

「撃てるもんなら撃ってみな!核爆発で、お前ら全員お陀仏だよ!」

真弓は脅されて、なす術もない健吾の腹に蹴りを入れて引き剥がすと、ソクラテス船長を再び盾に取ろうとした。両者の間に体勢を立て直した明日香が割ってはいる。

「どけええっ!」

真弓がレーザー銃で明日香の胸を撃った。レーザー光線は明日香の左胸に取り付けられた拡散ビーム砲に当たった。その衝撃で拡散ビーム砲が暴発した。

「うわあああ!」

細かい光の粒子が司令室中を駆け巡り、そこにいた全員に無数の焼けどや裂傷を負わせた。宇宙船の制御機器にも損傷を与えたようだ。宇宙船が異常に振動した。

「せ、船長!ワープアウトします!」

プラトンが体中に焼けどを負いながらも必死に宇宙船を立て直そうと制御パネルにしがみつきながら叫んだ。

「アリストテレス!転送ビームでこいつを宇宙空間に叩き出せ!」

ソクラテス船長が叫んだが、アリストテレスはまだ、立ち直っていなかった。一方、真弓は何とか、立ち直り、形成不利と見て、一旦司令室から脱出しようと走り出した。もし、生身のまま文字通り素っ裸で宇宙空間へ飛ばされたら、そのまま死んでしまう。真弓は明日香と健吾の後から突入して来たアンドロイド達を突き飛ばし、廊下へ走り出た。

 

アリストテレスは制御盤を操作してなんとか船内を逃走する真弓を転送ビームに捕らえようとした。一旦宇宙空間に放り出してしまえば、後は核爆発を起こそうが何の問題もない。しかし、真弓の動くスピードは思いの他速く、アリストテレスが転送ビームの座標をセットするよりも早く移動してしまうのだ。間違って、何体もの関係のないアンドロイドや、たまたま、転送ビームの照射を浴びた宇宙船の備品が宇宙空間に放り出された。

「船長大変です!この宙域は惑星ゴルゴーンの近くです!」

パイロットのプラトンが叫んだ。

「なんだと!」

ソクラテス船長も青ざめた。惑星ゴルゴーンとは機械生命体の支配する惑星で、ネオガイア星人とは敵対関係にある。

「おい、アリストテレス。まだ、あいつを放り出せんのか!」

「それが・・すばしっこくって・・」

真弓は必死で逃げていた。生き延びるためには、転送ビームで生身のまま宇宙空間に放り出される前に、この宇宙船に搭載されている小型艇を奪って、脱出するしかない。格納庫を探しているうちにたまたま生体実験室に捕らえられていた、若い女性を助け出した。女性の名は杉村彩子、22歳の看護婦だった。まだ、生体実験には使われていないらしく捕獲された時のままの勤務先の病院の白衣を身にまとっていた。真弓は彩子を連れて、宇宙船の格納庫へたどりつくと、一機の宇宙偵察機に飛び乗った。操縦の仕方はグレイの催眠教育で習得している。真弓は格納庫のエアロックを、宇宙偵察機に搭載されていたエネルギー砲で強引にぶち破ると、宇宙空間へと飛び出した。

 

宇宙偵察機は急速にネオガイア星人の調査船より遠ざかっていった。ソクラテス船長はじめ、乗組員達はほっとした。

「追わなくていい。放っておけ。それよりも早く、この宙域から脱出するんだ」

「了解」

船長が事の次第を本国の宇宙科学省に連絡すると、調査船は損傷も軽かったため、そのまま、地球へ戻って、実験を続けることになった。地球へ向かう帰途、不可抗力とはいえ、拡散ビーム砲の暴発によって、司令室と乗組員達を傷つけた戦闘用サイボーグ明日香は制裁を受けることになった。拷問室に全裸で大の字に貼付けにされた明日香は、ソクラテス船長、プラトン、アリストテレスの3人に代わる代わる殴られた。明日香が真弓との戦闘で被った負傷は応急手当されている。3人はここ何日間かに渡って味わった恐怖と屈辱感から噴き上がる怒りをぶつけ、明日香の体の最後の生身の部分である顔面と胴体を執拗に痛めつけた。

「なんてことしてくれたんだ。お陰で体中火傷だらけだ」

アリストテレスが明日香の顔面を何発も殴り、明日香の口の端から血が流れた。過去の戦闘の傷跡だらけである腹にも容赦のないパンチが浴びせられ、さすがの明日香も苦痛にうめいて胃液を吐き戻した。プラトンが明日香の股間に手を伸ばし、生身のまま残っているクリトリスを思いっ切りひねり上げた。

「このまま、お前のクリトリスをひねり潰してやろうか」

プラトンが心底、腹立たしげに言った。

(い、痛いっ!)

明日香は激痛を感じたが、サイボーグ3原則第1条でネオガイア星人を攻撃することは禁じられており、どんな仕打ちを受けても我慢するしかなかった。

「戦闘用サイボーグにクリトリスはいらねえだろうが」

プラトンは更に指先に力を込め、とうとう、最後にプチリと音を立てて明日香のクリトリスをひねり潰してしまった。プラトンの手の中に血と肉が飛び散った。

(うぎゃああ!)

明日香は心の中で絶叫した。苦痛に悶えながら、明日香は、宇宙人達に誘拐されてから次第に破壊され、機械に置き換えられていく自分の肉体がどうしようもなく悲しかった。その後、明日香は3時間に渡って、暴行を受け、元国際線スチュワーデスであった美しい顔は腫上がり、生身の部分である胴体と左足も痣だらけになって、あばら骨も何本か折られていた。

 

第13話、マゾ化薬臨床実験

 

宇宙船内に侵入した狩野真弓を宇宙空間へ追い出し、惑星ゴルゴーンの宙域を離れたネオガイア星の調査船は5日後、無事、地球の衛星軌道へと戻った。そして、再びピタゴラス博士の拷問研究船とドッキングすると、不測の事態で中断されていた生体実験のカリキュラムの続きに取りかかった。捕獲していた実験体の看護婦が狩野真弓と一緒に逃げ出してしまっていたので新たな実験体が捕獲された。誘拐されたのは今度も若い女性で、大手ゲームソフトメーカーのゲームショーでイベントコンパニオンをしていた梅本由梨香、23歳だった。

イベント会場より直接宇宙船内に転送された由梨香は露出度の高い、大胆なデザインのコンパニオンのユニフォームを着ていた。実験室に連れて来られた由梨香はアテナ女医によって、ある薬物の注射をされた。アテナが薬物の特性について説明を始めた。

「今、注射したのは人間をマゾにする薬よ。これを注射されるとどんな意思の強い人間でも重症のマゾヒストになって、ひたすら、他人に自分を支配していじめてくれるようにせがむようになるの」

実験が成功すれば、この薬を大量に地球上にばら撒き、地球人全てを奴隷化するプロジェクトが検討されていた。

「どう、効いてきた?」

アテナが注射されてぐったりとしている由梨香に尋ねた。時間と共に由梨香の表情が緩み、目がトロンとしてきていた。

 

由梨香は今までの人生の中で何人かの男性経験はあったが、それは全くノーマルなもので、サディズムやマゾヒズム的な事には1度も興味を持ったことはなかった。それが今、心の奥底から誰かに虐げられたいという願望が湧き上がってくるのを止めようもなかった。由梨香はうるんだ瞳でアテナとビーナスを見上げた。

「どうやら、効いてきたようね」

アテナはそう言って由梨香の前に右足のつま先を突き出した。

「あなたはこれから、重症のマゾ豚としての一生を送るのよ。本当に薬が効いているかどうか私たちが今から試してあげるわね。さあ、跪いて私の足を舐めなさい。」

由梨香は嬉々として跪くと、貪るようにアテナの銀色のブーツのつま先を舐め始めた。たちまち、屈辱感が快楽となって由梨香の全身を貫き股間から愛液が溢れ出してきた。

「ヘタクソ!」

しばらくすると、罵声を飛ばして、アテナは今舐めさせていた右足で、思いっきり由梨香の顔を蹴り上げた。

「ぎゃおっ」

由梨香は不意を突かれてのけぞり、口の中を切って、口の端からよだれに混じった血を流した。

「マゾ豚のくせして、いつまでも服なんか着てるんじゃないよ。まる裸になってお前のオマンコをさらけだしてみな」

「はい・・」

由梨香は従順に返事をすると、ゲームショーのコンパニオンのユニフォームを素早く脱ぎ、下着も脱ぎ捨てた。そして立ったまま両足を広げ、両手の指で左右から股間の割れ目の両端をつまんで、オマンコを大きくくつろげた。丸見えになった由梨香のオマンコは、あふれ出した愛液ですでにドロドロになっていた。背後にまわった、もう一人の女医のビーナスが一本鞭を持って、由梨香の背中からお尻にかけてを鞭打ち始めた。

「あうっ。あうぅ・・気持ちいい」

渾身の力で振るわれた一本鞭は、一撃一撃がかなり強力な打撃だったが、打つたびに由梨香は快感を感じているようだった。マゾ化薬の効き目は想像以上のようだ。しばらくすると、由梨香の背中からお尻にかけてがミミズ腫れで埋め尽くされ至る所から血が滲み出し、内出血は更にひどかった。その状態を見てさすがに、ビーナスが鞭打つ手を止めると由梨香がビーナスの足元にすがりついた。

「お願いします!やめないで下さい。もっと鞭打ってください。肉が裂けるほど痛め付けて下さい。気持ちいいんです。由梨香を見捨てないで・・」

ビーナスはあまりの薬の効き目に辟易した。

 

由梨香は注射されたマゾ化薬のおかげで、肉体に苦痛を受けたり、精神的に屈辱感や恐怖感を味わうと、通常の5倍の量の快楽物質エンドルフィンが脳内に分泌されるようになっていた。エンドルフィンはもともと、耐え難い苦痛やショックを味わったとき、その人間が発狂してしまわないように痛みを和らげるためのものである。しかし、反面中毒性があり、1度、多量に分泌されると、その人間は快楽を味わうために、自ら更に強い苦痛を求めていくという、ねじれた性質もある。これが一般にいわれるマゾヒストといわれる人々の倒錯した特性である。由梨香の場合は薬品によって人工的にこの性質が強化されたのだ。

「もっと、由梨香をいじめてください。どんな酷いことでも結構です・・」

必死にすがりつく由梨香にビーナスはあることを思い付いた。由梨香を蹴り離すと自動刺青ペンを持ってきて由梨香に手術台に仰向けに寝るように指示した。

「そんなに、いじめて欲しいんなら、これからお前の体に絶対に消えない、いやらしい落書きをしてやるよ」

期待に目を輝かせる由梨香のヘソの下の下腹部にビーナスは自動刺青ペンを使って、ヘタな男のチンポの絵を描いた。描きあがった絵は、勃起したチンポの亀頭と玉袋とサオがグロテスクに象徴されたトイレの落書きのような絵だった。当然刺青なので一生消えない。

「キャハハハ・・お似合いだよ」

「ありがとうございます。ビーナス様」

由梨香は本当に感謝しているようだった。更に多くの愛液が由梨香のオマンコから溢れ出てきた。気に入っているようなのでビーナスはさらに由梨香の額に今度はオマンコの落書きをした。自動刺青ペンの肌をチクチク刺す痛みも、普通なら耐え難いはずなのだが、逆に由梨香のマゾ心を喜ばせているようだ。

「もっと書いてやるよ」

「お願いします。ビーナス様。由梨香の体にもっといっぱい落書きしてえ・・」

さらにビーナスは美しいすべすべした由梨香の体中に卑猥な絵や言葉を自動刺青ペンで次々に書き込んだ。言葉は最初、ネオガイア星語で書かれたが、由梨香がそれを読んで屈辱感を感じるようにと翻訳機能プログラムされたアンドロイドが呼ばれ、日本語で書き込まれることになった。

『私は淫乱なメス豚です』

『オマンコ大好き、ぶち込んで』

『好きなようにいじめてください』

『おさわり自由』

などである。美しい顔の両頬には『マゾ』『奴隷』

と日本語で書かれた。やがて由梨香の全身は落書きに埋め尽くされ、まさに公衆便所の壁のようになった。由梨香は出来上がった自分の裸身を全身鏡に映して、描かれた絵や文字に隅々まで見入った。そして歓喜に震えて涙を流しながら、ビーナスに何度も何度もお礼の言葉を述べた。

 

「そんなにうれしいかい。でも、マゾの由梨香には落書きの刺青だけじゃ物足りなさそうね。」

ビーナスは、今度はピヤッシングの自動穴あけ器と大小様々な大きさの金属のリングを持ち出してきた。

「お前の体中に穴を開けてこのリングを付けてあげるからね」

「ありがとうございます。ビーナス様」

まず嬉しそうに顔を輝かせる由梨香の鼻に、ビーナスは先の細いペンチのような穴あけ器を近づけた。そして、両方の鼻の穴がつながるように、穴の間の仕切りの肉と軟骨を貫通させた。思わず由梨香は悲鳴をあげた。

「イタッ!」

「気持ちいい、の間違いだろうマゾ由梨香」

痛いからなのか、気持ちいいからなのか判らないが涙を流し続ける由梨香の、鼻に開けられた穴に、太さ5ミリ、直系5センチほどのリングが通された。一旦通されたリングの接合部分はピンセットのような精密ハンダゴテで溶接され、バーナーで切断しない限り外すことは出来なくなった。まるで、牛の鼻輪のようだった。続けて同じ要領で両耳にも直径5センチのリングが取り付けられ、上唇と下唇に直径1センチのリングが2個づつと、舌にも同じく直径1センチのリングが1つはめ込まれた。次に胴体の方は両乳首に直径5センチの大きめのリングが1個づつと、クリトリスに直径3センチのリングが1個と、オマンコの両側の大陰唇と小陰唇には直径1センチのリングが左右5個づつ、合計10個が取り付けられた。全て、皮膚と肉を貫通させた上で装着されたのである。23歳の美貌のイベントコンパニオンの裸身は、全身に書き込まれた卑猥な落書きの刺青と、大小の金属リングで物々しいまでになった。

「なんだかゴテゴテしてきたわねえ」

ずっと黙って見ていたアテナが眉をひそめて言った。しかし刺青もリングも、もう二度と消したり、外したりは出来ない。発案者のビーナスは満足しているようだった。

「よくがんばったわねえ。ご褒美をあげるわ」

ビーナスは銀色のスペーススーツのズボンを下ろすと、仰向けになった由梨香の、刺青と装飾リングだらけの顔に跨った。

「こぼすんじゃないわよ」

そういうと由梨香の口を大きく開けさせ、その中めがけて、勢い良くオシッコを放出した。由梨香は必死に一滴もこぼさずに受け止めようとしたが、あまりの量の多さに思わず咳き込み、床にかなりの量をこぼしてしまった。ビーナスは、オシッコを全て放出し終わって、汚れたオマンコを由梨香の舌で綺麗に掃除させた後、思いっきり由梨香の背中に蹴りを入れた。その衝撃で、由梨香は床に広がったビーナスの放出したオシッコの中に頭から突っ込んだ。

「こぼすんじゃないっていっただろう!」

「申し訳ございません。ビーナス様。由梨香の卑しい口で一滴残らず掃除いたしますので、どうかお許しを・・」

ビーナスの罵声を浴びた由梨香はむしろ喜んでいるようだった。由梨香は床に這いつくばって、たった今装飾リングをはめられゴテゴテしている、舌と唇を使い、懸命にビーナスのオシッコを舐め取った。

 

マゾ化薬の臨床実験は成功したので、用がなくなった実験体の由梨香は解剖実験室を追い出された。この後も、生体実験のカリキュラムは立て込んでいて、アテナもビーナスもいつまでも由梨香にかまっている余裕はないのだ。宇宙船の廊下に全裸でさまよい出た由梨香はまだ、強いマゾ願望が収まっていなかった。というより、マゾ化薬を投与された人間は永久に、常時いじめられたいという願望から解放されることはないのだ。仕方なく由梨香は通りすがりのアンドロイド達に片っ端から、自分をいじめてくれるように頼んだ。しかし、そのような要求に応えることは、アンドロイドのプログラムにはない行動だったので完全に無視された。由梨香が途方に暮れているとようやくソクラテス船長が通りがかった。由梨香はソクラテス船長の足元にすがりついた。

「お願いします。由梨香を虐めてください。どんな命令にも従います。」

ソクラテス船長は由梨香の全身に彫られた刺青と、皮膚に穴を開けて取り付けられている無数の装飾リングを見て呆れ果てた。

「地球人の実験体か。なんで、野放しにしているんだ。アテナに注意しなければならんな。ええい、うっとおしい。おーい、そこのアンドロイド!こいつを娯楽室にぶち込んでおけ!」

ソクラテス船長に邪険に蹴り飛ばされた由梨香は、呼ばれたアンドロイドに捕まえられて娯楽室へ連れていかれた。娯楽室では、生体ダッチワイフの亜希子と生体ダッチハズバントの憲昭がいつものようにセックスしている最中だった。

「お願いします。由梨香をいじめてください」

「???」

由梨香は二人にも懇願したが、脳を改造されている二人には何のことか理解できずにキョトンとしていた。

 

第14話、動物園で飼育される女子大生(その2

 

20歳の女子大生、阿部理沙がネオガイア星の首都にある動物園で飼育され始めてから約半年が過ぎていた。最初は珍しい地球人を一目見ようと、連日大勢の見物客が押し寄せていたが、どんなに珍しい動物でもやがては飽きられてしまう。今では、めっきり、入園者数も落ち込み、平日などは特に動物園はガラガラの状態であった。4畳半程の檻に全裸で閉じ込められている理沙は最近あせっていた。理沙の場合、餌は全て見物客から貰わなければならない。愛嬌のある、ネオガイア星原産の小型の猿やアシカに似た動物達と同じように、動物園側の見物客へのサービスとして、何か芸を見せて、餌が貰えるようにアピールしなければならない仕組みになっている。理沙の飼育されている檻のすぐ側にはバナナやオレンジなど、理沙用の餌を売っている売店があり、理沙が何か食物を口にするためには、見物客にそこで餌を買ってもらって、自分の檻の中に投げこんで貰わなければならない。最近、入園者数が減ったことに加えて、動物園の経営状態の悪化しており、どうやら、売店で売っている餌代がこのところ値上げされているらしい。理沙はその日もお腹を減らしており、檻の前を通りがかったネオガイア星人の親子連れに必死にアピールした。

「ねえ、あたしが、この動物園で人気ナンバーワンの地球人、アベ・リサよ。とっても、お腹すいてるの、何か餌をくださらない?」

母親が無視しようとしたが、子供が袖を引っ張ってせがんだ。仕方なく母親は傍の売店でピーナッツを1袋買って子供に渡した。

「それっ、全部、口で受けとってみろ!1つでも落としたら、もうあげないぞ」

子供はそういって、ピーナッツを一つづつ無造作に、理沙の檻の鉄格子の間から投げ込み始めた。理沙は必死に口を開け、次々に飛んでくるピーナッツを上手に口の中に受け止めた。ここ半年の動物園生活で、かなり訓練されていたのだ。しかし、8個目でとうとう落としてしまった。

「あっ!落としたな。もうあーげないっと」

子供は無邪気にそう言うと、残りのピーナッツを持って斜め向かいの小型猿の檻に行ってしまった。理沙は空腹と惨めさに涙を流しそうになった。

 

次に通りがかったのはネイガイア星人の若いカップルだった。餌が欲しいと必死にアピールする理沙に興味を持った彼氏の方がオレンジとバナナを買ってきて、まず、オレンジを理沙の檻の鉄格子から、1メートルぐらい離れた地面に置いた。

「そんなに欲しけりゃ手を伸ばして取ってみろよ」

と、彼氏が意地悪気に言った。理沙は懸命にオレンジを取ろうと鉄格子の間から右手を伸ばした。そして、なんとかオレンジを掴んだと思った瞬間に、彼氏が靴の裏で理沙の右手の掌をおもいっきり踏みにじった。

「痛あいっ!やめてええ!」

理沙が泣きながら悲鳴を上げた。しかし、彼氏は靴をどかそうとはせず、更に体重をかけて踏みつけた。理沙はあまりの痛みに掌の骨が砕けるのではないかと恐怖を感じたが、つかんだオレンジは離さなかった。ようやく、彼氏が足をどけた時、理沙の掌は靴の底の滑り止めの模様に擦り剥け、ひどい内出血をおこして紫色になっていた。それでも理沙はようやく手に入れた、オレンジを、強く握り締めていたためにグシャグシャに潰れていたが、泣きながら貪り食った。

「何で、こんなひどいことするの…」

食べながら泣き言をつぶやく理沙を、ネオガイア星人のカップルは高らかに嘲笑った。

「地球人ってのは、心底意地汚いんだな。そんなに欲しけりゃ、このバナナもやるよ。ただし、手じゃなくて、お前の汚いオマンコで受け取るんだぞ」

彼氏が理沙の檻の方に皮を剥かないままでバナナを突き出した。理沙は食べかけていたオレンジをあわてて飲み込むと泣きじゃくりながらも、鉄格子を挟んで彼氏の前に立ち、両脚を大きく広げて、ピンク色のオマンコをさらけだし、出来る限り、鉄格子の外に越しを突き出した。彼氏は目を輝かせると、皮を剥いていないバナナを理沙のオマンコに右手でグリグリとねじ込んだ。3分の2ぐらいが挿入されると、彼氏が意地悪く言った。

「おい、バナナが欲しけりゃ、お前のオマンコの力でねじ切ってみろ。そしたら、くれてやる」

理沙はオマンコにありったけの力を注いでバナナを締め上げた。もし、バナナの皮が剥かれていたなら、ねじ切ることは出来ただろう。しかし、いかに理沙がりきんでも皮ごとバナナをオマンコの力でねじ切ることは出来なかった。

「なにやってるんだ、役立たず!こんなことも出来ないのか。地球人のオマンコってのはただのクサレマンコなのか?」

彼氏が罵倒すると、彼女の方も軽蔑したように、理沙に唾を吐きかけた。

「ほんっと、地球人ってどうしようもない下等動物なのね!」

「あーあ、つまんねえ。もういいよ、このバナナはやるよ。じゃあな、ウスノロ地球人」

急に興味を失ったらしいカップルは、バナナを理沙のオマンコに突き刺したまま立ち去っていった。理沙は悔しさと情けなさに泣きながら、自分のオマンコからバナナを抜いて、オマンコ汁の染み込んだ皮を剥くと、一人寂しげにバナナを食べた。

 

第15話、殺人クイズショー

 

拷問研究所のピタゴラス博士の元で捕らえられていた聖愛女子学院の5人の女子高生のうち、2人はピタゴラス博士の手で想像を絶する酷い拷問を受けた。残りの3人は本国からの要請で、手付かずのまま、ネオガイア星へと送られることになった。冷凍冬眠状態で他の荷物と一緒に自動操縦の無人貨物船でネオガイア星へと到着した3人は、解凍処置を受けると、首都メガポリスの誇る、大闘技場へと送られた。闘技場は既に数千人の観客で埋め尽くされており、血生臭いショーが始まるのを、騒がしいざわめきと、むんむんする熱気に包まれて待ち焦がれていた。ネオガイア星人は長年、他の宇宙生物に虐げられてきたために、その裏返しで残虐な事が大好きなのだ。3人のセーラー服姿の女子高生が闘技場に姿を現すと、大歓声が沸き起こった。

「只今より、わがネオガイア星人発祥の地、地球の再発見を記念して、盛大なる式典を執り行います。なお、スポンサーは、より良い明日の宇宙を創造するソロンコンツェルンでお届けいたします。」

舞台に立った司会者がスピーカーを通して進行を始めた。この模様は超高速亜空間通信を使って全てのネオガイア星人の居住惑星へとテレビ中継されている。

「ではまず、メインイベントの前に殺人クイズショーでお楽しみください。回答者はこの方です」

3人の女子高生のうちの1人が屈強なアシスタントの男達に引きづられて舞台の上にあげられた。そして、セーラー服姿のまま、舞台中央の貼り付け台に、大の字で金属ベルトによって固定された。司会者がその、身動きの取れない女子高生の口元にマイクを近づけて尋ねた。

「お名前とお歳をどうぞ」

「安藤香澄、17歳です」

香澄はこれから何が始まるのか、訳が判らなかったが、宇宙人に逆らうと怖いのでとりあえず素直に答えた。

 

「では最初の問題です。ネオガイア星の山岳地帯に生息する野生動物、通称、イボイノシシの足は全部で何本?」

司会者が出題した。香澄は全く判らなかったが勘で答えることにした。

4本」

「残念!正解は6本です。このクイズでは、1問、間違えるごとに、解答者は一本づつ手足を切断されます」

「ええっ!」

驚いた香澄が意義を唱える間もなく、アシスタントの男がレーザーサーベルをふりかざすと、鮮やかな腕前で香澄の左腕を肩の付け根からスッパリと切断した。

「きゃああ!」

香澄の口から絶叫がほとばしり、切断された傷口から血が噴出した。すかさず、別のアシスタントの美女が焼きごてを切断面にあてて止血する。痛みのあまり、香澄は気を失ったが、すぐに、クイズを続けるために電気鞭を浴びせられ、強制的に起こされた。

2問目です。今度は簡単な問題です。ネオガイア星の子供が小学校に行くのは何歳から?」

激痛のあまり、香澄はまともに考えることが出来なかった。

「しっ、知らないわよっ!そんなもの!」

「残念!時間切れです」

男のアシスタントが今度は香澄の左脚を太腿の付け根からレーザーサーベルでスッパリと切断した。香澄は再び絶叫と供に気絶し、観客席からは一斉に歓声があがる。3問目、4問目は同じことの繰り返しだった。香澄は1問も答えることの出来ないまま、両腕と両脚を全て失った。

「地球人の香澄さんはまだ、1問も正解しておりません。観客の皆さんも応援しているんで、もう少し、頑張ってくださいね。では、5問目です。この問題を間違えますと解答者は首を切断されます。いいですか?」

いい筈はなかったが、香澄にはもはや、司会者の言葉が聞こえていなかった。激痛と恐怖に顔を真っ赤にして泣き喚き、芋虫のようになった体を必死に悶えさせていた。

「今度のはサービス問題です。香澄さん、よく聞いてくださいね。地球人の顔面で目がついている位置は、鼻より上か下かどちらでしょう?…2択です、慎重に答えてください。」

「あ、あたしの手と足があああ・・痛いよう!助けてえ!お願い!殺さないでえええ!」

出題する司会者の話も聞かず、ひたすら香澄が泣き喚いている間に制限時間が過ぎた。

「残念!時間切れです。この問題が、文字通り解答者にとってファイナルアンサーとなりました!」

アシスタントのレーザーサーベルが一閃し、恐怖に目を見開いた香澄の首がドサリと地面に転がり落ちた。スタジアムは、その光景を見た数千人の観客の大歓声に包まれた。これが、聖愛女学院2年生、安藤香澄の17年間の短い人生の最後だった。

 

第16話、殺人決闘ショー

 

前座の殺人クイズショーが終わると、バラバラになった香澄の死体はアシスタント達によって手早く片付けられた。舞台の上に大量に流された香澄の血も洗い流され、メインイベントである殺人決闘ショーの準備が進められた。決闘のするのはもちろん残った聖愛女学院の2人の女子高生である。2人はセーラー服姿のまま、無理やりステージの上にあげられ、それぞれ金属の首輪をはめられた。2人の首輪の間には長さ2メートルほどの鎖が繋げられている。これで、お互いに離れて逃げることは出来ない。そして武器として、長さ1メートルほどの鉄パイプが1本づつ手渡された。只今より、ショーとして、どちらか一方が死ぬまで戦わされるのだ。準備が整うと、司会者が安全な、少し離れた場所からマイクを向けて尋ねた。

「名前とお年を言ってください。」

「村上琴美、16歳です」

「大河原真希子、18歳」

二人の顔は恐怖に強張っていた。ちなみに村上琴美は、聖愛女学院では、茶道部1年生。大河原真希子は女子柔道部3年生のキャプテンである。真希子の方が体格も一回り大きい。

「さあ、只今よりこの二人にステージの上で死力を尽くして、戦ってもらいます。制限時間はなし。勝負はどちらか一方が死ぬまで続けられます。なお、この戦いの勝者には当闘技場より素晴らしいプレゼントが用意されています。」

二人の女子高生はアシスタントにうながされ、鉄パイプを構えてお互いに向かいあった。二人ともガクガクと震えている。殺し合いなんて出来るはずもない。

「それでは、試合開始!」

司会者の合図と供に、ゴングが鳴り響き闘技場は数千人の観客の熱狂的な大歓声に包まれた。

 

最初、二人の女子高生は鉄パイプを構えて向かい合ったまま、震えて動くことが出来なかった。

「なにやってるんだ。早く始めろ!

観客から罵声が飛び、アシスタントにせかされて、ようやく二人は、鉄パイプでたどたどしく打ち合いをはじめた。

「なめてんのか。真剣にやらないと、二人とも死んでもらうぞ」

業を煮やしたディレクターが怒鳴った。二人の女子高生はお互いに何の恨みもなかったが、しばらくたどたどしく、鉄パイプを振り回しているうちに偶然、琴美が突きを真希子の脇腹に食らわせた。鋭い痛みが走り真希子が逆上した。顔を真っ赤にした女子柔道部キャプテンの真希子は鉄パイプを投げ捨てると、琴美の懐に飛び込み、セーラー服の胸元を両手で掴んで、足を引っ掛け、柔道の技で琴美の体を投げ飛ばした。茶道部1年生の琴美が受身を取れるはずもない。琴美は、背中から地面に叩き付けられ、打ち付けられた衝撃で、横隔膜が麻痺し、一時的に呼吸が出来なくなった。逆上している真希子は、仰向けに倒れたまま起き上がれない琴美に馬乗りになると、顔に容赦のないパンチを浴びせ始めた。琴美は口の中が切れ、ひしゃげた鼻からは鼻血が噴出し、たちまち顔が腫上がった。

(殺される!)

と琴美は朦朧とする意識の中で思った。その思いが突然、琴美の意識に、激しい恐怖と怒りを呼び覚まし、火事場の馬鹿力を発揮させることになった。琴美は必死に両手を伸ばし、馬乗りになって自分を殴り続けている真希子の顔面をつかんだ。そして手探りで真希子の右目に親指を突っ込んだ。

「ぎゃあああ!」

恐ろしい悲鳴を上げて真希子が顔を抑えて立ち上がり、琴美から離れた。右目が完全に潰れ、血が顔面を抑えた手の間から大量に流れ出していた。今度は真希子がのたうちまわる番だった。琴美はよろよろと立ち上がり、鉄パイプを拾い上げると、あまりの苦痛に周りの状況が見えなくなった真希子の体を滅多打ちにした。その光景を見て観客席から、一際高く歓声が上がる。

「そこだ!やっちまえ!」

「いいぞ。殺せ!殺せ!」

大柄な真希子は撃たれるままに体を丸め、それでもなんとか立っていたのは、さすが柔道部キャプテンというべきか。

「ぐげえっ」

撃たれる度に真希子の口からうめき声が漏れ続けた。真希子の体中のあばら骨が折れ、手や足の骨にひびが入った。

このまま、休むことなく鉄パイプを打ち続ければ琴美の逆転勝利は間違いなかった。しかし、茶道部一年生の琴美には、一時の怒りと恐怖で得た瞬発力を継続するだけの、体力と気力がなかった。やがて、気力が萎えた琴美の、鉄パイプを撃つ手が止まった。滅多打ちから解放された真希子はしばらく、苦痛のあまり動けなかったが、やがて、柔道部キャプテンの威信をこめて、最後の力を振り絞った決死の反撃に出た。真希子は二人の首輪をつないでいる鎖をたわめて、再び打ってきた琴美の手に持つ鉄パイプを受け流すと、そのまま鎖で絡め取った。そして、鎖を鉄パイプごと投げ捨てると、空いた両手で琴美の右腕をつかまえ、体中の痛みをこらえて、見事な一本背負いを喰らわせた。

「ぐぎゃああ!」

コンクリートの地面に背中から叩きつけられた琴美は背骨の骨が砕け、もう二度と起き上がることはなかった。

「止めを指せ」

ディレクターに合図されて、真希子は地面に転がっている鉄パイプを拾い上げると渾身の力を込めて琴美の顔面に振り下ろした。グシャッと音がして琴美の顔が潰れ、痙攣しながら琴美は息絶えた。

「勝利者、大河原真希子!」

司会者が宣言し、闘技場は大歓声に包まれた。

 

試合が終わると真希子はステージの脇でしばしの休息を与えられた。しかし、決闘で受けた傷の手当はされなかった。潰された右目からは血が流れ続け、体中の打撲傷と、折れたり、ひびが入ったりしている骨は、真希子に激痛をもたらしていた。真希子が苦痛にさいなまれながら休んでいる間に、ステージには巨大な鉄の檻が運び込まれてきた。やがて真希子は再びステージに引っ張り出された。

「勝利者の大河原真希子さんには、当闘技場よりのプレゼントといたしまして、地獄の番犬ケルベロスと戦う権利が与えられます」

マイクを持った司会者が観客席に向かって言った。闘技場の控え室からアンドロイドアシスタント達が、鎖でつながれた、巨大な犬を取り囲むようにして連れてきた。そして只今設置された巨大な鉄の檻の中へ入れた。その猛犬はネオガイア星のバイオテクノロジーが生みだした合成生物で、全身が真っ黒の体長は、2メートル以上あり、1つの胴体に3つの頭のある、地球のドーベルマンに似た風貌をしていた。3つの頭部の口からは鋭い牙がのぞき、ヨダレがダラダラと垂れてハアハアと激しく息をしている。真希子は残った左目でその姿を見て恐怖に叫んだ。

「いやっ!いやよっ、助けて。噛み殺されるわっ!」

暴れて逃げようとする真希子はアシスタントの男達に押さえつけられ無理矢理ケルベロスの待ち構える檻の中に放り込まれた。武器は先程と同じく、長さ1メートルの鉄パイプだけである。

「はたして勝利者、大河原真希子は地獄の番犬ケルベロスを倒すことが出来るか?それではいよいよ試合開始です」

司会者が宣言して、試合開始のゴングが鳴った。

「ひいいっ、いやああ!」

真希子は叫び声をあげると、ケルベロスのいる方と反対側の鉄格子に張り付いた。その姿を追って、アンドロイドの手に持った鎖から解き放たれたケルベロスは鋭い牙と爪をむき出しにして、まっしぐらに真希子に飛び掛った。

 

真希子は逃げ場がないと悟ると、飛び掛ってきたケルベロスの真ん中の頭に鉄パイプを振り下ろした。鉄パイプはケルベロスの真ん中の頭を直撃したが、後の2つの頭が何の痛みも感じておらず、突進は止まらなかった。ケルベロスの爪が真希子のセーラー服を切り裂き、右側の頭が真希子の左腕の上腕部に食いついた。一方、左側の頭は真希子の右の乳房をセーラー服の上から噛み千切る。

「きゃあああっ!」

真希子は思わず、右手に持っていた鉄パイプを取り落とした。そして、右手で何とか噛み付いているケルベロスを振り払おうとしたが無駄だった。ケルベロスは格闘の末、真希子の左腕を上腕部から食い千切るとようやく離れた。血まみれになった真希子の目の前でケルベロスは、今引き千切った真希子の左腕と右の乳房を、それぞれの左右の頭でヨダレを垂らしながら、うまそうに貪り食った。その光景を見て、真希子は出血と苦痛とショックで卒倒しそうになったが、柔道部キャプテンの意地がある真希子は、かろうじて倒れずに踏ん張った。先ほどの琴美との戦いから、絶え間ない激痛にさいなまれ、痛みに対して慣れてきていたからかもしれない。獰猛な3つの頭のうち、最初に鉄パイプを叩き込まれ、何も獲物にありついていない、ケルベロスの真ん中の頭だけが不満そうに真希子をにらんでいる。もはや片腕を失った真希子は得意の柔道の技を使うことも出来ない。追い詰められた真希子に残された勝機は、足技でケルベロスをどうにか蹴り倒すことだけだった。やがて、食い千切った真希子の肉を、全て食べ終わったケルベロスは再び新たな肉を求めて、真希子に飛び掛ってきた。真希子は、まさにそのタイミングを見計らってケルベロスに足払いをかけると、ひっくり返ったケルベロスの下腹に右足で思いっきり蹴りを入れた。真希子の蹴りは見事にケルベロスの股間を直撃し3本のペニスにの根元についている6つの玉袋をグシャリと潰した。

「キャン!キャン!キャーン!」

とてつもない痛みに地獄の番犬ケルベロスは情けない声で鳴きながら地面をのた打ち回った。真希子は残った右手で鉄パイプを拾い上げるとケルベロスを滅多打ちにした。茶道部の琴美とは違い、数々の大会を勝ち進んだことのある、柔道部キャプテンの真希子は、最後の逆転のチャンスであるこの機会に手をゆるめることはなかった。大量に出血し意識を朦朧とさせながらも数十回の鉄パイプによる連打をケルベロスに浴びせ、とうとう、ケルベロスの3つの頭は完全に機能を停止し、死んだ。

「おーっと、これは意外です。ケルベロスが倒されました」

司会者が声高に叫び、観客がどよめき立った。真希子は歓声を聞きながら、精魂を使い果たして気を失い、その場に崩れ落ちた。

 

第17話 デパートガール、オナニー地獄

 

宇宙拷問研究所のピタゴラス博士は、新しい実験材料を手に入れていた。有名デパートの高級家具売り場に勤める25歳のデパートガールである。名前は大杉瞳と言った。デパートの売り場から瞬間物質転送機で拉致された瞳は、ピタゴラス博士によって、金属製の首輪を付けられた。

「これがなんだかわかるかね?」

ピタゴラス博士は意地悪気に抵抗が出来ない瞳に尋ねた。瞳は首を横に振った。

「この首輪には爆弾が仕掛けられている。一旦スイッチを入れるともう2度と止めることは出来ない。ただし、爆発まで15分間の余裕が与えられる。その間にお前が性的絶頂を極めると、時限装置が脳波を感知して更に爆発が15分間延長されるような仕掛けになっている。つまりだな、死にたくなければ15分間に1回の割合で、永久にオナニーし続けなければならんということだ」

ピタゴラス博士は、さらに瞳に銀色の金属でできた腕時計を渡した。

「その腕時計は爆弾の時限装置に連動している。爆発のタイムリミットを教えてくれるようになっている。どうだ、親切だろう。ちなみに1日に5時間だけ眠る時間をやろう。その間は時限装置が自動的に止まるようになっている。」

「ちょっと待って。あなた達は何者なの?」

瞳は抗議しようとしたがピタゴラス博士は軽く受け流した。

「我々はただの拷問好きの宇宙人さ。そら、今、爆弾のスイッチが入ったぞ。死にたくなければさっさとオナニーを始めるんだな」

「ひいっ!」

瞳はとりあえずオナニーするしかなかった。オーシャンブルーのデパートの制服のスカートに右手を入れると、パンティの中のクリトリスに指をはわし、いつも一人でやっているようにマッサージを始めた。

「あうっ、あううう」

最初の一回は難なく10分ほどで絶頂を極めることが出来た。しかし、絶頂を極めるとすぐに、腕時計のタイマーの残り時間が15分にリセットされ、再びカウントダウンを始める。瞳は死にたくなければ、続けてオナニーするしかなかった。

 

瞳は死にたくない一心で23回とオナニーを続けた。右手でクリトリスをマッサージし続け、左手でブラウスのボタンを外して胸元に手を入れ乳房を揉みしだく。確かに1度絶頂を極めればタイマーは元の状態にリセットされるのだが、何度リセットさせても残り時間が延長されるだけで永遠にカウントダウンは止まらないのだ。3時間が過ぎたころ、瞳は憔悴しきっていた。クリトリスはもはや感覚が麻痺しており、瞳は右手の指を膣内やアナルに入れて快感を求めなければならなかった。それでも、なんとか15分以内にイクというノルマはなんとかクリアしていた。

「ああっ、ううう…い、いったい、いつまで続ければいいの?」

汗だくになって喘ぎながら瞳がピタゴラス博士に尋ねた。ピタゴラス博士はそんな瞳の様子を横目で見ながら椅子に腰掛けて、涼しげにジュースを飲んでいた。

「もちろん、永久にだよ。心配するな。食事は運んでやるから。ただ、食事と排泄の間もタイマーは止まらないから、オナニーしながらするんだぞ。」

「ひいいっ、もう、許して!」

瞳の哀願に、ピタゴラス博士は薄ら笑いを浮かべるだけだった。さらに7時間が経過した。瞳は右手をアナルと膣に突っ込んでオナニーしながら、左手で運ばれてきた粥状の宇宙食を鷲掴みにして食べた。オシッコとウンチもオナニーの手を止めることなく拷問室の片隅にあるエアー吸引式のトイレですませた。長時間にわたる摩擦で、瞳のオマンコと肛門は赤く爛れ、疲労の蓄積で意識も朦朧としていた。ここしばらく、何度も15分のタイムリミットをオーバーしそうになるのをギリギリでクリアしていた。

「実験体、がんばっているな。差し入れだよ。」

ピタゴラス博士がオナニーを続ける瞳の傍らに置いたのは数本の栄養ドリンクと、特大のペニスの形をしたゴム状のバイブレーターだった。

「俺って、なんて優しいんだろうなあ」

瞳は息も絶え絶えになっていたが、左手で栄養ドリンクのフタを開けて飲むと、少し元気になったようだった。そして、気を取り直すと、汗とオマンコ汁でグチョグチョになっている膣に、特大のバイブレーターを根元までズッポリと挿入させ、スイッチを入れた。

「おおおっ!気持ちいいーっ!」

バイブレーターの振動が、手淫でのオナニーに疲れ果てた瞳の体に再び命を吹きこんだ。

 

瞳の今までの人生の中で最も長かった一日が終わった。時限爆弾のタイマーが一時的に止まり、次に動き出すまで、5時間の猶予を与えられた。それと同時に、瞳は力尽きて、オマンコに特大のバイブレーターを突き刺したまま、ぐったりとして眠りに落ちた。オーシャンブルーのデパートの制服と下着は汗と皺でグシャグシャになっており、今まで乳房をもんでいた胸元と、バイブレーターが振動していた股間がはだけられている。体中が汗でベトついていたが風呂に入る気力と時間は瞳にはなかった。ちなみに昨日までの瞳のオナニーの平均ペースは週5回だった。多い時でも12回以上はしたことがない。それが今日は自分の命を掛けて、合計なんと67回もイッたのだ。一日中、摩擦されていたオマンコとアナルは赤く擦り剥け、ほとんど感覚がなくなっていた。やがて、睡眠時間の5時間が過ぎ、腕時計のタイマーがアラームとともに再び動き出した。

「おい!起きろ。休憩時間は終わりだ」

ピタゴラス博士が胸と股間の衣服をはだけて眠ったまま、起きようとしない瞳の脇腹を蹴った。昨日の想像を絶する疲労のあまり、瞳はなかなか目を覚ますことができない。ようやく眠い目をこすって意識を取り戻したときはすでに時限爆弾のタイマーは10分をきっていた。

「ひいっ!」

瞳は切迫した事態に気付くと慌てて股間に差し込まれたままになっていたバイブレーターのスイッチを入れた。

「あううっ!」

今日も命がけでオナニーにふける瞳の長い一日が始まったのだった。

 

有名デパートの美人販売員、瞳が宇宙人に拉致され、首に爆弾を巻かれて、強制的にオナニーを始めさせられてから3日が過ぎた。瞳のオマンコとアナルは赤黒く腫上がり、ちょっと触っても痛かったが、命がかかっているのでオナニーをやめることは出来なかった。瞳の姿は、誘拐された時の着のみ着のままで、着替えもなく、風呂にも入っていなかったため、髪の毛はほつれ、全身から、大量にかいた汗のため、すっぱい臭いがただよっていた。美しい顔はげっそりとやつれ、体重もこの3日間でかなり減ったようだ。瞳は自分の命を守るためにオナニーを続けながら、半分気が狂いかけていた。

「お前を地球に戻すことにしたよ」

ある時、ピタゴラス博士が瞳に言った。

「ほ、本当ですか・・」

オマンコをさすりながら、うつろな表情で瞳は聞きかえした。

「ああ、ただし、首輪の爆弾は付けたままでな」

瞳は30分後、瞬間物質転送機で、元いた勤務先のデパートの高級家具売り場へと戻された。3日ぶりに突然現れた瞳に、売り場の従業員達は目を丸くした。瞳は事情を説明する間もなく、腕時計の時限爆弾のタイマーに目をやった。オナニーの途中で転送されたため、すでに残り7分を切っている。

(どこか、オナニーできる場所を探さなくちゃ・・)

瞳は走り出し、最短距離で従業員用のトイレに駆け込んだ。個室の鍵を閉めると、ヒリヒリするオマンコを必死で擦り始める。何とか、のこり15秒の時点でぎりぎりイクことができた。しかし、リセットされたタイマーは再びカウントダウンを始める。瞳は恐ろしいことに気が付いた。

(ここから出る事ができないわ)

それどころか、食事はどうするのか。オナニーしながら買出しに行く訳にもいかない。これから、どうしていいか判らず、瞳はそれから約2時間、とりあえず、15分に一度絶頂に達するようにオナニーしながらデパートの従業員トイレにこもっていた。

 

長い時間が過ぎ、やがて清掃員の中年の女性が従業員用トイレの個室からもれてくる喘ぎ声をあやしんで、ドアの外からおそるおそる声を掛けてきた。

「誰かいるんですか?具合でも悪いんですか?」

「あっ、あっ、ああっ」                   

瞳はオナニーの手を止めることは出来なかったが喘ぎながら、考えた。

(いつまでも、こうしている訳にはいかないわ。助けを呼ばなくちゃ)

意を決して叫んだ。

「首に爆弾を巻かれているんです!お願い、警察を呼んで下さい!」

清掃員の女性はしばらく戸惑っていたが、上司に相談するために駆け足で去っていった。そして約1時間後、瞳のこもっているトイレに大勢の警官と爆発物処理班がやってきた。瞳は個室の中から、警察に事情を話した。

「…というわけで、オナニーをやめると爆発するんです!」

警官達は宇宙人の話は信じていないようだったが、トイレの個室から自分で、オナニーをしながら出てきた瞳の、首に巻きつけられている首輪を念入りに調べた。しかし、宇宙人の技術で作られた銀色の金属の首輪が、本物の爆弾かどうか、爆発物処理班のプロフェッショナルにも判断できないようだった。しばらく、警官達は目の前で一時も休むことなく腫上がったオマンコとアナルを擦り続けている瞳を、取り囲んでどうしたものかと困っていたが結局、その場では首輪をはずすことも爆弾を解除することも出来なかった。

「ねえ。早く何とかしてよ!」

恥ずかしさを通り越して、怒り出した瞳に、爆発物処理班の指揮官がなだめるように言った。

「とりあえず、警察病院に移送します。そこで対策を考えましょう」

瞳はタンカに乗せられ、デパートから連れ出された。もちろん、その間も手を休めずにイキ続けなければならない。デパートの外には大勢の野次馬と、あわてて飛んできた報道陣も待ち構えていたが、オナニーをやめることの出来ない瞳は、股を広げてタンカに乗ったまま、全員に腫上がったオマンコをさらすことになった。瞳は爆発物処理の特別車両で警察病院に運ばれた。そして、一般の病棟とは別の、敷地の奥にある隔離病棟に閉じ込められた。

「万が一爆発した場合、他の人間に被害が及ぶと困りますので隔離させていただきます。」

「いいけど、いつになったら外してくれるの?」

その後、大勢の爆弾の専門家が呼ばれ、入れ替わり立ち代り、首輪の爆弾を解除しようとした。しかし、ネオガイア星の技術で作られた首輪は、地球人の技術で外せるはずもなかった。警察は爆弾を身に付けたままの瞳を外に出すわけにも行かず、仕方なく隔離したまま、最低限の食事と身の回りの世話だけを、警察病院にまかせて、そのまま放置することに決定した。

 

第18話 宇宙母艦オリンポス

 

「船長!大型の宇宙船が接近しています」

宇宙調査船の通信士であるアリストテレスが報告した。ソクラテス船長はあわてなかった。

「宇宙科学技術省の大型母艦オリンポスだろう。今日、到着することは聞いている」

「識別信号をキャッチしました。そのとおりです」

大型母艦オリンポスは全長1キロメートル、幅500メートルの卵型をした宇宙船である。乗員は男性600人、女性400人の合計1000人で、ネオガイア星宇宙科学省がほこる最大の宇宙母艦だ。任務は宇宙空間における大規模な実験と、実験に必要な軍事行動であるが、例のソロン財閥の共同出資で建造されたため、ネオガイア星の金持ち達の秘密の娯楽施設としても使用されている。事実、乗組員の一部は宇宙科学技術省の仕事とは全く関係のなく、船内での訪問する金持ち相手のサービス業のみに従事する民間人である。今回、大型母艦オリンポスが地球に来たのは、地球人に気付かれず、地球上に出先機関となる秘密基地を建設するためであった。先行していた、ソクラテス船長の調査船とピタゴラス博士の拷問研究船は、地球の衛星軌道上で母艦オリンポスにドッキングした。新しくやってきたオリンポスの総司令官ヘラクレスと、秘密基地建設コマンドの隊長であるペルセウスは、ソクラテス船長と会見し、地球の様子を事細かに聴衆した。そして、2時間後にはペルセウス隊長に率いられたコマンド部隊が地上に降下することとなった。

 

基地設営の降下地点に選ばれたのは日本列島の都市部にある、小さな産婦人科医院だった。ペルセウス隊長と5人のネオガイア星人の兵士は戦闘服に身を包み、機材を持って転送機によって送り出された。ソクラテス船長の調査船からは特別に試作戦闘用サイボーグの工藤明日香と四足サイボーグの中山健吾が参加している。コマンドが瞬間物質移送機で実体化した場所は産婦人科の待合室だった。まだ、朝が早く、診療時間が始まっていないため診察を受けに来ている外来客はおらず、いるのは医院長の男性医師と看護婦が5名、出産のために入院している女性が12名と、保育器に入った生まれたての赤ん坊が5名だった。看護婦達がいきなり現れた戦闘服姿の兵士を見て騒いだ。

「あんたたち、ここは病院なのよ!」

強気に抗議する看護婦もいたが、四足サイボーグの健吾と体中を機械化されたサイボーグ明日香の姿を見て悲鳴を上げた。

「きゃああ!ば、化け物!」

明日香と健吾は同じ地球人に、化け物呼ばわりされるような体に改造された、自分達の境遇がむしょうに悲しかった。兵士達は機敏に産婦人科の出入り口を封鎖し、看護婦と院長を拘束すると、持って来た機材で大型転送機を組み立てにかかった。30分後転送機が完成すると、そこからさらに多くの、衛星軌道上の母艦から送り出された機材や人員が吐き出された。調査船の女性解剖医アテナとビーナスも第2陣でやって来た。工作機械とアンドロイド達が病院の地下に秘密基地を作るために掘削を始めている間に、アテナとビーナスは運び込まれたネオガイア星の医療器具を使って、拘束した医師や看護婦を一人づつ手術台に乗せ、脳外科手術を始めた。そこに居合わせた全員の脳に小型コンピューターを埋め込んで操り人形にするのだ。秘密を守るために赤ん坊をのぞいた、入院中の女性も全て処置を受けた。一日後、産婦人科医院の地下には巨大なネオガイア星人の秘密基地が完成し、転送機によって自由に衛星軌道上の宇宙船と行き来できるようになった。産婦人科は一日臨時休業しただけで、何事もなかったかのように、翌日、診療を再開した。ただし、医師と看護婦全員が、ネオガイア星人の生ける操り人形となっていたが・・

 

産婦人科医院の地下に建設された秘密基地の指揮官ペルセウスは上機嫌だった。作戦は何の支障もなく完了し、あっという間に地下基地は完成したのだ。カモフラージュの産婦人科医院は脳に小型コンピューターを埋め込まれた医師と看護婦によって普段どおり運営されている。もし、この基地が地球人に発見され、地球の警察なり軍隊なりが攻めてきても、エネルギーバリアを張ってしまえば、例え核ミサイルを打ち込まれてもビクともしない。その間に悠々と物質転送機で衛星軌道上の母船へと逃げ戻ることが出来る。ペルセウスは指し当たって母船より次の指令が来るまでやることがなかった。仕方なく、操り人形にした、地球人の看護婦を呼びつけて、セックスに励むことにした。ペルセウスは若くて美人だった三人の看護婦の脳内コンピューターに指示を送り、地下基地の自分のプライベートルームに降りてこさせた。看護婦は美人の順に、圭子24歳、秋穂27歳、知里22歳だった。ペルセウスは3人に全裸になるように指示すると自分も全裸になり圭子にチンポをしゃぶるように命令した。脳内コンピューターは無条件にネオガイア星人の上官の命令を聞くようにプログラムされている。圭子は頭の中からの指示に逆らえず、ペルセウスの前にひざまづくと、チンポを口に含み、しゃぶり始めた。看護婦達の脳に埋め込まれているのは安物のコンピューターで、ダッチワイフ用のものではないため、フェラチオのテクニックやその他のセックステクニックまではプログラムされていない。つまり圭子は大まかに脳内コンピューターに指示されたことを自分自身の経験を生かして実行していかなければならない。圭子はあまり男性経験がなかったため、フェラチオもあまりうまくなかった。

「ヘタクソめ。もういい、お前は肛門でも舐めてろ」

ペルセウスはしびれを切らして、圭子の顔をチンポから引き離すと後ろ側へ回らせ、肛門を舐めさせた。代わりにチンポは少し若い知里に咥えさせた。知里は圭子より年が若い割には舌使いが上手だった。

「お前、何を一人でボーッと突っ立ってるんだ。お前もサービスしろ」

ペルセウスは指示がないまま、待機して立っていた秋穂を叱咤すると首から胸にかけての上半身を舐めるように指示した。

「いいぞ、その調子だ・・」

ペルセウスは3人の看護婦に全身を舐めさせて上機嫌だった。その後ペルセウスは3人をかわるがわる、心ゆくまで様々な体位で犯した。もちろん、一人に挿入している間は残りの二人がペルセウスの体を愛撫したり、舌で舐めたりしてサポートするのだ。ペルセウスは長い宇宙飛行で溜まっていた精液を、何度も看護婦の体内に放出しながら、地球に来てよかったと心から思った。

 

橋爪沙耶香は証券会社に勤める28歳のOLだった。沙耶香は、最近、性病にかかったのではないかと一人で悩んでいた。ある日とうとう、あまりの性器の痒みに耐え切れず病院に行って診察してもらうことにした。沙耶香が訪れたのは勤め先の近所にある桃園産婦人科という、泌尿器科も併設している個人経営の小さな病院だった。沙耶香の診察に当たった男性医師はどことなくうつろな表情をしており、極端に口数が少なかった。医師は沙耶香の性器を念入りに調べた後、言った。

「病気ではありませんね。少しマスターベーションは控えたほうがよろしいでしょう。あまり汚い手で触らないようにして下さいね」

「はい…」

沙耶香は恥ずかしさのあまりうつむいた。つまり、オナニーのやり過ぎだと言われているのだ。ともあれ沙耶香は診察が終わったので、パンティをはきスカートを直して帰ろうとした。その時、診察室の奥から3人の銀色のスーツを着た白人が現れ、帰ろうとしている沙耶香の周りを取り囲んだ。

「なに、何なの?」

沙耶香は本能的に身の危険を感じたが、一人が素早く沙耶香の口を手で塞ぎ、残りの二人が沙耶香の体を両脇から抱えるようにして、診察室の奥へ引きずって行った。なぜかそこには古い本棚でカモフラージュされた地下へ降りる階段の入り口があった。沙耶香は声も出せないまま、薄暗い階段を通って病院の地下のある一室へ連れ込まれた。

「隊長ばっかり、ずるいよなあ。たまには俺達にも、いい思いさせてもらわなきゃあ、やってられないよ」

銀色のスーツを着た一人がブツブツと呟いていた。

「あ、あんた達、何者?」

ようやく、口が自由になった沙耶香が、恐る恐る尋ねた。

「俺たちは宇宙人さ。長い宇宙旅行で溜まっちゃってるのさ。あんたに処理してもらおうと思ってね」

彼らはずっと上の病院の診察室にカメラを仕掛け、地下室から美人の外来客が診察を受けに来るのをモニターで眺めながら、待っていたのだ。

 

「しゃぶれ」

どう見ても地球の白人にしか見えない宇宙人の一人が、銀色のズボンからチンポを取り出して沙耶香の鼻先に突き付けた。

(なにが宇宙人よ!バカバカしい。宇宙人だと名乗っている、ただのレイプ集団じゃないの!)

沙耶香はそう思ったが、逆らうと危険な事にはかわりないので、仕方なく、そそり立ったチンポを口に含んでしゃぶり始めた。その間に今度は別の男が、後ろから沙耶香のスカートをまくり上げパンティを引き摺り下ろして、バックスタイルでオマンコにチンポを挿入してきた。

「あ、痛いっ!」

前戯もなしにいきなり挿入されてオマンコに裂けるような痛みを感じた。

「うるせえ、お前のオマンコは黒ずんでるじゃないか。オナニーのやり過ぎだな」

無理矢理挿入した男は小馬鹿にするように言った。沙耶香は強姦している男の勝手な言い草にむしょうに腹が立った。三人のうち、最後に残った男は一人だけあぶれてしまって不満そうだった。

「俺も参加させてくれ」

そう言うと、バックスタイルで犯している男と沙耶香の間に割って入り、沙耶香のアナルに自分のチンポをねじ込んだ。3人は背中に覆いかぶさって、同じ向きに重なり合うような体勢になった。

「うぐうう!裂けちゃうう」

沙耶香はアナルセックスは始めてである。沙耶香の肛門が切れて血が流れ出した。しかし3人のネオガイア星人の兵士は沙耶香が泣いているのもお構いなしに、己の欲望を満たすために腰を振り続けた。それから3時間後、沙耶香は輪姦から解放された。沙耶香が、その後手術室へ運ばれ、宇宙人の秘密を守るために小型コンピューターを脳に埋め込まれたのは言うまでもない。沙耶香はネオガイア星人の生ける操り人形となって産婦人科を出て家路についた。

 

 

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